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谷川総括
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■試合の見どころ
日本で練習を積み、この一戦を「今後の選手生活をどのように進めていくか、その指標になると思う」と高いモチベーションで臨むスファン。対するクラウスは最近の試合でブアカーオ、スティーブルマンズと破っており好調だが、スファンを甘く見積もっての油断はないか。スファンにとっては“チャンス”の一戦であり、クラウスのテンションの度合いによっては、番狂わせの確率が高まる。
■試合経過
1R スファンは長身のサウスポーから威力ある左ミドル、左インローを放っていく。クラウスはこれを受けややバランスを崩すが、ガードを高くしてスファンに向かい、右ストレートを放っていく。スファンはなおも左ミドルを打ち込む。懐の深いスファンを、クラウスはやや攻めづらそうにしている。ボディへのストレートで切り込むが、スファンに下がられ届かない。さらに顔面からボディへのフックを走らせるクラウスだが、スファンはブロックを固めてこの攻撃を耐える。しかし、連打を出しつつ前へ出るクラウスは止まらず、コンビネーションの終わりに放つ右ストレートで2度、3度とスファンの顔を跳ね上げる。
1Rの採点はジャッジ1人が10−9でクラウス、他の2人は10−10でイーブンとなる。
2R スファンはリーチのある右ジャブを伸ばし、左の蹴りをロー、ヒザと放っていく。グッと腰を落としてこの蹴りを受け、クラウスは耐える。そこから反撃にパンチで飛び込むも、スファンはステップで立ち位置を変え、ヒットを許さない。スファンはクラウスが入ってくるところに左のヒザを突き上げカウンター。積極的に先に仕掛けるクラウスだが、スファンを押し切ることができない。だが、スファンも先手で打って出ることができないため、クラウスを大きく押し込むような展開は作れない。クラウスはワンツーで出て、長身のスファンの顔に飛び上がってヒザ蹴りを決める。スファンもパンチから出てヒザをクラウスに入れ返す。
2Rの採点は3者とも10−10でイーブン。まだ均衡状態が続く。
3R スファンはジャブを突いて前へ出て、クラウスが出返してくるとスッとバックステップする。スファンにロープを背負わせたクラウスは、右ストレートを放ちそこからボディ打ち、とパンチを回転させる。しかし、スファンの懐が深いため、ボディを効かせるための適切な距離まで近づけていないか。スファンはボディを打たれても、それほどダメージを見せない。ロープを背負うスファンだが左ストレートを打ち下ろし、時おりヒザ蹴りも突き上げる。クラウスはスファンをロープ、コーナー際から逃がさずに展開する。そして打ち合いの中、クラウスが右ストレート、右フックと度々スファンの顔をのけぞらせながら押していき、試合終了となる。
判定は30−28、30−29、30−29の3−0でクラウス。健闘したスファンだが、クラウスが底力を見せ振り切った。
■試合後のコメント
■クラウス 「(スファンは)ハートの強い選手」
――まずは試合の感想からお聞かせください
対戦相手がいい選手ということは分かっていたし、内容も均衡した展開だったので、 会場に足を運んでくださったお客さんが喜べるような試合だったのではないかと思っています。
――相手選手の印象をお願いします
試合前と同じ印象です。特にハートの強い選手という印象を持ちました。
――今回の試合に向けて、お子さんからは何かありましたか?
今回の試合に限らず、いつも試合前には「ベストを尽くして絶対勝ってきてね」と、 いい意味でプレッシャーをかけてもらっています。
■スファン 「クラウス選手が体で教えてくれたのはコンビネーションの重要性」
――まずは試合の感想からお聞かせください
今日は、初めてチャンピオンクラスの選手と戦ったことで、たくさんのことを学べたと思います。 今日学べたことをしっかり吸収して、もっといい選手になりたいと思います。
――どんなことを学べたと思いますか?
クラウス選手と戦ったことで、自分自身に何が足りないかが見えてきたということと、 クラウス選手が体で教えてくれたのはコンビネーションの重要性でした。 ワンツーで終わるんじゃなくて、スリー、フォーまでやることが大切だということです。 頭では分かっていましたが、それを体で学んだ感じです。
――残念ながら今日は負けてしまいましたが、次はどんな試合をしたいですか?
今回は負けてしまいましたが、決して挫折することはありません。今回学んだことを踏み台にして、 よりよい選手になっていきたいと思いますし、必ずそうなります。
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