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「K−1 PREMIUM 2006 Dynamite!!」
日付 12月31日(日)
開始 15:00
会場 京セラドーム大阪
秋山がTKO勝利も、桜庭は「滑る」と猛抗議
須藤、突然の引退宣言! 曙はまたも勝てず


メーンイベントは秋山(右)がパウンド連打でTKO勝利を収めたが、桜庭は「秋山の体が滑る」と猛抗議 【福山洋平】
 「K−1 PREMIUM 2006 Dynamite!!」が31日、5万1930人(満員御礼)のファンを集め、京セラドーム大阪で開催された。オープニング宣言ではプロ野球・オリックスの清原和博が登場。開会宣言で詰まり、苦笑いを浮かべる場面もあった。
 今回はやはり、大みそかDynamite!!ならではと言えるイベント色の濃いカードがズラリ14試合。「HERO’S 2006」ライトヘビー級王者の秋山成勲vs桜庭和志、ボビー・オロゴンvsチェ・ホンマン、北京五輪を目指している山本“KID”徳郁が一夜限りの復活を果たし、アテネ五輪レスリング金メダリストと対戦するなど注目の戦いが目白押しとなった。その一方で、須藤元気は勝利を収めたものの、突然の現役引退を表明し、会場からは悲鳴が……。これら大みそかの熱き戦いを目の当たりにし、ファンも大喜び。1日早い「お年玉」に目を輝かせていた。

 注目のカードとなったメーンの秋山vs桜庭。このカードは10.9「HERO’S 2006ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント」の準決勝で実現するはずだったが、桜庭のけがにより消滅。幻となっていた一戦が、大みそかの大舞台でようやく実現した。
 寝技中心に展開していくかと思われた戦いは、意外にも打撃戦に。序盤で積極的に打撃を繰り出したのは桜庭だったが、秋山は冷静にガードしてクリーンヒットを許さない。そして、桜庭のタックルを切っていくと、多彩なキック、パンチでジワリジワリと桜庭を攻め込んでいく。さらに秋山は意表をつくバックブローも披露。これが勝敗を分け、倒れこんだ桜庭の顔面、ボディにパンチを休むことなく打ち込んでいく。桜庭は足を取りにいき反撃を仕掛けるものの捕らえきれず、結局、桜庭の動きが止まったところでストップがかかり、秋山が勝利を収めた。
 それでも納得がいかないのが桜庭。しきりに秋山を指差し「滑る、滑る」と猛アピール。試合後も、ノーコメントで会場を後にした。
 約3カ月の時を経て実現した夢のカードだったが、両者納得のいく形での勝敗がつかない結果を迎えることとなってしまった。桜庭の猛抗議に関して、谷川貞治K−1イベントプロデューサーは「改めてジャッジ陣の話を聞きたい」と試合後に語った。

※後日、主催者の調査により秋山に不正が認められたため試合はノーコンテストに。秋山は失格となった。(1月11日)

悲願の大みそか1勝を目指した曙(中)だったが、ジャイアント・シルバのアームロックの前に無念のタップ 【福山洋平】

 リング上でビッグサプライズが起きたのは、須藤元気が勝利を収めた後のことだった。試合前から須藤は「当日に重大発表をします」と語っていたが、“まさか”というファンが多かったのは間違いない。マイクを手にした須藤は「今まで応援をありがとうございました。本日をもってリングの上での闘いを終えたいと思います」と、突然の現役引退宣言。祝福の歓声から一転、大きな悲鳴で会場が包まれる中、「これからは未来を築いていきたいと思います。本当に素晴らしい格闘技人生でした。ありがとうございました」と、須藤は涙を流した。
  最後にリングで一礼をして、リングを降りた須藤。試合後のインタビューでは「世界中を旅して、環境問題を勉強したい」と語ったが、須藤が描く“未来”に今後も大きな注目が集まりそうだ。

 「蹴って、蹴って、蹴り倒す」と怒り心頭だった魔裟斗は、鈴木悟のパンチをかい潜って公言通りローを連発。1Rこそ鈴木の右ストレートをもらう場面もあったが、容赦なくローをぶち込み貫録の2RKO勝利を収めた。
 チェ・ホンマンvsボビー・オロゴンの戦いは、体格差を生かしたホンマンが秒殺。ボビーの開始1発目の飛びヒザ蹴りを叩き落したホンマンは、ボビーの上からパンチ連打を見舞いアッサリと勝負を決めた。それでもボビーは「終わりじゃないよ」と納得がいかないままだった。
 北京五輪を目指して総合格闘技を休止していた山本“KID”徳郁が、大みそか限りの復活を果たした。しかも、相手はアテネ五輪レスリング金メダリストだ。だが、いくら相手がレスリングの五輪金でも、総合ならKIDの方がはるかに格上。タックルからのテークダウンを1度は許したものの、すぐさまスタンドに戻し、圧倒的な打撃の強さを見せつけKOに下した。
 ある意味、一番の注目を集めていた“世界最大の戦い”曙vsジャイアント・シルバの巨漢対決は、予想を打ち破るジャイシルのアームロックで終結。初代タイガーマスクの指導のもと、打撃開眼してニュースタイルを自負していた曙だったが、またしても勝利を手にできなかった。また金子賢vsアンディ・オロゴンの異色対決は、3−0の判定でアンディが勝利。有利と言われていた総合ルールでも金子は勝利を得ることができず、格闘家として崖っぷちに立たされることになった。


【関連リンク】
谷川氏が桜庭の猛抗議について語る=Dynamite!!総括(07.01.01)
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オープニングファイト HERO’Sルール 5分3R
キム・ドンウック
(韓国/Team Lazenca)

 

3R 1分11秒
タップアウト(グランドパンチ)
詳細

 
内藤 征弥
(日本/和術慧舟會)
第0試合 HERO’Sルール 5分3R
金子 賢
(日本/フリー)

 

判定3−0
詳細

 
アンディ・オロゴン
(ナイジェリア/チームオロゴン)
第1試合 HERO’Sルール 5分3R 70kg契約
永田 克彦
(日本/新日本プロレス)

 

1R 4分12秒
TKO
詳細

 
勝村 周一朗
(日本/勝村道場)
第2試合 HERO’Sルール 1R10分・2R5分・延長5分 85kg契約
石澤 常光
(日本/TEAM JAPAN)

 

1R 2分48秒
KO
詳細

 
金 泰泳
(日本/正道会館)
第3試合 HERO’Sルール 5分3R 70kg契約
所 英男
(日本/チームゼスト)

 

判定3−0
詳細

 
ホイラー・グレイシー
(ブラジル/グレイシーウマイタ)
第4試合 HERO’Sルール 5分3R

(日本/チームヨコヅナ)

 

1R 1分02秒
アームロック
詳細

 
ジャイアント・シルバ
(ブラジル/フリー)
第5試合 K−1ルール 3分5R
バダ・ハリ
(モロッコ/ショータイム)

 

2R 1分28秒
TKO
詳細

 
ニコラス・ペタス
(デンマーク/スピリットジム)
第6試合 K−1ルール 3分5R
武 蔵
(日本/正道会館)

 

3R 33秒
KO
詳細

 
ランディ・キム
(韓国/フリー)
第7試合 K−1ルール 3分5R
セーム・シュルト
(オランダ/正道会館)

 

判定 3−0
詳細

 
ピーター・グラハム
(オーストラリア/ムンダインズジム)
第8試合 HERO’Sルール 5分3R 70kg契約
須藤 元気
(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)

 

1R 3分05秒
三角絞め
詳細

 
ジャクソン・ページ
(米国/Jackson’s Gym)
第9試合 HERO’Sルール 5分3R 70kg契約
山本“KID”徳郁
(日本/KILLER BEE)

 

1R 3分46秒
KO
詳細

 
イストバン・マヨロシュ
(ハンガリー/FSPUデブレツェン)
第10試合 HERO’Sルール 5分3R
チェ・ホンマン
(韓国/フリー)

 

1R 16秒
TKO
詳細

 
ボビー・オロゴン
(ナイジェリア/チームオロゴン)
第11試合 K−1ルール 3分5R 73kg契約
魔裟斗
(日本/シルバーウルフ)

 

2R 2分22秒
KO
詳細

 
鈴木 悟
(日本/フリー)
メーンイベント HERO’Sルール 1R10分・2R5分・延長1R5分 85kg契約
秋山 成勲
(日本/フリー)
 
 

ノーコンテスト
※試合後、秋山に不正が発覚したため失格
詳細
 
 
桜庭 和志
(日本/フリー)

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