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「亀田場所」 亀田興毅vs.エベラルド・モラレス
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第7試合 51.0kg契約 10R
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[WBA世界フライ級1位/WBC世界同級3位] 亀田 興毅 (協栄)
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○
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10R判定 3−0 (97-93、97-92、99-91)
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●
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[WBC米大陸フライ級王者/WBC世界同級12位] エベラルド・モラレス (メキシコ)
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■試合の見どころ
減量に苦しんだライトフライ級での前2試合と違い、本来のフライ級に戻した亀田は、パンチ力の増強とスピードに磨きをかけている。キャリアで上回るテクニシャン、モラレスを相手に、亀田のパンチとフットワーク、テクニックはどこまで通用するのか!?
■試合経過
亀田は黄金のみこしでド派手に登場。その後、父・史郎さんを先頭にして恒例の“亀田トレイン”でリングインした。
1R 亀田はサウスポースタイル。まず左から入り、モラレスはいきなりぐらつく。左ジャブ、ストレートで先制する亀田。さらに思い切り左フックをフルスイング。左ボディー、左ストレートがリズム良く入っていく。さらに飛び込んで左ストレート。勢い良く攻める一方でも、亀田はモラレスのジャブ、ボディーはガッチリガード。そしてカウンターを合わせるように、左ストレートを飛ばしていく。ロープに追い込み、ボディー、左フックと叩き込む亀田。
2R 亀田は真正面に立ち、堂々とした構え。足はあまり使わず、カウンターのタイミングを狙っているかのよう。モラレスは右ジャブからボディーへとつなげていくが、亀田の右が入ると、たまらずモラレスが下がり、亀田は一気にロープにつめてラッシュ。モラレスは右ジャブで突き放すが、亀田は左ストレートでカウンター。モラレスは右ジャブ、左ボディーと打っていくが、決定打にはならず。その打ち終わりにカウンターを叩き込んでいく亀田。さらにお返しとばかりに左右のボディーをめり込ませていく。
3R 亀田は頭を下げて突っ込み右ボディ、ストレートと放っていくが、バッティングが入り、両者に注意。ジャブからストレート、さらにジャブからボディーと亀田のワンツーがタイミング良く入る。モラレスも負けじと右ストレート、左ボディーを打っていくが、亀田は冷静にガード。モラレスは左ボディーを中心に活路を開こうと試みるが、亀田は下がらない。亀田もボディーを打ち込んでいく。モラレスはこのラウンドから積極的に手が出てきた。
4R モラレスは右ジャブを細かく出しながら、左ボディーを振るっていく。この細かいジャブでリズムをつかむモラレス。亀田はガードを固めてからワン、ツー、スリー、フォーと打っていく。相変わらず積極的に手を出していくのはモラレスだが、その打ち終わりに亀田は狙い済ました右カウンターをジャストミート。完ぺきに入ったかに見えたが、モラレスは下がらずに細かく手を出し、左ボディーを返していく。
5R このラウンドもやはり細かく手を出していくのはモラレス。亀田はじっくり構えてカウンター狙い。バッティングがあり、モラレスが出血。亀田はモラレスの左ボディーに合わせて右のカウンターを2発、3発とヒット。それでもモラレスは下がらず、細かくジャブ、ストレート、ボディーと散らしていく。亀田はタイミングをつかんだか、左カウンターが連続で入るようになり、ラウンド終了間際、ついに左フックでモラレスからダウンを奪取。モラレスは立ち上がり、再開となったところでゴング。亀田はダッシュで詰め寄ったが、このラウンドでのKOはならず。
6R 亀田はKOにはやる気持ちを抑え、あせらずガードを構えてカウンター狙い。右、左と軽快にパンチを浴びせていった亀田はエンジンがかかったようにラッシュで追い詰めるが、モラレスはなんとか体を入れ替える。なおも左カウンターが入ると、コーナーに追い詰め左、右とフックを振るうが、モラレスも耐える。モラレスは劣勢ながらも闘争心は衰えず、ジャブ、ボディーを振るって前に出る。だが、そこも冷静に対処した亀田は終盤に左カウンターをきれいにヒット。
7R モラレスが右ジャブでけん制していくところを、亀田は左回りで距離をとる。足を止めてガードを固めると、左、右とカウンターを当てていく。亀田は何かを試そうとしているのか、このラウンドはやや相手を見る時間が多くなり、2分近くまでは手数が極端に少なくなる。先手、先手で攻めるのはモラレスで、亀田の顔面、ボディーにコツコツと当てていくが、亀田のカウンター気味のパンチも正確にモラレスをとらえていく。
8R 7Rと打って変わって、このラウンドは開始直後から上体を揺らしながら距離をつめていく亀田。ロープに追い詰めると、左、右と大きく振るっていく。モラレスの右には左、左には右と狙い済ましたようにカウンターをヒット。モラレスも強打、細かいジャブ、下へのボディーと緩急をつけてパンチを浴びせていく。だが、亀田のガードをなかなか突き崩せない。打ち合いになっても一発の有効打は亀田だが、ただ、先に手が出るのはモラレス。亀田は終盤にも強烈なカウンターをぶち込んでいく。
9R 手を出していくモラレス、ガードしてカウンター狙いの亀田という展開は変わらない。このラウンドもやはり一発は亀田だが、モラレスは3発、4発と手を出していく。亀田はタイミングのいい左ボディーをヒット。モラレスもいいボディーが入り、右のアッパーで亀田の顔がのけぞる。ここぞとばかりモラレスが攻めていくが、亀田は冷静にパンチを返していく。終了間際に真正面から打ち合い、ゴングが鳴ったところで亀田は手応えがあったのか、ガッツポーズでアピール。
10R 最終ラウンド。まずは亀田は左回りで距離をとり、足を止めると、モラレスの打ち終わりに小気味良く左ストレートを突き刺す亀田。モラレスはカウンターを浴びても、手を止めずにパンチをコツコツ当てていく。残り1分半に左ストレートを浴びたモラレスの腰が落ちると、亀田が猛ラッシュ。しかし、モラレスもすぐ立て直し、押し返すようにワンツー、ボディーと入れていく。亀田もこれに合わせてカウンターをめり込ませるが、モラレスは倒れない。残り10秒、真正面からの打ち合いで、なおも強烈な左を突き刺す亀田だが、モラレスは一歩も下がらず終了のゴングを聞いた。
予告したKOこそできなかったものの、終始強打を浴びせ続け、5Rにはダウンを奪った亀田が判定3−0で勝利を収めた。
■試合後のコメント
■亀田興毅 「年内いくよ。ポンサク待っとれぃ!」
――今日の試合を振り返っていかがですか?
オレは納得いってないけど、これから戦っていく上で自信にはなったな。この相手は一応階級上げてスーパーフライ級で戦っているからな、だから1階級上の相手に十分にいけたから、自信になったな。スパーリングと試合はまた違うから。で、ダウンもしてるし、あそこは向こうファイティングポーズとってなかったからな、(試合を)止めてもいい場面やったけどな。あともうちょっとあったらストップしてたかも分からんけど、ゴングに救われたな。もったいない部分があったな。
――大差の判定ですが?
勝つのは当たり前や、これくらいの相手はな。でも1戦1戦が経験やから、今回もいい経験になったし、次に進化したところ見せられるし、反省点もいっぱいあるから、反省点がなかったらここで終わってしまうわ。まだまだ進化できるところが見つかったから今日はいい経験になったよ。負けてる試合じゃないし、オレがペースとって、効かせてるのもオレやし、あとは相手が倒れんかっただけの話やから。倒れるか倒れへんかは相手あってのことやからな。相手もオレの世界ランキングを必死に狙いにきてるから。前半戦でKOするのは見栄えはいいけど、経験になるのは今日のほうがなるな。
――改めてフライ級での動きは自分ではどうでしたか?
悪くなかったよ。ライトフライで2試合やってパワー的なものはまだまだ戻っていない。まだまだ力つけてから世界やな。
――次への課題は?
ちゃんと調整して、もう少し力つけて、練習もしてパワーあるボクシング。
――今日はパワーを見せつけられましたか?
パワーも何も、オレが(懐に)入ったらレフェリーすぐ止めるやん。早すぎるよ。なんでオレばっかり言われるんや。ほかの試合を見てもオレなんか綺麗なほうや。だから入ってパワー見せるボクシングもレフェリーに止められたな。
――これから真っ先にやる練習課題は?
もっとパワーつけて、力つけることやな。前の2試合で悪いイメージできてたからな、でも今日の試合で感触はつかめたな。だから次が楽しみやで。
――前の試合は足を使いましたが今日は使わなかったようですが
オレのスタイルは時と場合によってな、最終的に勝たなあかんからな。
――得点をつけると
内容自体はそんなに悪くはないから30点くらいはあるけど、あとはオレの場合はお客さんがKOを望んでるからな、それだけやな。KOしていればよかったけど、KOがなかったのがマイナス点。出来自体は悪くないよ。ボクシングもオレがペースとってやってるんやからな。
――中盤に下がるシーンもありましたが?
そこまで効くパンチはもらってない。それなりのパンチはあったよ。でも効いたってほどじゃないよ。向こうは死んでるよ。惜しかったなぁ、悔しいなぁ(笑)
――何度も相手にロープを背負わされてラッシュしましたが、一気にいけなかったのは相手の手数の多さにやりづらかったんですか?
流れやな。そのときのタイミング。うまいこと流れがな……。手数は言うほど感じんけっとな。でもだいぶカウンター決まってたからな。向こうの手数はただ出してるだけやん。オレけっこうパンチ入れたで。グニャーってごっつ入ってるよ(笑)顔面が打たれ強いわ。顔がタフやわ。でもオレも経験になるな。1戦1戦が勉強やから。
――相手の体の大きさは感じませんでしたか?
大きかったなぁ。アイツ計量のときは細かったくせにな(笑)背も高かったな。やっぱスーパーフライ級やな。でもオレもスーパーフライに上げていかないかんからな、それでええ。
――これで3戦連続で判定勝利が続きましたが
オレも機械ちゃうからな。まぁな、まだまだやったな。とりあえず次もすぐ試合やし。オレは効いてないけど、アイツの顔見てきて! グチャグチャやぞ(笑)まだまだ練習不足ってことで、キャリアやな。20歳になったばっかりやし。まだまだや。一番最初に判定になったとこは悔しかったけど、そんなに言うほど悔しくないねん。あとは見に来てくれた人に申し訳ないってだけやな。アマチュアと違ってプロやから。
――年内に2階級制覇の野望を持っていますよね
それは大丈夫。それは全然大丈夫。年内いくよ、ポンサクレック。今日ダウンも取ってるし、オレ自身が満足してないだけで、だから年内いくよ。ポンサク待っとれぃ! いってもうたるから。オレは判定になっても強いし。ボクシング強いし。
――桜前線も上昇していますが、今日は何分咲きくらいですか?
内容はそんなに悪くないからなぁ、五分咲きくらいかな(笑)オレのボクシングはできるの分かったから。もっとオレ自身のレベル上げないといかんな。
――モラレスと戦った印象について
アイツも頑張りよった。根性あったわ。頑張った頑張った(笑)オレも1つ1つ白星を重ねていって15連勝で「全勝優勝」やからな、あと1つ(笑)
――年末にポンサクレックとやるならあと何戦くらいやりますか?
3戦でも2戦でもとりあえず試合数をこなしていかないかん。
■父・史郎トレーナー 「公平にレフェリングしてほしい」
――今日の試合内容についてどうでしたか?
まだまだ興毅は終わりじゃない。伸びしろがいっぱいある。今日は足止めてパワーだけでいかせたけど、まだまだや。
――試合後、レフェリーに激しく抗議していましたが
公平にレフェリングしてほしい。ダウンしてファイティングポーズとってなかった。あそこで止めるべきや。仕事なんだから公平にちゃんとしてもらわないと、選手もいやになってしまう。好き嫌いでレフェリングされてもかなわんし、フェアじゃないと審判はいけない。協栄の会長に1回言ってもらわないと。
――興毅選手の試合内容に関しては?
いい内容だった。KOしたかったな。でも予告どおり2Rで倒してたら調子に乗ってしまってこれからアイツが伸びなくなる。本人もいい勉強になったと思う。
――興毅選手がバッティングを注意されるシーンもありましたが
こうやって(頭を低くして)入っていくんだから頭がぶつかるのもしゃあないやろ。練習通りにやってるだけなのに。あんな注意されたらおかしくなってしまうわ。
――年内に世界2階級制覇の目標は? ポンサクレックの前にあと何戦やりますか?
年内にいくよ。(試合間隔は)空けても2〜3カ月やな。
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