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K-1 WORLD GP 2004 開幕戦


■谷川貞治プロデューサー大会統括
「曙はGP決勝には出さない」
最注目はマイティ・モー
原点回帰ということで武道館でやったんですが、本当に武道館はいい会場だなと。と言うかですね、武道館でやったことが今日一番の成功かなと。お客さんの一体感と言うかライブ感というのがあって、久々に選手のコールも起きたし、すごい熱気もあって、いい大会になったなと思いました。
試合内容に関しては予想外のこともあったのですが、全体的に通しては、非常にK−1らしい大ドンデン返しから、内容の濃い、レベルの高い、世界の現時点でのトップの16人が集まれば、こんな試合になるんだなという戦いになったと思います。数年ぶりに日本武道館に戻って、K−1のここからまた新しいスタートが切れたと、いいスタートが切れたという風に思っています。
――8人が出揃いましたが、今年の一番の注目選手は
一番の注目はやっぱり僕はマイティ・モー選手ですね。アーネスト・ホースト、レミー・ボンヤスキーの2人が強くて、中堅の武蔵、レイ・セフォーにもチャンスがあると思いますが、一番の注目としては新しいところでマイティ・モー。全選手倒す力があると思いますので、ぜひ期待したいと思います。
曙は“新しいアンディ・フグ”
――曙選手の試合はどうでしたか
曙選手は、本人はやっぱりまだ萎縮しちゃったと言うか、思う存分やれなかったなという。やっぱり負けたらどうしようという気持ちが非常に強かったんじゃないかなという風に思いました。ただレミーが本当に王者らしく、正々堂々と真っ向から向かっていってくれてたんで、最後はすごいKOが生まれたんですが、曙選手に関しては、見ていて外国人選手で頑張って、横綱になったと。K−1に出て負け続けているんですけど、アンディ・フグのように絶対いつか頂点に上がってもらいたいなと。
当分試合は……、まあ病院に行ってしまったのもあるし、当分試合も1回リセットしなくちゃいけないと思うんですけど、アンディ・フグのように復活してもらいたいと。新しいアンディ・フグは曙選手だなという風に期待を込めて思ってます。
――曙選手については今回は内容を見たいと言っていたが、今回の内容と12月の出場については
GPの出場はないですね。GPの出場は一拍置いた方がいいと思いますので。
リザーブマッチ候補は「バンナvsアビディ」
――リザーブマッチなどいろんな形があると思いますが
リザーブマッチは現時点での候補は、やっぱり何が何でもジェロム・レ・バンナ。あと、シリル・アビディ。それから個人的に僕は天田選手とか良かったと思うし。イグナショフ選手はちょっと内容が悪かったんで、ダメだなという。あとはゲーリーとかマイケル・マクドナルド、グラウベも良かったと思うので、そういう辺りがとりあえず2試合ぐらいはやりたいなと。何がどう起こるか分からないので。
――曙選手とは何か話しましたか
もう、そのまますぐ病院に行ったと思いますので。
――けがは
一応あんな壮絶なダウンをしていますので、1回検査しなくちゃいけないと思いますから。
――そうなると、12月はどういう形にしても試合には出さない?
東京ドームですね? 東京ドームに関しては、今のところはないです。だから、ジェロム・レ・バンナ対シリル・アビディみたいな、そういうリザーブマッチを組みたいなと思います。
――バンナ選手については
僕はちょっとあんまりよく聞いてないんですけど、腕がやっぱり様子がおかしかったのかなという風に思います。ただ、あれはジャッジの判断が非常に正しいということで、僕もあれは延長戦だと思うので、ちょっと残念だな、悔しいなという気持ちでいっぱいですね。ダウンはしてるんですけども、あのパンチは本当に効いたんですが、あそこで転んだら2ポイント取られるダウンだと思うんですけど、そのあと踏ん張ってから手を付いたダウンだったので、あれは1ポイントだから。逆に言うと、僕は本当にドローだと思っているので。試合の全体のコントロールはジェロムが握っていたと思いますから、ちょっと不運だなという感じがしますね。どの程度のけがなのか分からないので、もし間に合いそうだったら、12月の東京ドームには、ぜひジェロム選手を推したいです。
――マクドナルド選手が「オレは負けていない。判定はおかしい」と話していましたが
でも、ダウンしていますからね。あのダウンは完全に2ポイント減るダウンだと思いますんで。僕はジャッジはおかしくないと思います。競技統括の方がコメントすることだと思うんですけど、客観的に見てもおかしくはないと思います。今日は判定に関しても全然、僕が言うあれでもないんですが、非常に良かったんじゃないかなという。イグナショフ選手も僕は負けていると思いますし、あそこできちんと負けにしたことは非常に良かったなと思います。
決勝はまったく予想がつかない大会になる
――武蔵選手の戦いぶりは
武蔵選手に関しては、本当に強く頼もしくなっているんで。リング上で「ちょっとしょっぱいです」ということを言ってくれたんですね。前の武蔵選手だったら、判定でも勝った場合はすごい満足していたと思うんで、そういう意味ではあのいい内容で、満足してない武蔵選手というのは、本当に東京ドームの決勝大会というのはチャンスだと。あの8人見ていても僕は武蔵選手は勝てると思いますから。だれが優勝するか、まったく予想の付かない大会になるんじゃないかなと。あとはガオグライは本当に頑張りましたね。あれは大金星だと思います。だれもやりたくないイグナショフに対して78kgのガオグライが勝ったわけで、イグナショフはちょっと反省してもらいたいなという。体調を仕上げずに今回出てきたんで、やっぱり「K-1 WORLD GP」というのを甘く見ているなという。そういう選手はやっぱり負けますね。
明日は抽選会がありますんで、どんな組み合わせになるか分からないですけども、本当に今年もだれが優勝するか分からないような対決になると思います。ただ、ジェロム選手とかシリル選手、いい試合をやっている選手に関してはリザーブファイトを含めて。ジェロム対シリルとか見たいなという気もするし、天田選手とかマイケル選手もいい試合をやっているんで、そういう選手にはチャンスを与えたいなと思っています。ですから、本当にいい大会になると思いますので、ぜひ皆さん、よろしくお願いします。あくまでも実力主義で、だれがチャンピオンになってもおかしくない、今年も新しいチャンピオンが誕生するんじゃないかなという予感がしますので、期待してください。ありがとうございました。
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