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K-1 WORLD MAX 2005〜日本代表決定トーナメント〜
第11試合 K-1 WORLD MAX 2005 〜日本代表決定トーナメント〜 決勝 3分3R
小比類巻 貴之
(日本/チームドラゴン)

 

1R 0分36秒
KO

 
新田 明臣
(日本/バンゲリングベイ)
試合経過

 いよいよ日本代表を決める決勝戦が行われる。連覇を狙う小比類巻か、リザーバーから勝ち上がった新田か。両者はかつて、1997年12月にJ−NETWORKのリングで対戦。この時は当時のNJKFミドル級王者・新田が4RKO勝ちを収めている。IKUSAのリングを復活のきっかけにKのリングへ戻った点でも共通点のある両者。果たして世界大会出場の切符をつかむのは、どちらか。まずは青コーナーから新田が入場。続いて“ミスターストイック”小比類巻が赤コーナーから入場。

1R まずは小比類巻が小刻みにフェイントを振って、左の前蹴り。じりじりと互いに様子を見ていた両者だが、試合時間わずか36秒、小比類巻が両手を前に出してからの右前蹴りが新田のあごを直撃! 新田は仰向けにダウン。新田はまったく起き上がる気配がなく、小比類巻がKO勝ち。1万723名超満員札止めの観衆から喝采を浴び、魔裟斗らが待つ「K-1 WORLD MAX 2005 開幕戦」(5月)の出場権と優勝賞金600万円を獲得した。

 優勝した小比類巻は、谷川貞治K−1イベントプロデューサーから表彰を受け、続けてチャンピオンベルト、優勝トロフィーを贈呈された。表彰式後、準決勝を棄権した武田幸三がリング上からあいさつ。「精一杯やったのですが、右すねの肉が飛んでしまいました。スイマセン。早く治してまたリングに上がります。今日は本当にスイマセンでした。またよろしくお願いします」とファンに謝罪した。また優勝した小比類巻は「今日は本当に強い8人の中で勝つことができた。運が良かったのと、みんなのおかげ。全選手を尊敬している。もっともっと、もっともっと強くなりたいので、応援してください。よろしくお願いします」とファンに感謝し、世界大会での飛躍を誓った。


試合後のコメント

小比類巻 「決勝で新田さんに恩返しができた」

――今日の感想は?

 とりあえず、ホッとしています。本当に自分のブロックは強いやつばかりなので厄介だと思っていた。まあ、運良く勝てました。1回戦の判定については、本戦(3R)で勝ったと思っていた。延長判定の後は、ブーイングが聞こえたので、そう見えたんだと思ったけど、勝ちは勝ち。1回戦は全然ダメだったので、2回戦からは(ダメだったところを)意識して動いた。その動きができれば、マイペースでいけると思った。ちょっとウォームアップが足りなくて、はじめは硬かった。

――新田戦は特別な感情があった?

 新田さんとの決勝戦は、プロ6戦目で初めて黒星を喫した相手なので、特別な気持ちはありました。その後、友人としてメシにいったりもして、選手同士で集まったりと、いい仲だった。決勝で戦えてうれしかった。直前会見の後に新田さんが僕の所へ来て「コヒがどん底に落ちて、今は優勝候補と言われている、それを見てきたからオレは現役を続けて来れた」とまじめな顔で言ってくれた。6戦目で負けたときも「まだまだいろんなことがある。落ち込むな」と声をかけられたし、兄貴分的なところがある。(今日勝ったのは)恩返しだと思う。

――試合後に話をしていたようだが

「気持ちよくKOされた」っていうことと、「決勝、コヒとやれてよかったよ。優勝したんだから今日は笑えよ」と。

――倒し方は意識して大技?

 意識はしてないです。

――入場時に旗を持っていたが

 ファンの方と、全国の応援してくれている仲間がみんなで書いてくれて。みんなの気持ちを旗に背負って勝ちました。

――最後の技は狙ってた?

 ローで来ると思ってて、前蹴りで止めようとしたらそのまま入りました。

新田 「優勝して恩返ししたかった」

――決勝の結果は?

 予定通り。最後は予定外でしたが。

――最後は見えなかった?

 見えなかったですね。今テレビで見たら、パンチに行こうとした瞬間だったので。

――小比類巻選手とは親しいようですが?

 はい、一緒に食事に行ったりもするし、尊敬してます。コヒ(小比類巻)は「すべての選手を尊敬している」と言っているけど、本当に尊敬しているし、素晴らしいと思う。やっぱり人前に出ることがあるなら、人のいい部分を見せることが大切だと思うんで。

――リザーブマッチの後は?

 試合に出るつもりで、トーナメントに出るつもりでいました。

――実際に決勝に出ることになって、どう思いましたか?

 K−1は何が起こるか分からない、魔物が棲んでいると思っていたので。決勝に出ることになったときは、とにかく動じないようにと思っていました。

――今後の目標は?

 K−1定期参戦ですね。

――ニコラスさんは何と言っていましたか?

 とりあえず優勝としか言ってなかったんで。まぁ「よくやった」とは言ってくれましたけど、優勝して恩返ししたかったですね。

――準優勝で激励されたことは?

 よくやったと。でも、黙っていたので悔しかったんじゃないですか。


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