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全日本プロレス
THE UNCHAINED WORLD
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メーン 三冠ヘビー級選手権大会 60分1本勝負
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32分21秒 座っている天山へのランニング顔面蹴り→片エビ固め
川田が9度目の防衛に成功
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■試合の見どころ
川田が勝てば三冠王座連続防衛新記録となるV9、また、天山が勝てば史上初となる三冠&IWGPの4冠同時戴冠の可能性が出てくるこの試合。当初は新日本11.13大阪ドーム大会で行われる予定だったが、大会直前にアントニオ猪木の横ヤリが入り、急遽タッグマッチに変更。川田はハッスルKとして小川と組み、天山&棚橋組に勝利した。
その後、改めて両国での三冠戦が決定。天山は全日本の11.21後楽園大会に乗りこみ、川田にあらためてアピールした。
両者の対戦成績は川田の2戦2勝。02年6月以来2年半ぶりの対戦となる。その間に天山は新日本の夏の天王山「G1クライマックス」V2を達成。IWGP王座も2度戴冠するなど実力をつけてきているが、川田は「G1優勝なんてもうみんな忘れてるんじゃないの」と涼しい顔。かつては「超えられない壁」の存在であった先輩.三沢光晴のV8記録を抜き、真の全日本のエースを目指す。
対する天山は三冠戦の後も11日大阪で小島聡戦、12日名古屋では佐々木健介のIWGP王座に挑戦と試練が続く。その意気込みを示すかのように、11.25茨城大会ではアナコンダバイスを改良した新必殺技アナコンダクロスを初公開。相手の両腕を巻き込んで動けなくする脅威の技で4冠獲りを目指す。
■試合経過
先に天山が銀のロングガウンを着て入場。王者として後から入場した川田は黄色と黒のガウンに3本のベルトを携えて、毅然とした表情を見せる。リングサイドには試合を終えたばかりの健介が座り試合を見守る。川田の名前がコールされると、黄色の紙テープがリングを覆い尽くした。
ゴングが打ち鳴らされると、場内を見渡す天山にブーイングが飛ぶ。水平チョップからエルボー合戦、さらに張り手の応酬。川田のキックに、たまらず天山が場外へエスケープした。
リング上でもつれ合ううちに、天山がコブラツイストを決め、さらにヘッドバットの連打。水平チョップからモンゴリアンチョップを打ち込むが、逆に川田からモンゴリアンを食らってしまう。
場外戦で川田が天山の体を鉄柵に打ち付け、さらにカカト落とし。しかし、パワーボムはかわされ、逆に天山のヘッドバットに倒れこんでしまう。
リングに戻ろうとした川田をキックで落とし、さらにマット上でツームストン。さっそうとリングに戻った天山が勝利をアピールすると、場内からは川田コールが巻き起こった。床に転がったまま動けない川田を天山は自らリングイン。フォールを狙うがカウントは2。そこへエルボードロップ、ヘッドバットを打ち込み、延髄に手刀を振り下ろした。首の後ろを押さえて苦しむ川田に、天山は容赦なく首攻めを連発。15分経過のコールが響くと、天山は川田の顔面をかきむしり、カーフブランディングを見舞う。もはや起き上がることもできない川田に天山はニードロップ、バックドロップを放つが、カウントは2。なおも猛牛スリーパーで絞め上げた。
だが、自身の得意技である顔面ステップキックを食らった川田の顔色が一変した。天山をなぎ倒し、顔面を踏みつけるとエルボーを連発。セカンドロープから雪崩式のブレーンバスターを放ち、ローキックを連発。さらに前蹴り、パワーボムを狙うが1発目は不発。再チェレンジで決めるものの、カウント2で返されたため、続けざまにストレッチプラムへと移行した。
ハイキック5連発を耐えた天山は、スリーパーの体勢にきた川田を投げ飛ばし、ダイビングヘッドバットからムーンサルトプレス。そしてアナコンダバイスへ移行すると、25分経過が告げられた。立ち上がって川田の体をたたきつけるも、カウントは2。ロープに逃げられてしまう。
ラリアット合戦から再び月面水爆を放った天山だが今度は不発。それでも頭突き、モンゴリアン、ラリアットでなぎ倒す。だが、川田はあびせ蹴りからジャンピングハイキック、バックドロップを放ち、さらに急降下式のバックドロップ。パワーボムは阻止されるが、カウンターのジャンピングキック、バックドロップ、ジャンピングハイキックを見舞うと、天山は前のめりにダウン。なんとかカウント2で返した天山だが、サッカーボールキックに無念のカウント3。ゴングが打ち鳴らされると、川田も力尽きてマットに倒れこんだ。
試合後、和田レフェリーに勝ち名乗りを要請されるもこれを拒否した川田は、リングを降り、リングサイドの健介の元へ。互いの拳を突き合わせた。
■試合後コメント
■川田 「チョー気持ちいい防衛」
――試合を終えての感想は?
何だろうな。ほとんど覚えてないんだよ。試合はほとんど覚えてないんで。
――バッティングの瞬間も、全然記憶にない?
その前に覚えてない。その前の最初の方のヘッドバットで腫れあがっちゃってたんで。勝ったんだよね?。
(本間、荒谷、諏訪間らが現れ、シャンパンで乾杯する)
最後のあたりは覚えてないんだ。
――それだけ天山選手が凄かった?
まあ、さんざん天山のこと「何にも変わってないじゃないか」って言ってたけど、今日になって、そういうところを少しでも見せたんで、まあオレとしては、こういう言葉もおかしいのかもしんないけど、時期が時期だけに「チョー気持ちいい」とでも言っておこうか(笑)。
――前半に場外でツームストンを食らったのは?
そこも何か、ポカーンと、フワーっとなって。国技館の天井がフワーっと見えてきて。
――今現在、首のダメージは?
ダメだね。首もダメだし、自然に物が見えない。
――試合後に健介選手と拳を合わせたが、あれはダブルタイトル戦をやるという意思表示?
いや、お互い持ってるうちにしか、そういうことは言えないだろうし。
――三冠防衛の新記録だが?
忘れてたよ(笑)。記録っていうのは忘れてた。自分自身、今までの三冠王者の中で、一番バラエティに富んだ選手と防衛戦を重ねてきたんじゃないかと思っているし。そういう面では、自分の懐の広さみたいなものには自信を持ってる。体は小さいけど、懐は深いよ。
――充実した一年だった?
(無言でうなずく)とりあえず全日本の大会は、今年はこれが最後なんで。1年間ありがとうございました。
■天山 「もう1回、何度でも」
三冠チャンピオンは最高に重かった。完敗や。ただの負けちゃうけども……。もう1
回、何回でも、川田利明の首獲りたいですよ。
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