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スポーツナビ
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前田日明スーパーバイザーが大会を総括
2005年09月08日
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| 決勝に進んだ須藤の戦い方に厳しい注文をつけた前田氏【 スポーツナビ 】 |
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「HERO’S 2005 ミドル級世界最強王者決定トーナメント準決勝」が7日、東京・有明コロシアムで行なわれ、大会終了後にHERO’Sスーパーバイザーの前田日明が大会を振り返った。
「元気クンは変なトリックとか小細工なしにやってほしい」
【 t.SAKUMA 】
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総合(格闘技)はグローブが薄いんで、出血とかで試合が止まってしまうのはすごくもったいない気がしますね。よくボクシングで「止血屋さん」っているんですけど、そういうのを医療チームに入れたらどうかなと。 あと、(須藤)元気クンの戦法なんですが、あれが行き過ぎるとどうなのかなと正直思いましたね。相手のミスを誘って、相手がバランスを崩したところで攻撃をする。彼がトリックと言ったらそれまでだけど、たぶん海外での試合だったらイエローカードですね、元気クンは。「もっと積極的に行きなさい」と。昔より戦法的に相手のバランスを崩すようにするのが多くなっているが、行き過ぎはどうかなと思う。相手の選手がかわいそうだなと感じましたね。
でも全般的に面白い、見どころのある試合が多かった。宮田(和幸)クンもちょっと惜しかったと思う。彼(須藤)の戦術に乗っかっちゃったなと。審判団にもっとしっかりしてほしいなと思う。というのは、全員があれをやっちゃったらどうなるんだろうかって、すごく考えるんですよ。本当につまらないものになっちゃうと思う。ただまあ、試合のリズム、リズムを切る分で、間隔では許せるけど、1から10までアレになると「ちょっとキミ、それはズルイんじゃない」と言いたいですね。自分は選手経験者なんで、選手の立場になって考えると、ああいう戦い方をされると「ちょっと、どうなのかな」って思いますね、正直な話。批判はしましたが、元気クンは自力のある選手なんで、そういうものに頼らなくても試合できるんじゃないかと思う。まぁ目立つという部分でやっているんだとは思うけど。決勝戦はガンガンやりあって、いい試合をしてほしい。それは決勝に残った人に強く思う。
「レミーガを止めた高谷クンは対したもの。宇野クンもさすが百戦錬磨」
前田氏がベストバウトに選んだ一戦。試合後、宇野と所は健闘を称え合った【 t.SAKUMA 】
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レミーガ(レミギウス・モリカビュチス)を止めた高谷(裕之)クンも大したものだと思いました。冷静にグラウンドに持っていって、レミーガの連打をうまく止めて捕まえて、あれは大したものだと思う。レミーガもこれからグラウンドの方で技術の研鑽があればいい選手になると思う。(K−1)MAXの方にも誘ってみようかと思うが、それはまたK−1と話をしようと思う。
所(英男)クン、宇野(薫)クンは、ある意味総合の面白さとかすごさ、70キロ級が持つスピード、技術、戦略で言うと、今日のベストバウトというくらいの内容はあったと思う。所クンはあの宇野クン相手によく判定まで持って行ったなと。彼の今後に期待したい。対する宇野クンはやっぱりなんだかんだ言っても百戦錬磨で、まだ総合がこんなに成立していないころからいろいろな世界の強豪(と戦い)、アメリカのUFCまで行ってやっただけの経験と冷静さと。あと試合の流れを見ているとパッと自分で考えて切り替えられる。それはさすがだなと。
そういう意味で言うと、試合というのは「ためしあい」と書く、競い合いの場ですから、緊張感、緊迫感にあふれる、アグレッシブでスピーディな試合を(してほしい)。あと、この間ブラジルの人間と話して驚いたのは、いまグラウンドでのパウンドがあるルールの試合がテレビで一般家庭に流れるのは世界でただ1つ、日本だけなんですね。あのブラジルでもダメなんです。そういった意味で、主催者側やレフェリーがルール作りや試合の進行状況をよく考えて、安全で技術あふれる面白いものにしていった方がいいと思う。
決勝はもう正々堂々と、変なトリックとか小細工なしにやってほしい。それがHERO’S初代チャンピオンの義務であり、今後、後に続いていく者のためにも、スポーツマンシップに則った試合をしてほしい。
――決勝の予想は?
また今日みたいに元気クンが前に出ずに下がって、たまにチョコチョコ攻撃するような「魚釣り戦法」だと、すごい試合がつまらなくなる。自力があるんだから、ガンガン行ってほしいなと思う。それなりの力はあると思う。本来彼が持っているポテンシャルを全開にしてやってほしい。 海外の連中と話すと 元気クンの戦法が話題になる。「自分の国ではなんで『もっと激しく行け』と言わないんだ? あれはおかしいんじゃないか」と。まあ、それもそうだなと。相手のバランスを崩すの誘っておいて、崩すのを待っているのは、ちょっと試合じゃないと。まぁ技術と経験を持つ二人なんで、本当に正々堂々、ガンガンやってほしいですね。 あの戦法がダメとは言わないが、あまりにも相手のバランスを崩すことを狙いすぎると、「それは違うんじゃない」と。攻守うまいこと混じりあったなかでやらないと。一方的に相手のミステイクを待っているとのは、それは試合とは言わない。だから決勝はガンガン行ってほしい。
【HERO’S準決勝詳報】
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