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ハッスル・ハウスvol.2


■全試合終了後のマイク合戦
アン・ジョー司令長官 今日もモンスター軍ビッグウィンね。島田サンの実力にタジタジね〜。ナルチビ〜、ハッハッハ。ハッスル軍がこんなに情けないから、小川のチキンもPRIDEでクイックルーズね〜。
小川 (姿を見せずマイクだけで)なんだと、アン・ジョー。そのへらず口きけなくしてやるから、待ってろ、そこで! (テーマ曲に乗ってリングイン。ダン・ボビッシュをSTOで料理し、マイクを握る)アン・ジョー、こら。調子に乗ってんじゃねえぞ。おめえ、次は許さねえぞ、この野郎。坂田、崔、おめえら、立て。あんなヤドカリ野郎に負けやがってよ。おめえら、立て、早く! 悔しくねえのかこの野郎。おめえらもこっからが勝負だからだな。このまま終わるんじゃねぞ、分かったか、おい。
高田総統 (姿を見せずマイクだけで)ギョロ目のチキン君? 自分のことをたなにあげてほざくのはやめなさい。(威風堂々のテーマが流れ、高田モンスター軍総統がバルコニーに登場)間抜けなハッスル軍の諸君、それと平日の夜に何の予定もない暇で暇でしょうがないプロレスファンのみんな、ようこそモンスターパークへ。残暑見舞いを申し上げておこう。ところで、そのリングにいるチキン以外、赤シャツ、青のラメパンツ、中途半端な金髪か。阿呆顔した君たちは一体だれだい? まあいい、話を元に戻そう。言うまでもないが、我こそが高田モンスター軍総統、高田だ。
小川 このコスプレ野郎が!
高田総統 おー、これはチキン君。先日のPRIDE GP、ご苦労だった。ハッスル査定試合、拝見したよ。いや、正確に言うと、拝見していないんだ。8月23日のフジテレビの放送を見ていたんだが、NHKのオリンピックハイライトにちょっとチャンネルを回したら、そしたら君はもう負けていたんだよ!
小川 そんなとこからほざいてんじゃねえよ!
高田総統 あれだな。君より、YAWARAちゃんの方が強いんじゃないか? わがモンスター軍に彼女を勧誘したいぐらいだ。まあ、聞きたまえ。ここにいる私は、とても賢いんだ。ここにいる暇な暇なプロレスファンは、これを見たくて今日、モンスターパークに集まったんだろう? だったら、チキン君、もう少し聞きたまえ。査定試合、54秒だったな。ずいぶん早かったなあ。そこでだ。ひとつ、君にグッドアイデアを差し上げよう。あの、吉野家の豚丼に対抗して、小川屋のチキン丼はどうだ? キャッチフレーズはこれだ。「早い、弱い、しょっぱい」だ。(場内は大爆笑)ちょっと黙りなさい、まだある。注文してから54秒で出てくるだろう。
小川 うるせえんだ、この野郎! 今日こそ勝負つけるぞ、さっさとこい、泣き虫が。
高田総統 泣き虫? 君は今、私に“泣き虫”と言ったな? 本当の泣き虫は君なんじゃないか? 君は、この間のハッスル査定試合の後にこんなことを言ったらしいじゃないか。見たまえ!(GP後、さいたまスーパーアリーナのけやき広場で緊急ハッスル集会を行い、ファンからの声援を受けて涙ぐむ小川の姿がスクリーンに流される)分かるだろ? 君こそが本物の泣き虫なんだ。
小川 うるせえな、この野郎。ごちゃごちゃ言ってんじゃねえ。
高田総統 これから、私が下した査定試合の評価を教えてあげよう。
小川 おい、ちょっと待て。何度も言うけど、おめえに査定される覚えはねえんだよ。
高田総統 (小川の発言を無視して)では、採点だ。みんな、モニターに注目してくれたまえ。(モニターに小川vsエメリヤーエンコ・ヒョードルの模様が流され、採点数字が回転。最後は「オーちゃん、3点」の音とともに、3点と表示)
小川 何が3点だ、この野郎。失礼な……。
高田総統 君に礼を言っておくよ。ありがとうチキン君。今日も十分ネタにさせてもらった。しかし、だ。もう飽きた。この話題はうんざりだ。そこでだ。我々から一つ、間抜けなハッスル軍の諸君、そして暇で暇でしょうがないプロレスファンにニュースがある。我がモンスター軍に新たなモンスターが加わった。恐れさえ知らない、この男だ。(白使が登場)どうだ、びびったか、たじろいだか。最後に一つだけ言っておこう。泣き虫のチキン君、君はハッスル査定試合に負けたんだ。それも54秒だ。よってこれから54日間、出場停止だ。(小川「てめえ、何勝手に決めてんだ」)では諸君、次回まで楽しみにしてくれたまえ。バッドラック。
小川 ちょっと、こら! その白いのはだれだ? どうせ、また出てこねえんだろ? ハッタリが通用すると思ってんのか!
おい、おまえらよ、よく聞けよ? オレはよ、PRIDEに出てな、一つ学んだことがあるんだよ。それは、勝っても負けてもハッスルしなきゃ皆同じってことなんだよ。それと、PRIDE GPでのご声援、本当にありがとうございました。ハッスル査定試合では負けてしまいましたけど、オレは勝っても負けてもこれからハッスルしますんで、よろしくお願いします! 本当にありがとうございました。
それではですね。最後に……なるんですが……(観客席にいたサッカー元日本代表FW・城彰二を発見して)ちょっと、そこのサッカー少年。なんだおまえ? 会場間違えてんじゃねえのか? ここはプロレス会場だぞ? ちょっとこい、お前。(リングへ上がる城に観客から「ジョー、ショージ!」のコール)
(城は小川に「どうも」)ところでよ、お前、だれなんだよ?(城「みんなの知っているとおり、Jリーガーの城です!」)おう、Jリーガーか。よく分かったよ。でもな、サッカー界だけはな、ハッスルしねえんだよ。野球界、陸上界、水泳界、自転車、ゴルフ! みんなハッスルしてんだよ。サッカー界だけは、まだ「1、2、3、ダーッ」なんだよ。今日よ、ここに来たきたって事は、ハッスルを伝授されに来たんだろ?(城「そうですね、ハッスルの気持ちを受け継ぐために。ハッスルをサッカー界に広めたいと思います」)じゃあ、おめえがハッスルの伝道師になってくれよ。(城「分かりました」)ヤングハッスルに一つ加えて“ハッスル・ジョー”になってもらうぞ、いいか?(城「いいです」)いいですね、皆さん!(観衆「オー!」)必ず、ハッスル・ジョーがサッカー界にハッスルを広めてくれると思います。
それでは、決意の表れとして、最後、皆さん、気持ちよく行きましょうか。今日はですね、サッカー界……ちょっと待って。(観衆は長州コール)これを渡すの忘れてたんだよ。(ハッスルTシャツを取り出し、城に向かって)そんなシャツ脱いでこれ着てくれよ。(これを聞いた城は「じゃあ、逆にこれをプレゼントします」と横浜FCのユニフォームを小川に渡し、シャツ交換)非常にですね、皆さんの期待を裏切っちゃうんですけど、先ほど長州さんはお腹痛くて帰ってしまったので。橋本はまだ病院で看護婦さんのお尻を追っているので来ることが出来ません。なんとか「ハッスル5」といきたいところなんですが、頑張って挑戦しますのでよろしくお願いします。
えー、それでは、サッカー界とプロレス界と皆さんが頑張るためにハッスルします。ハッスルするぞー! 3、2、1、ハッスル、ハッスル! ありがとう。
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