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「HERO’S2007〜ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦〜」
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第8試合 スーパーファイト 1R10分、2R5分 85kg契約
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2R判定 ドロー (0−1) 延長判定 0−3
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■試合の見どころ
HERO’S初参戦となる田村が、いきなりメーンに出場。夢の桜庭戦、そして注目の秋山戦を実現するためにもいきなりのつまづきは許されない。一戦ごとに総合対応を進め、昨年末には石澤常光をKOしている金をすんなり片付けることができるか。
■試合経過
1R 金が右インローを放つと田村もすぐにローキックを返す。金はハイキックを放つが、田村はその引き際に合わせてタックルで入りテークダウン。しかし、金はコーナー際で立ち上がる。金は再び右インロー。田村はこの攻撃を見て取り、再び引き際にタックルで入りテークダウン。金は足を閉じず、田村を蹴り放して立ち上がる。
田村は左ミドル、左ストレートを繰り出すが、金はバックステップして対処し、左ジャブ、右インローを返す。金の右インローはスピードがあり、田村はつかむことができない。田村がインローを返すと、金は逆に右ストレートを合わせる。タックルで前進した田村はそのまま金をコーナーにを押し込むが、金は首相撲の要領で田村にひざを突き上げる。コーナー際で動きがなくなりブレークに。
金の前蹴りをつかんでテークダウンしようとした田村だが、金がこらえる。田村は左フックから右ハイを浴びるが、その引き際にタックルで入りテークダウン。金は落ち着いた様子でコーナー際まで田村を誘導する。金は田村の手首をつかみ、足は腰骨に当てている。金はクローズガードも織り交ぜ、田村の動きを封じる。田村は左腕前腕で金の首を圧迫するが、金はずらして絞めせない。ブレークがかかり両者が立たされる。
金は右ストレートを振るっていき、続いて右インロー。田村の右内股は赤く腫れ上がっている。タックルで入った田村は金を抱え上げてテークダウン。金はセコンドに視線をやり、テークダウンされたこの場面でも余裕を見せる。金はクローズガードから腕十字狙いの意外な動きも。
2R 疲労の見える田村に金は右インロー、左ジャブ、右ハイと見舞っていく。田村はタックルの機会をうかがっているか。田村は距離を詰めてタックルで入り、金をコーナーに押し込む。そこから下に変化し、金の足を手で刈ってテークダウン。金はクローズガードで対処する。田村は細かく鉄槌を振るっていくが、金は足を閉じ、田村を抱きかかえて攻めさせない。
金はインローから左フック、右アッパー、左フックとコンビネーションを打ち込むが、田村はタックルで前へ出て金をコーナーに押していく。金はコーナーを背にしながらひざ蹴りを突き上げる。こう着となりブレーク。金は右ハイを打ち込むもののガードの上。田村はタックルで入りテークダウンするが、クローズガードの金を攻略できない。田村は前腕でのどを圧迫するが、金はさして苦しそうな様子もなくゴングが鳴ると立ち上がる。
判定は金に1票入るもドロー。延長戦が行われることとなった。
延長R 田村は左ミドルからパンチと打撃で出ていくが、金は応戦して右アッパー、ハイキックで田村を下がらせる。金の打撃を呼び込んだ田村はタックルを合わせてテークダウン。金はクローズガードを組みブレークを待つ。田村は左ミドルを打ち込むが、金は逆にワンツーを叩き込む。タックルで入った田村は金を吹き飛ばすようにテークダウン。金のクローズガードは固く、田村はガードの中で動けない。いったん金のガードから出かける田村だが、再び金に足を閉じられてしまう。ブレークでスタンドに戻る。
組みついてくる田村を横に振るい、金はパンチとひざ。田村は跳びつき十字を仕掛けるが、不発となりマットに落ちる。田村はクローズガードから攻め手を探る。金は下から腕をつかんでくる田村を振り払ってパンチを振るう。田村は金を抱え込むのが精一杯といった様子だ。
判定は3−0で金。HERO’S初参戦の田村だが、第1戦から予想外の結果に見舞われてしまった。
■試合後のコメント
■金 「延長になるとは思ってなかった」
――試合の感想は?
疲れました。2ラウンドで勝ったという手応えはあったので、延長になるとは思ってなかったですね。足がすごい効いてる思って、相手はパンチの力もなくなってくるし、あとはタックルと大振りだけ気をつけていました。
――延長ラウンドについては?
延長に入ったときに、気持ちで勝てると実感しました。ローはかなり効いてて、普通のグラップラーならあきらめてると思うんで、すごい選手ですね。
――田村選手と秋山選手の対戦に注目が集まっていたことについては?
周りも秋山のことを助けようとしているけど、秋山もやりたいなら世間にお願いをして自分から言わなければだめですね。ファイターなら自分から言わないと。
――空手の強さを証明したのでは?
日本古来の武道ですから、空手を背負って戦っている気持ちはあります。先生方にも恥じないような戦いをしないと。
――次は誰と戦いたい?
先生と相談して決めたいです。戦いたい選手はたくさんいますけどね。
■田村 「次? オファーがもう一度あった時に考えたい」
――足は大丈夫?
痛いです。
――金選手の攻撃で効いたのは?
ローですかね。精神的にも強い選手でしたね。寝技での締めつけも思った以上に強かったです。
――タックルの後はどういう風に攻めようと思っていたのか?
パスガードですね。思った通りにいかなかったです。相手の防御も素晴らしかったです。
――今後もHERO’Sのリングに上がる気持ちはある?
負けたので個人としては言う資格はないと思うけど、そんな自分に対してオファーがもう一度あった時に考えたいです。課題を見つけて次のステップに向かっていかないと。でも、落としちゃいけない試合でしたね。
――コンディションは?
よくはなかったけど、相手も同じなのでそれは関係ないです。
――秋山選手との対戦については?
次に向かう階段を踏み外したので出る資格はないと思うけど、秋山選手とは大みそかからやってみたいという気持ちは持っています。
――復帰を決意した船木さんについては?
自分に厳しい方なので、引退時にいろんな重圧とかあったでしょうけど、1回リフレッシュして戻ってくると決めたんでしょう。個人的には反対しないです。これからまた厳しいところに挑んでいくんだろうなという気持ちはあります。
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