■試合経過
“破壊王”あらため“ハッスル・キング”を襲名した橋本真也に対し、高田モンスター軍が用意した新たなモンスターはアマゾンの巨大ガマガエル「ガマ大王」だった。橋本はガマ大王対策として脳天唐竹割りやコブラツイストを用意。正体不明のモンスターとの対戦を待つ。キング・オブ・キングス対決を制するのは、果たしてどちらか。
ハッスル音頭普及委員会と共に「ハッスル、ハッスル、ビターン、ビターン」と『ハッスル音頭』を歌い踊った島田参謀長とアン・ジョー司令長官の呼び込みで、ついにガマ大王が登場。油つぼを両手に下げた巨大なカエルが花道をのそのそと進み、セコンドの若手を踏みつぶしてリングイン。対する橋本は予告どおり沢田研二ばりのド派手なコスチュームにアフロのカツラをつけて入場。大歓声に気をよくして上着を取ると、大きなバックルとタイツの後ろに『ハッスル』と書かれた真っ赤なパンタロンで登場。額には星の飾りを貼り付けている。
しかし、試合となると、ガマ大王の巨体とヌメヌメとすべる体に苦戦。ガマ大王はガマエルボーやガマギロチンドロップで橋本の圧殺を狙う。しかもレフェリーも高田モンスター軍に味方し、高速カウントを叩く。それでも橋本は肩を上げると、ケサ斬りチョップから地獄突きで反撃し、ヘッドロックで絞り上げる。だが、ガマ大王は体を滑らせて頭を抜くと、その巨体をひるがえらせて、正面からの体当たりで橋本を吹き飛ばす。さらに橋本の肩にクロー攻撃を浴びせ、バックドロップを狙って背後に回った橋本をコーナーとの間にはさんで、押しつぶす。
苦悶のうめき声をあげて倒れた橋本に、ヒッププレスを浴びせる。橋本はクイックカウントにもめげずに必死で肩を上げるが、腹を押さえて立ち上がることができない。ガマ大王はボディスラムからボトムロープからのボディプレスを浴びせる。何とか返す橋本だが、表情はますますゆがんでいく。
しかし、油断して近寄ったガマ大王に水面蹴りで反撃開始。重爆ミドルとケサ斬りチョップ、さらにローリングソバットから一本背負いで投げ捨てる。起き上がってきたガマ大王にトラースキックからDDTを浴びせるが、レフェリーのカウントが遅く、3カウントが入らない。怒りの橋本は三角絞めで、ガマ大王を絞り上げる。たまらずタップするガマ大王だが、レフェリーはそれを見逃して、何とかガマ大王を負けさせまいとする。だが、橋本はますます力を込め、レフェリーもとうとうゴングを要請した。
ガマ大王はタップしても試合を止めなかったレフェリーに、怒りの体当たりをぶつけ、橋本はガマ大王と全力を尽くしたものにだけ分かる何かを感じたかのように認め合った。
さらにマイクを握った橋本は「押忍、今日はハッスルありがとうございます。オレたちは今、新しいものに挑戦しています。自分のプライドもあり、いろんなことがあります。だけど、正しいことと思って、プロレスを盛り上げていきます。恥ずかしい気持ちもあるけど、真面目にやってればいいこともあるだろ!」と絶叫。最後はいつものハッスルポーズだけでなく、「腰の粘りが足りないぞ」と前置きして、腰を横にグラインドする新型の“トルネードハッスル”を披露。「3、2、1、ハッスル! ハッスル!」から「トルネードハッスル!」の2段ハッスルで会場を熱狂の渦に巻き込んだ。
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