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プロ修斗





第7試合 ライト級/5分3R
ステファン・パーリング
(アメリカ/ジーザス・イズ・ロード)
1R 30秒
テクニカル・ノックアウト
詳細はこちら
山本“KID”徳郁
(PUREBRED大宮)
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この試合の見どころ


 日米を代表する豪腕対決!

 ステファン・パーリングは、昨年7月の野中公人戦以来の来日。野中戦で見せたようにパンチ、ひざ蹴りなど打撃の強さは際立っている。

 対する“KID”も日本人離れした豪腕の持ち主。前戦は01年9月に門脇英基をTKOで下している。3月の後楽園大会では、マイク・カルソッドの突然のドタキャンでメーンを務めるどころか試合がなくなってしまった“KID”、今回はそのうっ憤を晴らそうと準備は万端だ。海外からの強豪と試合をするのは初めてだが、日頃から「膠着は面白くない」と公言。KO賞受賞コメントも「だれでも言いからぶっ飛ばしていく」と言うとおり壮絶な殴り合いが展開されそうだ。


試合経過


 1R開始早々、山本が飛び込むもパーリングは突き放し距離を取る。さらに山本は素早く超低空タックルからパーリングを高く持ち上げテイクダウンに成功するが、タックルの際にパーリングが合わせた右ひざが山本の額を直撃。右眉上から出血する。パックリと開いた傷口を見たレフェリーがすぐに試合を止めた。山本のセコンドについていたエンセン井上もエプロンに上がり、山本の頭にタオルをかけ、「やれる」という山本をなだめ、なぐさめるほかなかった。


コメント



■パーリング 「山本の動きは見えていた」

 ジーザスに感謝するのみです。それだけ言いたいです。

――相手の山本選手はいかがでしたか

 山本選手はとにかくアグレッシブな選手でした。今後、もっとレベルアップしてくるでしょう。

――タックルに合わせてのひざでしたが、相手の動きは完璧に見えましたか

 彼が力いっぱい自分に向かってくるのは見えてて、まず自分がいったん下がってひざをいれました。

――ああいう動き、ひざは普段の練習の成果なんでしょうか、本能なんでしょうか

 両方だと思います。自分の能力もあるだろうし、普段の練習でもテクニックだの、タイミングだの練習しているので、今晩はそれが効果的だった。

――当然、チャンピオン(アレクサンドリ・フランサ・ノゲイラ)との再戦の話が出てくると思いますが

 ぜひチャンピオンとやりたい。もしやればとてもエキサイティングな試合になるだろう。

――チャンピオンが7月の大会で、あなたがKOした阿部裕幸と試合をしますけど、どう感じますか、またどう予想しますか

 阿部選手も才能があるし、ノゲイラも打撃ができるし大変エキサイティングな試合になるでしょう。

――今日はひざでKOしましたが、あなたはパンチだけではなく、ひざや蹴りも得意なのですか

 山本選手が組んできたときに、とってもレスリングの強い選手と分かって、自分のひざもこれまでの練習のうちの一つだったのでそれを出しました。

――タックルにあわせて、ひざを出そうというのは作戦ですか

 そうです。

――試合後、“KID”選手が何か話していましたが

 再戦しようと。

――なんて答えたのでしょう

 自分のマネージャーがレイ・クーパーなので。レイ・クーパーが決めることなので、エンセンにもそのように言いました。

――ご自身は再戦したいですか

 自分で何も決めません。レイがだれとどこで戦ってと決めることなので、自分は何も決めません。


■山本 「今すぐパーリングとやりたい」

 パンチも全然見えていたし、負ける気が全然しなかったんですよ。だから、あっちの運があっただけで、(今回は)オレの運が悪かった。

――たぶんタックルに合わせたひざだと思うんですが、そのひざ蹴りは分かりましたか?

 いや、それは……ひざ当たんのは別に技術じゃないし、(出血した)オレの運が悪かっただけで、次やったら絶対勝てるし、何回やっても勝てます。

――いまそれは応急処置がしてある?

 かすり傷。

――初めての敗北になったことについては

 いや、ただ負けた気がしないし、あの(テイクダウンの)ままやっていたら、絶対勝っていたし。ハー(ため息をつく)。今度は倍返しします。

――今すぐにでも、もう一度、彼と試合したい?

 やりたい。今、やりたい。顔面の顔、全部剥ぎ取って(笑)。負ける気がしない。

――切れた瞬間ってテイクダウンした時に気付いていた?

「ああ、ちょっと切れたな」って感じで。でも全然効いてなかった。

――血の量を見て、「止められるかも」って思った?

(血が)ポタポタッてなって「あー、ヤベーッ」って思って、見た瞬間、「1発殴って、KOして勝っときてぇー」って思ったら止められたから、あと1分くらいあったら良かった。

――タックルから持ち上げてテイクダウンしましたが、最初の作戦としてはどんなことを考えていた?

 いや、やる前は別に作戦を考えない。その場で体が勝手に動くし、たまたま体が勝手にタックルに入っていた。

――すぐにでも再戦を訴えますか?

 そりゃあたりまえ。明日にでもできます。もう倍返しですよ。絶対、やり返す。

――結果的にペケーニョ(アレクサンドリ・フランサ・ノゲイラ)前で一つつまづいてしまったけど、今後、ペケーニョまでにらんだ場合は、何をやっていくか。とりあえずパーリングを倒してから?

 うん。(パーリングは)3位でしょ。(パーリングしか)考えられない。

 うーん……(悔しそうにパチンと手を叩く)。


■山本のセコンドについたエンセン井上 「KIDにとって『心のテスト』」

「KIDにとって、良いこと。『心のテスト』だね。傷口を見てすぐにダメだと思った。骨が見えていたから。一番悔しいのは、彼。トレーニング(の成果)を出せなかったと言っていた」




入場時から気合十分のKID


パーリングも落ち着いた表情で登場


最初からレッドゾーンに入っていたKID


開始早々のラッシュはパーリングが突き放した


低く素早くタックルに入ったKIDだったが、この時点で傷口は開いていた


力強く持ち上げテイクダウン


「ヤバイ」と思ったという出血で試合はストップ


エンセンがすぐさまタオルをあてた


野中戦でも見せたニーが勝負を決めた


「次は倍返し」と悔しそうに語ったKID


「山本はもっとレベルアップする」と穏やかに語ったパーリング

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