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戦極〜第三陣〜
日付 6月8日(日)
開始 17:00
会場 さいたまスーパーアリーナ
吉田が約2年ぶりの勝利、M・スミスから一本
藤田がまさかのTKO負け 三崎は判定で辛勝
吉田(左)がM・スミスを袈裟固めで下し、約2年ぶりの勝利【t.SAKUMA】
 3月の旗揚げから3大会目となる「戦極〜第三陣〜」が8日、日本総合格闘技の“聖地”さいたまスーパーアリーナで開催された。

 メーンには“黄金の柔道王”吉田秀彦が登場。エースの期待を受けながら旗揚げ戦ではジョシュ・バーネットに一本負けを喫したが、“伝説のキック王者”モーリス・スミスを相手に迎え、失地回復の戦いに挑んだ。
 試合が始まるや組み付きに対する対策か、スミスはサウスポーに構えて懐を深くする。吉田は打ち合いを宣言していたものの、一度ハイキックを繰り出すと後はタックルで突進。最初のタックルは切られたものの、スミスがコーナーを背負ったところで再度前進し、組み付くのに成功する。首を巻いての投げに行くかと見せかけ、吉田は足を払ってテークダウン。そのまま速攻の袈裟固めで絞り上げるとスミスはたまらずタップし、吉田は嬉しい戦極初勝利を飾るとともに、06年5月「PRIDE」での西島洋介戦以来となる白星を手にした。

 セミファイナルには、こちらも旗揚げ戦に続いての出陣となる“野獣”藤田和之が登場。01年9月のデビューから64戦53勝11敗の戦績を残す“鉄人”トラビス・ビューと対戦した。
 レスリングをベースとする両者は、パンチを交錯させタックルへの展開を探る。だが、試合がこれから動き出すという予感の漂い始めたところで、前へ出た藤田はビューが伸ばした左ジャブを受けダウン。強打ではなかったもののタイミングよく被弾してしまい、これに続けてビューが鉄槌(てっつい)を連打するとレフェリーは試合をストップ。日本ヘビー級を代表する吉田と藤田の2人だが、今大会では明暗を分ける形となってしまった。

“野獣”藤田がトラビス・ビューのパンチでまさかのTKO負け【t.SAKUMA】
 逆に2人そろっての出場でともに白星を挙げたのがGRABAKAの三崎和雄と菊田早苗。

 三崎は、188センチの長身で12戦11勝1敗の好成績を収めるアメリカの成長株ローガン・クラークと対戦した。クラークは1ラウンドからリーチのあるパンチを連打で見舞い襲い掛かるが、三崎は察知能力の高さを見せ、いち早いバックステップでクリーンヒットを許さない。闘牛士のようにヒラリヒラリとクラークの前進をかわすと、左フック、右ストレートと徐々に攻撃を当てていく。
 3ラウンド15分間、集中力を切らさず戦い抜いた三崎は、クラークに攻勢を与えず攻撃の精度に勝って判定勝ち。会場からは判定決着に不満の声も聞かれたが、クラークは圧力と連打のキレを併せ持つ強豪で、「三崎でなければあわや……」と思わせる一戦であった。

“GRABAKAの首領”菊田は今回が戦極初参戦。急な出場決定と1年半のブランクが懸念されたが、英国のクリス・ライスを腕十字できっちり料理。大会終了後の挨拶では「戦極はファンだけでなく選手の夢もかなえてくれるリング」と語り、グレイシーや寝技系強豪選手との今後の対戦を希望していた。

 戦極の次回大会(「戦極〜第四陣〜」)は8月24日、同じくさいたまスーパーアリーナにて開催となるが、同大会からライト級トーナメントがいよいよスタートすることが、この日の休憩明けに発表となった。
 まず明らかとなった出場メンバーはドゥエイン・ラドウィック、ホドリゴ・ダム、横田一則、光岡映二、北岡悟の5人。
 また、いち早く第四陣に出場が発表されていた五味隆典もこの日来場し、「試合までしっかり練習して、自分の試合で戦極のリングをUFCにも負けない世界一のリングにしようと思いますので、どうぞ遊びに来てください」とファンに挨拶しアピールした。

 また、アテネ五輪・柔道90キロ級金メダリストのズラブ・ズビャダウリ(決勝で泉浩を破る)や世界トップレベルのアマレスラーなど“グルジア最強軍団”、そして過去にPRIDEで三崎和雄を破っているフランク・トリッグが、今後の戦極に参戦を果たすことも同じくこの日発表となった。(文・長谷川亮)


【関連リンク】
戦極特集(トピックス、インタビューほか)
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「戦極〜第二陣〜」大会詳報(08.05.18)
「戦極−SENGOKU−」旗揚げ戦詳報(08.03.05)
第一試合 ライトヘビー級
高橋 和生
(日本/フリー)

 

2R 0分24秒
KO
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ファビオ・シウバ
(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
第二試合 ライト級
ホドリゴ・ダム
(ブラジル/アライアンスBJJ)

 

2R 4分38秒 
TKO
詳細

 
ジョルジ・マスヴィダル
(米国/アメリカントップチーム)
第三試合 ヘビー級
チェ・ム・ベ
(韓国/チーム・タックル)

 

1R 4分37秒
腕ひしぎ十字固め
詳細

 
マーシオ・“ペジパーノ”・クルーズ
(ブラジル/グレイシー・フュージョン)
第四試合 ミドル級
菊田 早苗
(日本/GRABAKA)

 

1R 3分54秒
腕ひしぎ逆十字固め
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クリス・ライス
(英国/チームトロージャン)
第五試合 ウェルター級
ニック・トンプソン
(米国/フリースタイル・アカデミー)

 

2R 4分13秒
アームロック
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マイケル・コスタ
(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
選手挨拶


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第六試合 ミドル級
三崎 和雄
(日本/GRABAKA)

 

3R判定3−0
詳細

 
ローガン・クラーク
(米国)
第七試合 ヘビー級
藤田 和之
(日本/藤田事務所)

 

1R 1分24秒 
TKO
詳細

 
トラビス・ビュー
(米国/エリート・パフォーマンス)
第八試合 ヘビー級
吉田 秀彦
(日本/吉田道場)

 

1R 2分33秒
袈裟固め
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モーリス・スミス
(米国/The Alliance)
主催者総括


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