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「K−1 WORLD MAX2005〜世界王者対抗戦〜」
第9試合 K−1ルール/3分3R延長1R
ガオグライ・ゲーンノラシン
(タイ/伊原道場)

 

3R判定0−2
(29-29,28-29,28-29)

 
佐藤 嘉洋
(日本/フルキャスト)
試合の見どころ

 体重差をものともせず、ヘビー級K−1ファイターを翻弄(ほんろう)してきたガオグライがMAXに電撃参戦。果たしてその実力・戦法は対ヘビー級用に特化したものだったのか、あるいは“超MAX級”の強さを見せるのか。日本屈指のテクニシャン・佐藤を相手に迎える一戦は、これ以上ない査定試合となる。

試合経過

1R ガオグライはヘビー級と戦っていた時と同じようにロープを背負う。佐藤のローをひらりひらりとかわし、時おりパンチを振るう。佐藤はジリジリと距離を詰めコツコツとローを繰り出す。ガオグライは思い切りよく左右のフックを振るっていくが、佐藤は腕を前に伸ばしてガードする。前蹴りで突き飛ばしたガオグライは、さらに右の跳び前蹴りで襲い掛かっていく。

2R 佐藤はローで徹底して前に出る。ガオグライはミドルで距離を取ろうとするが、佐藤はジリジリ前へ詰めてくる。組み合いが多くなる。佐藤がローから掴んでのひざ蹴りで攻勢を仕掛ける。しかし、その後が続かず組み合いでブレイクとなる。大きなフックを振るって前に出るガオグライだが佐藤はヒットを許さず、離れると変わらずローをヒットさせる。前蹴りで突き放すガオグライだが、ダメージを与える攻撃がない。

3R 佐藤は前に出てローを狙う。ガオグライは前蹴りで突き放そうとする。佐藤は逆に前蹴りで自分の間合いを保ち、ローとひざ蹴りで攻勢。佐藤のローが効いているか、ガオグライは目立った攻撃が出せない。リズムに乗る佐藤は左右のローを度々ガオグライに決める。佐藤がローキックでガオグライを追い回す。ガオグライは飛び上がってミドルを放つが、前進してのローを徹底する佐藤に押されてしまう。佐藤はディフェンスが冴え、ガオグライのパンチをガードし、蹴りをブロックしてローを決めていく。

 判定は29−29、29−28、29−28の2−0で佐藤。崖っぷちで大物ガオグライを相手に勝利をもぎ取った。


■佐藤試合後のマイク
「本当に辛い日々を過ごしてきたんですけど、みなさんの前で勝つことができて嬉しいです。僕の試合最後まで見てくれてありがとうございました」


試合後のコメント

■佐藤 「負けたら引退と思って戦った」

――きょうの勝利は特別か?

 この間の試合(カラコダ戦)は負けて、みなさんをがっかりさせたので、今回は納得のいく試合ができて良かったです。

――最初からローキックを打っていくのは作戦だったか?

 はい。会長からも「折れるまで蹴れ」と言われていたので、そのつもりで戦いました。

――きょうはどんな気持ちで試合に臨んだ?

 ふがいない試合をしたら、会長からは「引退しろ」と引退勧告を受けていたので、背水の陣だと思って試合の臨みました。

――ガオグライ選手の印象は?

 ガオグライにとっては2週間前に試合が決まったので、減量がきつかったんじゃないかなと思います。100%の状態ではないのにリングに上がってくれて感謝している。きょうの勝利は本当の勝利じゃないと思ってますから。

――他のタイ人のムエタイ選手と変わったところはあったか?

 いえ、いっしょでしたね。特に変わったところはありませんでした。


■ガオグライ 「今後はミドル級を中心に試合をする」

――今日は久しぶりの自分の階級での試合だったが、どうだった?

 今日は疲れましたね。

――ヘビー級との違いなどで戸惑いはあったか?

 もちろんヘビー級とは違う戦い方をしたが、なにせミドル級が久しぶりだったので、体が慣れてこなかった。

――減量の影響もあったか?

 減量そのものが2年ぶりだったので、減量にも慣れませんでしたね。短い期間で体重をかなり落としたので、体が疲れやすくなってました。

――相手のローキックは効いたか?

 効いたキックもありました。

――判定に不満は?

 特に何とも思っていません。

――今後はヘビー級とミドル級のどちらを中心に試合をする?

 自分としてはこのミドル級で戦っていきたい。

――戦ってみたい相手はいるか?

 オファーがあれば、誰とでも試合をします。


試合前日のコメント

佐藤 前回の屈辱を晴らすために、この3ヶ月間はあらゆる批判に耐えて練習してきた。あすは、胸を張ってリングを降りられるように頑張ります。

ガオグライ MAXに参戦の機会を与えてくださったプロモーターや関係者の方々に感謝します。


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