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新日本キック「BRAVE HEARTS 8」
日付 5月25日(日)
開始 17:00
会場 後楽園ホール
武田幸三が辛くも判定で勝利
「K-1甲子園」初代王者・雄大は完勝
武田(右)はローキックを効果的に集めて判定勝利【t.SAKUMA】
 新日本キックボクシング「BRAVE HEARTS 8」が25日、東京・後楽園ホールで開催された。治政館ジム主催興行となる今大会には、同ジム所属で新日本キックの看板選手である武田幸三と、昨年大みそかの「K−1甲子園」を制し一躍脚光を浴びた17歳の雄大が出場。ジム主催興行に花を添えた。

 武田は1月20日に豪州のジョン・ウェイン・パーと世界タイトルマッチを戦って以来の復帰戦。WMCインターコンチネンタル王座をはじめ、3冠に輝くスコットランドのショアン・ライトと対戦した。
 これが初来日、事前情報のなかったライトだが、36戦27勝7敗2分の戦績を誇り、2年前からはタイに住み込み腕を磨くという強い気骨を感じさせる選手。試合でもそのガッツを存分に発揮し、元ラジャダムナン王者の武田と破壊力抜群のローを前にしても、気後れすることなくタフなファイトをやってのける。

 武田は場内から起こる「ローキック」コールに応え、序盤から右・左とローキックを走らせていく。しかしライトはこれに下がらず、長身を利したプレッシャーで武田にロープを背負わせる。右ローと右フックのカウンターを放ってロープ際から出んとする武田だが、ライトはなかなか下がらず、速い踏み込みからの左フックや負けじと放ってくるローキックで武田を脅かす。
 武田はローのダメージを蓄積させていき、やがてはライトが根が上げるだろうと思われたが、ライトは根性と打たれ強さを発揮し試合終了まで立ち続ける。実力伯仲の一戦は、ほぼ互角で最終局面を迎えるが、ライトが気を緩めガードを下げて後退したところに武田は左フックをクリーンヒット。さらにローキックを追い打ちして試合を終わり、ベテランらしい“際”を逃さない勝負強さで2−0の判定勝ちをものにした。

「あと何試合かですかね」と試合後語った武田は、自身を燃え尽きる寸前に一際輝く「線香花火」と自嘲気味にたとえながら、「もう1回だけ期待してください」とまだ消えぬ闘志をアピール。なお、K−1からオファーが来ており、次戦はそこでの戦いになる可能性が高いことを明かした。

松本が榊との壮絶な試合を制し、ミドル級王座防衛に成功【t.SAKUMA】
 これがキックデビュー戦となる雄大は第4試合に登場。11戦9勝2敗の戦績を持つ香港の18歳・周興華と対戦した。
 Dynamite!!の大舞台でも緊張を見せなかった雄大だが、この日も落ち着いた戦いぶりは健在。周の蹴りをバックステップで見切ってかわすと、右ストレート、左フック、左ボディと、ガードの隙間へ的確にパンチを打ち分けていく。周が前進せんと出てくると、ミドルキックとHIROYA戦でもさく裂させた前蹴りを入れてストップ。しかし「相手が前に出てくる選手で(攻撃が)潰された」と反省する雄大は、1ラウンド中盤から早くもペースをつかむも、周のクリンチに阻まれ攻め立てることができない。1ラウンドから口を開き苦しげな表情を見せた周だが、雄大の顔面前蹴り、左ボディ、左フックといったクリーンヒットを耐え抜き試合終了。3−0の判定で完勝した雄大だが、「キレのある動きをして、圧力に負けず自分の動きができるようになりたい」と課題を語り、笑顔はなかった。

 なお、HIROYAvs.藤鬥嘩裟戦の実現などで盛り上がりを見せるK−1 YOUTHへの参戦について、雄大は「そこら辺は館長に任せています」と話し、既にトーナメントを制し“卒業”的意識があるのか、参戦は辞さないものの特に熱望するといった感じではなかった。

 この日のベストバウトとなったのが、ダブルメーンイベント第11試合で行われた王者・松本哉朗と挑戦者・榊克行による日本ミドル級タイトルマッチ。昨年3月ノンタイトルマッチで対戦した両者は、王者・松本が不覚のドローに終わっており、今回は松本が気迫の試合で王者の威信を示すかと思われたが、榊が想像を超える頑張りを見せ、大乱打戦が繰り広げられる。1ラウンドに1度ずつダウンを奪い、その後も足をフラつかせ、アゴを跳ね上げながら試合を続けた両者だが、5ラウンド開始早々、相打ちのタイミングで松本が一瞬早く左フックを打ち抜き激闘にフィニッシュ。あまりにも劇的な幕切れに松本はコーナーに跳び乗って喜びを表し、「今日、5月25日は妻の誕生日です。今日勝ったんで、もうちょっとキックを続けようと思いますので、またご声援よろしくお願いします」と語り、愛妻に最高のプレゼントを贈るとともに今後の健闘を誓っていた。


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武田幸三リベンジならず 「BRAVE HEARTS 7」大会詳報(08.01.20)
第1試合 日本ライト級  3分2R
片岡 聡
(揚心)

 

1R 1分57秒
KO

 
直  闘
(治政館)
第2試合 日本ライト級 3分2R
湯澤 尚矢
(伊原道場)

 

2R判定3−0
(20-18、20-18、20-18)

 
石井 靖典
(治政館)
第3試合 日本ウェルター級 3分2R
ロッキー荘大
(治政館)

 

2R判定3−0
(20-18、20-19、20-19)

 
本田 聖典
(山田)
第4試合 日本フェザー級 3分3R
雄  大
(治政館)

 

3R判定3−0
(30-28、30-27、30-27)
詳細

 
周 興華
(富徳)
第5試合 日本ライト級 3分3R
トーマス中村
(市原)

 

3R判定ドロー
(29-30、30-29、30-30)

 
松村 清次
(伊原稲城)
第6試合 日本フライ級 3分3R
池田 茂由
(伊原道場)

 

2R 0分40秒 
KO

 
越川 大樹
(市原)
第7試合 日本ミドル級 3分3R
宮本 武蔵
(治政館/日本ミドル級4位)

 

3R判定3−0
(30-28、30-28、30-28)

 
崔鐘允
(韓国/正義GYM)
第8試合 日本ウェルター級 3分3R
荻野 兼嗣
(ビクトリー/日本ウェルター級3位)

 

3R判定3−0

 
荘瑞標
(富徳)
第9試合 日本フェザー級 3分3R
岡田 武士
(トーエル/日本フェザー級1位)

 

3R判定0−3
詳細

 
内田 雅之
(藤本/日本フェザー級3位)
セミファイナル 日本バンタム級次期挑戦者決定戦
木暮 智
(ビクトリー/日本バンタム級1位)

 

3R判定3−0
詳細

 
阿部 泰彦
(JMN/日本バンタム級2位)
※木暮が次期バンタム級王座挑戦権を獲得
メーンイベント 日本ミドル級タイトルマッチ
[王者]
松本 哉朗
(藤本)
 

 

5R 0分09秒
KO
詳細
 

 
[挑戦者]
榊 克幸
(トーエル/日本ミドル級3位)
※松本が王座防衛に成功
メーンイベント ウェルター級国際戦
武田 幸三
(治政館)

 

3R判定2−0
(30-30、30-29、30-29)
詳細

 
ショアン・ライト
(スコットランド)

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