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K-1 WORLD GP 2007 IN SEOUL FINAL16
日付 9月29日(土)
開始 17:00
会場 韓国ソウル・オリンピック第1体育館
ホンマン、宿敵モーに勝利 地元韓国でリベンジ達成
シュルト、バンナ、アーツら決勝進出8選手が決定
2-0の判定でモーを破ったホンマン(左)。05年以来2度目の決勝大会進出が決定【(C)FEG Inc.】
「K−1 WORLD GP 2007 IN SEOUL FINAL16」(ワールドGP開幕戦)が29日、例年の日本から韓国・ソウル・オリンピック第1体育館に場所を移して開催された。

 顔ぶれの入れ替わりを狙い実力伯仲のカードが並ぶ中、メーンイベントとして選ばれたのは米国GP優勝のマイティ・モーvs.開催国推薦で出場してきたチェ・ホンマンの一戦。3月に生涯初のKO負けという屈辱を与えられたモーに対し、ホンマンは地元ファンの大声援を背に強い決意を感じさせる顔で入場してくる。
 KOを喫したモーの豪腕フックを警戒してか、ホンマンはサウスポーに構える。そして、そこから左前蹴りを多用することでモーの前進をけん制する。それでもモーが飛び込んでくると、クリンチと首相撲で対処。さらにバックステップして間合いを外すなど、研究の成果を見せる。
 勝負を分けたポイントとなったのは2ラウンド。飛び込んできたモーにカウンターの左ハイを効かせたホンマンは、続けて放った左インローをヒットする。うずくまりローブローだと主張するモーだが受け入れられず、レフェリーはダウンを宣告。その後も左右のフックを振るい猛然と襲い掛かっていったモーだが、ホンマンは離れては前蹴り、懐に入られてはクリンチと“強打封じ”の戦いを徹底。微妙な1ダウンを奪ったにとどまり、KO負けの屈辱をKOで返すには至らなかったが、前蹴りなどこれまであまり見られなかった攻撃も繰り出し、2−0の判定で勝利した。



“新・日本人エース決定戦”は新鋭澤屋敷が藤本にKOで完全勝利【(C)FEG Inc.】
 エース武蔵不在の開幕戦では、“新・日本人エース決定戦”というべき藤本祐介と澤屋敷純一の対決が実現。試合前、お互いを意識し舌戦の見られた両者の一戦は、それに違わぬ激しいものとなる。
 先手を取ったのは藤本。“ブンブン丸”の異名通り、初回からフックとアッパーを振り回すとこれを当て、澤屋敷の鼻から激しい出血を呼ぶことに成功する。
 最初は藤本のパンチをガードし打ち返すことで応戦していた澤屋敷だが、2ラウンドからは作戦変更。パンチを放つ際、正面を向く藤本のボディーにカウンターでひざを突き刺していく。8月の香港大会、金泰泳にも同じ攻撃(カウンターのひざ蹴り)でダウンを奪われている藤本は、これを受けるとダメージが明らかに。右から左と、連続でひざを打ち込まれダウンを喫してしまう。挽回(ばんかい)せんと打ち合いを仕掛ける藤本だが、パンチ一辺倒になったところで澤屋敷が右ハイキック。2度目のダウンを喫した藤本は何とかこのラウンドをしのぎ切るも、実質的にはここで勝負あり。ダメージと消耗で立っているのもやっととなった藤本は、3ラウンドに入ると立て続けにスリップを繰り返すようになり、レフェリーはこれをダウンと判断。澤屋敷がKO決着というはっきりした形で勝ち名乗りを受け、リングサイドで戦いを見つめた武蔵と韓国のK−1ファンに新・日本人エースとしてアピールした。

 交通事故で急きょ欠場となったルスラン・カラエフの代わりにテコンドー戦士パク・ヨンスと対戦した“番長”ジェロム・レ・バンナは、まったく問題にすることなく右フックで秒殺KO。
 また、2連覇王者のセーム・シュルトはアーネスト・ホーストの弟子ポール・スロウィンスキーを文字通りひざ蹴りで一蹴し、“ゴールデンボーイ”バダ・ハリも右ストレート1発でKO勝ちを納めるなど、K−1の顔役たちが順当に決勝トーナメント進出を決めている。
 このほか、不調のレイ・セフォーを一方的に攻め立てたピーター・アーツ、ハリッド“ディ・ファウスト”との大会ベストバウトを制したグラウベ・フェイトーザ、昨年トーナメント棄権に追い込まれた因縁の相手ステファン“ブリッツ”レコをKOしたレミー・ボンヤスキーが決勝トーナメントへの切符を獲得した。

 これで決勝トーナメント進出選手はチェ・ホンマン、ピーター・アーツ、澤屋敷純一、ジェロム・レ・バンナ、グラウベ・フェイトーザ、レミー・ボンヤスキー、セーム・シュルト、バダ・ハリの8人に。
 組み合わせ抽選会は30日、大会と同じく韓国で行われ、今年のナンバー1ファイターが12月8日に横浜アリーナで決せられる。(文・長谷川亮)


【関連リンク】
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谷川プロデューサー、大会総括(07.09.30)
「K-1 WORLD GP 2007 IN YOKOHAMA」ホンマンvs.モー詳報(07.03.04)
「K-1 WORLD GP 2006 IN TOKYO〜決勝戦〜」詳報(06.12.02)
オープニングファイト第1試合 3分3R
キム・ギョンソック
(韓国/フリー)

 

2R 2分14秒
KO

 
強太郎レンジャー
(日本/チームドラゴン)
オープニングファイト第2試合 3分3R
ランディ・キム
(韓国/フリー)

 

3R判定 0−3
(29-30、28-30、29-30)

 
キム・ミンス
(韓国/フリー)
第1試合 スーパーファイト 3分3R延長1R
キム・ヨンヒョン
(韓国/テウンジム)

 

3R判定 3−0
(30-26、30-26、30-26)
詳細

 
柳澤 龍志
(日本/坂口道場)
第2試合 FINAL16 3分3R延長2R
[ヘビー級王者]
バダ・ハリ
(モロッコ/ショータイム)
 

 

2R 1分23秒
KO
詳細
 

 
[世界最終予選優勝]
ダグ・ヴィニー
(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
第3試合 FINAL16 3分3R延長2R
[06年優勝、S・ヘビー級王者]
セーム・シュルト
(オランダ/正道会館)
 

 

1R 2分26秒
KO
詳細
 

 
[欧州GP優勝]
ポール・スロウィンスキー
(オーストラリア/チームミスターパーフェクト)
第4試合 FINAL16 3分3R延長2R
[06年ベスト8]
レミー・ボンヤスキー
(オランダ/チームボンヤスキー)
 

 

1R 2分50秒
KO
詳細
 

 
[06年ベスト8]
ステファン“ブリッツ”レコ
(ドイツ/ゴールデングローリージム)
第5試合 FINAL16 3分3R延長2R
[06年ベスト8]
グラウベ・フェイトーザ
(ブラジル/極真会館)
 

 

3R判定 3−0
(30-27、30-27、30-26)
詳細
 

 
[06年ベスト8]
ハリッド“ディ・ファウスト”
(ドイツ/ゴールデングローリージム)
第6試合 FINAL16 3分3R延長2R
[06年ベスト8]
ジェロム・レ・バンナ
(フランス/レ・バンナエクストリームチーム)
 

 

1R 0分54秒
KO
詳細

 
パク・ヨンス
(韓国/カーンジム)
第7試合 FINAL16 3分3R延長2R
[アジアGP優勝]
藤本 祐介
(日本/モンスターファクトリー)
 

 

3R 1分34秒
KO
詳細
 

 
[主催者推薦]
澤屋敷 純一
(日本/チームドラゴン)
第8試合 FINAL16 3分3R延長2R
[06年ベスト8]
ピーター・アーツ
(オランダ/チームアーツ)
 

 

1R終了時
TKO
(タオル投入)
詳細
 

 
[主催者推薦]
レイ・セフォー
(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
第9試合 FINAL16 3分3R延長2R
[開催国推薦]
チェ・ホンマン
(韓国/フリー)
 

 

3R判定 2−0
(29-29、30-28、30-29)
詳細
 

 
[米国GP優勝]
マイティ・モー
(米国/フリー)
※競技委員会の再検証により、後日ジャッジポイントが一部変更

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