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前田SVがまたも激怒、金子賢から「あいさつなかった」=HERO'S直前記者会見
マヌーフの超ハイテンションに会見場は大盛り上がり

2006年10月08日

いよいよ決戦をあすに控えたミドル級&ライトヘビー級トーナメント出場選手が勢ぞろい
いよいよ決戦をあすに控えたミドル級&ライトヘビー級トーナメント出場選手が勢ぞろい【 スポーツナビ 】


 いよいよあすに決戦を控えた、10.9「HERO’S 2006〜ミドル&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦〜」(横浜アリーナ)の直前記者会見が8日、都内TBS本社で行われ、急激な減量による体調不良のため欠席したカーロス・ニュートンを除く出場全選手が顔をそろえた。会見では、この日が初対面となった前田日明スパーバイザー(SV)と金子賢に注目が集まったが、結局、二人は会話はおろか、視線すら合わすことがなかった。
 なお、オープニングファイト1試合が追加されたほか、全対戦カードと正式な試合順も決定した。


前田SVと金子がついに対面も、視線合わさず

前田SV(左)と金子(右)は会見中、一度も視線を交わすことはなかった 前田SV(左)と金子(右)は会見中、一度も視線を交わすことはなかった【 スポーツナビ 】
 ミドル級&ライトヘビー級のダブルタイトルが懸かった今大会。谷川貞治実行委員は、「K−1 MAXも5年たって、人気シリーズになった。HERO’Sも、これから世界に通じるものにしていきたい」と大会主催者としての意気込みをアピール。一方、前田SVは、「10年から20年の期間で考えて、レベルの高い選手を集めていく。そして、今後はヘビー級、スーパーヘビー級も視野に入れて、軽量級も含めて規模を拡大していきたい。世界的に見ても、これからの総合格闘技は戦国時代に入る。どこの選手が一番強いのか、その中で頭角をあらわせるように頑張っていきたい」とHERO’Sの将来的な展望を披露した。

 いよいよ決戦をあすに控えた選手たちだが、会見での彼らの表情はリラックスムード満点。ミドル級世界最強王者決定トーナメントに出場する4人が和気あいあいでフォトセッションに応じ、互いに健闘を誓う一方で、ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント出場の4人も終始和やかなムードを演出した。なかでもメルヴィン・マヌーフは、毎回奇抜なファッションで注目を集める秋山成勲のお株を奪うようなピンクのド派手なシャツで登場し、ほかの3選手にカンフーポーズを要求。超ハイテンションで会見場を盛り上げた。

 そして、この日最も報道陣の注目を集めたのが、スーパーファイトで所英男と対戦する金子賢。前田SVとの初対面で、どんな会話が交わされるかが注目されたが……。
 緊張した面持ちで登場した金子は、フォトセッションでもリラックスした表情を見せる所の横で顔をこわばらせたまま。続いて、各選手がマイクを手にアピールする場面でも、所が「あすはいい形で1本を獲って、今後に弾みをつけたい」と意気込む一方で、金子は「一生懸命頑張ります。よろしくお願いします」と言葉少な。結局、前田SVとの会話はおろか、視線すら合わさず会見場を後にした。


<各選手のコメント>

マヌーフ(右から2人目)は、超ハイテンションでカンフーポーズを決めるなど笑いを誘っていた マヌーフ(右から2人目)は、超ハイテンションでカンフーポーズを決めるなど笑いを誘っていた【 スポーツナビ 】
■宮田和幸

 「イアン・シャファー選手とは、総合(格闘技)の試合で一度対戦して負けてる。それから、自分もスゴイ成長してると思うので、いい試合を見せたい」

■イアン・シャファー

 「またHERO’Sに招いていただいてありがとう。1年半前(の宮田戦)は判定だった。今回はよりいい試合をできると思う」

■石澤常光

 「ニュートン選手はいないんですけど…。谷川さん、キチンとペナルティ取ってもらえるようお願いしますね(谷川氏は苦笑)」

■ドン・フライ

 「こんにちは。対戦相手のキム・ミンスは96年のオリンピック(柔道)で銀メダルを獲得したすばらしい選手。あしたはベストな試合見せられる」

■キム・ミンス

 「コンニチハ。ワタシハ、キム・ミンスデス。あすの試合は命がけで戦います。火花散るような戦いがしたいです」

■カイシノフ・ゲオルギー

 「日本のみなさん、このような大きな戦いに招待していただき、感謝しています。あしたはすばらしい祝日になるよう、いい試合を見せたい」

■アントニオ・シウバ

 「またHERO’Sに参加できてうれしい。今回も良い試合をして、勝利したい」

■所英男

 「あすはいい形で1本を取って、今後に弾みを付けたい」

■金子賢

 「一生懸命がんばります。宜しくお願いします」

■宇野薫

 「また、HERO’Sに出場できてうれしいです。あしたは楽しんでいい試合するだけです」

■アイヴァン・メンジバー

 「また参戦できてうれしい。宇野選手をはじめ、みんな良い方で、いいスポーツになるようにがんばりたい」

■J.Z.カルバン

 「コンニチハ! あすはベストの試合を見せます。ブラジリアンファイトとブラジリアンショーを見せる。みなさん経験のあるすばらしい選手なので、今まで見たことのない試合を期待してほしい」

■ハニ・ヤヒーラ

 「この大会に参戦できて光栄。ミドル級としては、世界最大のイベントだと思う。ベストを尽くして、後の結果を知ってるのは神様だけだと思う」

■秋山成勲

 「あしたは祭日で体育の日。運動会もいっぱいやってると思いますけど、ボクらの試合も運動会。あしたは1等賞を狙ってがんばります」

■ケスタティス・スミルノヴァス

 「またHERO’Sの舞台に戻れてうれしい。気分もいいし、体調もいい。すてきな試合を見せるので、期待してほしい」

■メルヴィン・マヌーフ

 「コンニチハ! みなさん、元気ですか。あしたは参加できて光栄。みんなすばらしい選手だけど、あしたは戦争のようなもの。ベルトのために戦う。みんな、フェアにクリーンファイトを見せよう」

■大山峻護

 「この日のために、最高のコンディションを作ってきた。最高のパフォーマンスを見せて、心に残る試合を見せたい」


「ビビってるから会いたくない、とかいう問題じゃない」

前田SV(中央)はあいさつに訪れなかった金子賢に対し、怒りの表情を見せた 前田SV(中央)はあいさつに訪れなかった金子賢に対し、怒りの表情を見せた【 スポーツナビ 】
 会見終了後には、前田SVが報道陣の囲み取材に応じ、HERO’Sの今後の展開について言及するとともに、初対面となった俳優・金子賢についてまたも苦言を呈した。

 前田SVは、HERO’Sの今後の展開について、「ヘビー級もスーパーヘビー級も用意は出来てる。70kg(ミドル級)、85kg(ライトヘビー級)、ヘビー級、スーパーヘビー級と来れば、あとは階級を細分化して下に伸びていく」と話し、日本人の実力者がそろう軽量級を創設する可能性も示唆した。
 また、今大会のトーナメント戦の行方については、「(ライトヘビー級では)大山君がすごいキラキラして見えた。優勝するかはわからないけど、いい試合をしてくれそう」と期待。ミドル級に関しては、「混とんとしていて、激戦になるだろう。誰が勝ってもおかしくない」と予想した。

 この日の会見では、前田SVと金子が初対面を果たすということで注目が集まったが、「自分もあれこれ言うよりも、じかに見て判断したかったけど、あいさつもなかった。(会見後に)ウロウロしてみたけど、近寄ってこない。ビビってるから会いたくない、とかいう問題じゃない。人間としての基本的な礼儀の問題。自分も大会を統括する責任者として、彼の安全も見なくちゃいけない。彼も周りに命を託すわけだから、もう少しそういうスタッフに対して心遣いがあってもいいはず」と怒りのコメント。「金子君の未熟さというのはそういうところ。それで(総合格闘技に)挑戦とか言っても、ちっちゃいな。あいさつに来たら、オレも言い過ぎたかなとか思ったかもしれないけど、これじゃあしょうがない」と、もはやあきらめの表情さえも見せていた。一方で、愛弟子・所英男に対しては、「これで負けたら終わっちゃうけど、(格闘技経験)一年ぐらいのヤツに負けるぐらいなら、『辞めろ!』って言うよ」と猛ゲキを飛ばした。

 「リングの上では人間の生き方が出る。全人格、全人生が出る。人間力がないと勝ち残れない。たとえ負けても、人間力があるヤツは必ずはい上がってくる」
 かつて“格闘王”と呼ばれた男が伝えたリングの厳しさ。果たして、金子賢にはどこまで届いたのか。その答えはあす、リングの上で明らかになる。


前田SVの猛ゲキに、所は「負けたら引退」の覚悟

金子との一戦に臨む所は、「『負けたら引退』の覚悟」と悲壮な決意を見せた 金子との一戦に臨む所は、「『負けたら引退』の覚悟」と悲壮な決意を見せた【 スポーツナビ 】
 また、前田SVの後には、所英男も報道陣の囲み取材に応じ、「『負けたら引退』の覚悟で戦う」と悲壮な決意を語った。

 対戦カードの発表会見以来となる金子との対面に、「顔つきが変わってるのを感じた」と警戒心を見せる所。会見後には、互いに「がんばりましょう」と握手を交わしたという。師匠である前田SVからは、「(格闘技経験)一年ぐらいのヤツに負けるぐらいなら、辞めろ」と猛ゲキを飛ばされたが、「自分もそのつもり。負けたら引退の覚悟です」と悲壮な決意を見せた。
 当初は俳優である金子との対戦にプレッシャーを感じていたという所だが、「今は全然感じていない。むしろ、楽しむぐらいの余裕がある。金子さんは(HERO’Sが)初めてだから、気持ちの面での差はあると思う」と精神面での充実をアピール。また、3.5kgの体重差がある金子に対し、「自分もパワーアップしてるし、75kg(クラス)の選手に負けないような身体作りはしてる」と自信を見せる一方で、「やっぱりヒザ、そして打撃は怖い」と身長、リーチ差のある攻撃に対しては、警戒を怠らなかった。

 「負けが込んでるんで、いい形で勝ちたいですね」
 負けたら“風呂なしアパート”に逆戻りとなる可能性も出てきた所。“戦うフリーター”にとってはある意味、格闘家人生を賭けた大一番となりそうだ。

「HERO’S 2006〜ミドル&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦〜」全対戦カード

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