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挨拶
OP
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■試合の見どころ
K−1 WORLD MAX08年度2位のキシェンコと、3位の佐藤によるガチンコ対決。トップ選手同士による待ったなしの直接対決というだけでなく、ともに魔裟斗を苦しめダウンを奪った点が共通しているのも興味深い。さらに存在感を増し、来年のMAXへ繋げるのはどっちだ?
■試合経過
1R 両者ローを出し合いお互いの出方を探る。キシェンコは前蹴りも織り交ぜ佐藤をストップする。佐藤の足を払い転倒させるキシェンコ。キシェンコの右ローがよく当たっている。キシェンコはバックブローの奇襲から右アッパー、左フックと攻撃を繋ぐ。そこから攻め込まんとするキシェンコだが、佐藤は腕を前に伸ばしたガードで進入を防ぐ。キシェンコはローとパンチの繋ぎが早く、左フックが佐藤の顔面を襲う。佐藤は有効な攻撃、活路が見い出せていないか、やや攻めあぐねているかの印象。ラウンド終盤、キシェンコは佐藤をロープに詰めてパンチをまとめ、佐藤はロープを背負いながらもヒザ蹴りを返す。1Rの採点は3者10−10のイーブン。
2R 佐藤はローと前蹴りで出て行かんとするが、キシェンコは前蹴りで転倒させ、さらに佐藤が出てきても体をかわして佐藤をスリップダウンさせる。このラウンド、前進を強める佐藤。左右のロー、ヒザ蹴りと行き、左アウトローを決めるとキシェンコは嫌そうな表情を見せる。だが、キシェンコの左フックを受け佐藤は体をのけ反らせる。さらに右ストレートも追撃されて佐藤は動きが止まってしまう。右クロスでフィニッシュを狙うキシェンコだが、これは佐藤がブロック。佐藤はローを狙っていくが、腕のガードが落ちたところに右ストレートがヒット。またも大きくのけ反ってしまい印象が悪い。しかし、佐藤も右ストレートを伸ばして打ち合いに行き、徐々にキシェンコを下がらせていく。佐藤が前に出るとキシェンコはサイドステップで体をかわす。佐藤はワンツーアウトローに繋いでいく。2Rまでのポイントは2者が20−19でキシェンコ、1人が20−20でドローとなり最終ラウンドに突入となる。
3R 前に行く佐藤だが、前蹴りで転倒させられてしまい、この試合バランスの悪さが目立つ。佐藤はアウトローでキシェンコを攻め立てる。しかし、首相撲でフラれてしまい転倒。またもマットに倒れる。キシェンコは左アウトロー狙いの佐藤に右ストレートを突き刺す。だが、佐藤は右ストレート、左ボディフックを浴びてもタフさを見せ下がらない。両者消耗戦となる。だが、佐藤が前に来るところにキシェンコは右クロスを当ててストップする。佐藤は前蹴りからストレートを放っていくが、パンチの交換ではスピード・手数ともキシェンコに劣ってしまう。顔面前蹴り、跳びヒザなどを見せる佐藤だが、やや押され気味の印象を覆すことができず。
判定は30−29、29−29、29−28の2−0でキシェンコ。MAXトップファイター対決を制した。
■試合後のコメント
■キシェンコ「来年の課題は、K−1 MAXで1位になること」
コンニチハ、ミナサン。
――試合を終えての感想からお願いします。
満足な気分でいっぱいです。いい気分でニューイヤーを迎えることができそうです。佐藤は本当にいい選手です。ですが僕ら2人のうち、強いほうが勝ちました。
――佐藤選手とはMAXの決勝で会おうと約束していたそうですが
パンチをけっこう受けてしまうのは、彼のよくないところだと思う。つまり言いたいことは、佐藤は相手のペースにあわせてしまうんじゃないか。相手がパンチできたら、パンチにあわせてしまう。僕は佐藤のペースに入らなくて、彼が足を使うことは許さなかった。僕は僕の戦略を続けたと言えると思う。僕は佐藤のことをいつも尊敬していました。心情的にも、僕に近い人間だと思います。いま、以前以上に彼を尊敬しています。非常に忍耐強い、立派なファイターです。
(佐藤が登場、紙パックのお茶を渡して乾杯)
キシェンコ 佐藤、約束したよね。打ち上げで僕とロシアのウォッカで乾杯するって。
佐藤 試合が終わったら一週間は、飲まないことにしてるんだよ。
キシェンコ 大丈夫。ロシアのウォッカを飲めば、僕みたいになれるから。
佐藤 オマエみたいになりたくないよ(笑)。
――今日の試合が終わって、来年の課題はなんですか?
その前に、今年の課題がまだ終わっていないです。今年の課題は、いい形で今年を終わらせること。それから、とにかく家に帰って休みたい。来年の課題は、K−1 MAXで1位になることかな。07年は3位、08年は2位。2009年は1位になる。トレーニングをいっぱい積んで、その目標に向かいます。
――いま、佐藤選手と魔裟斗選手が戦ったらどちらが勝つと思いますか?
そうですね、こう答えましょう。魔裟斗は、佐藤からも私からも、ダウンをもらいました。そして、私と佐藤が3R戦って、ダウンはありませんでした。答えは皆さんで想像してください。
■佐藤「もっと自分自身を強くして、一番になりたい」
――まずは試合を振り返って感想をお願いします。
また、パンチでアゴをあげられちゃって、印象負けした感じですね。
――キシェンコの印象は、やってみてどうでしたか?
技の威力はありますよね。一発一発、パンチも重かったし。蹴りはけっこう軽くて、パンチにつなげるための技かなって。
――負けてしまいましたが、魔裟斗選手への道は遠のいたと思われますか?
うーん。自分が勝ちあがっていけば、いいだけなんで。うーん……そうですね。すぐやるとかじゃなくて、やらざるを得ない方向に自分が、勝ちあがっていけばいいだけなんで。でも今日、悔しいですね、負けたのは。悔しいです。
――来年へ向けての課題はありますか?
今年は2月のブアカーオ、ディレッキー、魔裟斗選手、キシェンコ選手とすごい相手とばかりやって来れたんで。挫折も多かったですけど、来年はそれが経験にかわると思うんで。気持ちを切り替えていくしかないですよね。落ち込んでたってしょうがないですから。悔しいですけど。もっともっと努力して、勝ち上がっていきます。
――試合が終わったら飲みにいくとおっしゃっていましたが
負けて行かないっていうのも変なんで、お茶を持っていったのは僕の気持ちです。負けたときは何もしゃべらないとかって、僕はプロだと思わないんで。別に、相手が憎くてやってるわけじゃないんで。全部、自分との戦いですからね。もっと自分自身を強くして、一番になりたいです。
――ありがとうございました。
ありがとうございました。来年も頑張ります。よろしくお願いします。
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