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宍戸の跳びひざがさく裂! KO勝利で完全復活=SB
2007年に向けSBストーリー第2章に突入!

2006年12月04日

06年最後の試合をKO勝利で締めくくった宍戸。07年の逆襲を誓った
06年最後の試合をKO勝利で締めくくった宍戸。07年の逆襲を誓った【 スポーツナビ 】


 シュートボクシング(SB)協会06年最後の興行「NEO ΟΡΘΡΟΖ Series Final」が3日、後楽園ホールに超満員となる1135人の観衆を集め開催された。メーンイベントには、SB日本ウェルター級王者の宍戸大樹が、S−cupにも出場した総合格闘家のダマッシオ・ペイジと対戦。
 また、第5、6試合では「日韓対抗戦」と題し、日本と韓国の軽量級トップファイターが激突した。


ぎっくり腰のアクシデントを乗り越えKO勝利

狙いすました跳びひざ蹴りでペイジ(右)をKO 狙いすました跳びひざ蹴りでペイジ(右)をKO【 スポーツナビ 】
 06年SBの最後の試合を務めるのは、“SBの新エース”宍戸。しかし、9月のK−1 MAXでブアカーオにKO負け、11月のS−cupでも先輩の緒形健一との日本人対決に敗れ、その肩書きも危うくなっている。ペイジは今年のS−cupで緒形にTKO負けしているだけに、宍戸としては勝利だけでなく内容も求められる試合となった。
 開始のゴングと同時にコーナーにパンチを一発入れ、気合十分で試合に臨んだ宍戸だったが、いきなり出鼻をくじかれてしまう。ペイジは宍戸に突進すると、いきなり左右のフックを振り回しラッシュ。不意をつかれ、焦りの見える宍戸に組みつくと、予告通りジャーマンスープレックスで投げ捨てる。シュートポイントこそつかなかったものの、リズムを崩された宍戸は、さらにフロントスープレックスも食らってしまう。

 まさかの展開に会場から宍戸に対し大きな声援が飛ぶ。インターバルで冷静さを取り戻した宍戸は、2ラウンドに入ると左ジャブでペースを握り、右ミドル、ローでペイジの前進を止める。再びジャーマンを食らってしまうが、宍戸は落ち着いて対処すると、コーナーに追い詰めパンチの連打“SB百烈拳”から、右ハイを決めダウンを奪う。なんとか立ち上がったペイジだが、宍戸は再開と同時に狙いすまし跳びひざ蹴り! ジャストミートしペイジが再びダウン。立ち上がろうとするが、レフェリーが試合を止め、宍戸がド派手なKOで復活勝利を飾った。

 S−cupから1カ月と準備期間もなく、さらに3日前にぎっくり腰になるなど、決して万全な状態ではなかった。しかし、エースとして絶対に負けられない大事な試合を勝利で飾り、自信を取り戻した宍戸は「K−1やS−cupに出た年の集大成の試合をKOで勝てたので、これで第1章として、新たな気持ちで第2章に踏み出したい」と、07年に向け気持ちを新たにした。


及川のローキックがさく裂

徹底したローキック攻撃で韓国王者の足を破壊した及川(右) 徹底したローキック攻撃で韓国王者の足を破壊した及川(右)【 スポーツナビ 】
 セミファイナルでは「日韓対抗戦」が行われ、日本スーパーフェザー級王者の及川知浩が韓国ムエタイ協会フェザー級王者のツァン・ジャヒと対戦した。及川のベルトを狙うツァンははまだ20歳。韓国の次世代エースと期待される新星だ。
 お互いオーソドックスな構えから、ツァンはパンチ、及川はローキックを中心に攻撃を組み立てる。及川はツァンがローキックに嫌そうな表情を見せると、徹底した右ローで左を集中攻撃。スパッツをはかないツァンの左ももが見る見るうちに赤く腫れあがっていく。さらに及川は、ツァンに組みつくと首投げでシュートポイントを獲得。最終ラウンドでも首投げでシュートポイントを奪うと、ダウン寸前のツァンにローキックの連打でたたたみかけるがダウンは奪えず。結局、KOはできなかったが、大差をつけた判定勝ちで及川が日本王者の意地を見せた。


歌川、18歳の韓国の新星にまさかの判定負け

18歳の新星が歌川(右)に勝利。韓国のヤングパワーの勢いを見せつけた 18歳の新星が歌川(右)に勝利。韓国のヤングパワーの勢いを見せつけた【 スポーツナビ 】
 第5試合では、日本フェザー級2位の歌川暁文が、18歳の韓国フェザー級王者ジュン・ビュングを迎え撃った。サウスポーの歌川が鋭い左ミドルを打ち込むが、恐れを知らない若者は、構わず前に出てパンチで打ち合いを挑む。歌川の跳びひざ蹴りを、跳びひざで迎撃するなど、“アバレンジャー”の異名を取る歌川にも負けない暴れっぷりを見せる。 3ラウンドには、パンチで歌川の右目の上をカット。止血したもののドクターストップを恐れ攻撃を強める歌川だが、ジュンの勢いの止まらない。最終ラウンドまでスタミナの切れないジュンは、一歩も引かず打ち合い、2−0で判定勝利を飾った。
 これで「日韓対抗戦」は1対1のイーブン。18歳の新鋭が韓国のヤングパワーの勢いを見せつけた。

 対戦結果は以下の通り。


■シュートボクシング協会「NEO ΟΡΘΡΟΖ Series Final」

12月3日(日) 東京・後楽園ホール

<メーンイベント エキスパートクラス特別ルール 70キロ契約 3分5R>
○宍戸大樹(シーザージム/SB日本ウェルター級王者)
(2R 2分02秒 KO)
●ダマッシオ・ペイジ(アメリカ/ジャクソンズ・サブミッション・ファイティング)

<第6試合 エキスパートクラス特別ルール 60キロ契約 3分5R>
○及川知浩(龍生塾/SB日本フェザー級王者)
(5R判定 3−0※50−48、50−44、50−47)
●ツァン・ジャヒ(韓国/泰雄會館/韓国ムエタイ協会フェザー級王者)

<第5試合 エキスパートクラス特別ルール 60キロ契約 3分5R>
●歌川暁文(UWFスネークピットジャパン/SB日本フェザー級2位) 
(5R判定 0−2 ※49−49、48−49、48−49)
○ジュン・ビュング(天氣ジム/韓国ムエタイ協会フェザー級王者) 

<第4試合 エキスパートクラス特別ルール 65キロ契約 3分3R>
○三原日出男(シーザージム/SB日本フェザー級3位)
(3R判定 3−0※30−27、30−28、30−27)
●五味慎一郎(湘南ジム)

<第3試合 エキスパートクラス特別ルール 55キロ契約 3分3R>
○えなりのりゆき(シーザージム/SB日本バンタム級3位)
(3R判定 3−0 ※30−27、30−27、30−27)
●脇田 誠(風吹ジム)

<第2試合 スターティングクラスルール 61キロ契約 2分3R>
●南 健介(シーザージム)
(3R 0分46秒 KO)
○木田なっくる将大(龍生塾)

<第1試合 スターティングクラスルール 57キロ契約 2分3R>
○嶋村暁人(グラップリング・シュートボクサーズ)
(3R判定 3−0 ※30−29、30−29、30−29)
●阿部マサトシ(AACC/修斗バンタム級(56kg)世界3位)

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