■試合経過
“トリックスター”須藤が、大みそか「Dynamite!!」に続いて参戦。前戦では体重差100キロ以上を克服してバタービーンに見事1本勝ち。入場シーンでも沸かせるなど、存在感を示した。今回は、かつて米国留学のきっかけとなった待望のグレイシーとの対戦。ホイラーを下し、ヒクソン引きずり出しを狙う。対するホイラーは150戦3敗の“レジェンド”。アブダビ3連覇の寝技は脅威。38歳と円熟の境地だが、「おじさんの経験を活かす」と余裕たっぷりに須藤を迎え撃つ。
これまでどおりグレイシーのテーマ曲で登場のホイラーは先にリングインすると、シャドーを繰り返し臨戦体勢。対する須藤は、あえてブラジルのサンバのリズムから黒いお面をかぶったまま登場。民族衣装に身を包み、ダンサーとともに、つえから白煙を上げながら、花道を前進。ついにお面を取ると、サイドステップを踏んで、落ち着いた表情でリングイン。ホイラーのセコンドはホイス。須藤のセコンドには木口会長。魔裟斗がリングサイドで見守る中、ゴング!
1R 左手を前に出しけん制する須藤に、ホイラーはいきなりタックル! しかし、それを押し潰した須藤は、マウント状態に! しかし、ホイラーが下から足をとらえると、須藤はグラウンドを嫌い、スタンド勝負に。
肩を合わせ、ひざ蹴りを打ち合う両者。抱きついて引き込むホイラーに、須藤は体を離そうとするが、ホイラーはじっくりガードポジション。しかし、体を離した須藤は、桜庭ばりにジャンプしてパスガードすると、ホイラーの顔面にキック! さらに足関節でしのごうとするホイラーを上から潰すと、中腰からパンチ! しがみついて立ち上がろうとするホイラーに首相撲からひざ蹴りをヒットさせると、後方に倒れたところを乗りかかりパンチ! さらに足を払い、顔面にパンチを決めると、ホイラーはマウスピースをはいて意識喪失。ダメ押しのパンチを決めたところでレフェリーが試合を止めた。
試合後、ホイラーがいさぎよく負けを認めると、須藤はセコンドのホイスに耳打ち。その後、リング上でマイクを握り、「今、ホイス選手に対戦表明しました。受けてくれると言うので、実現するよう応援してください」と“新グレイシーハンター”として次戦の相手にホイスを指名した。須藤の完勝に、解説席の魔裟斗も「いやー、よくやりました」と賞賛した。
■コメント

■須藤 「次はホイス、ヒクソン」
――組み立ては完璧?
寝技に付き合ってみて、出来たので自信が付いた。
――ホイラーは足にこだわっていた?
狙っていたのは分かった、冷静に対処出来た。
――心掛けていた事は
寝技がどれほどのものか意識していた。自信を持って対処すれば出来ると思っていた。
――手応えは
寝技がしつこくてネチネチしていた。でも倒れなかったがよかった。ひざはUFCの時から練習していた。組んでからの打撃がよかった。手応えはあった。
――次はホイス?
セコンドについていたので話し掛けた。ホイス、その次はヒクソン。ホイスが出てきて柔術を知って、米国で柔術を習って……。出足の誉れと言うか、グレイシー越えが寝技のゴールだと思う。
――ホイスと話した?
セコンド、プロモーターがOKすればと言ってくれた。
――BJは見た
強かったですね。
――対戦は
いずれ戦うことになると思う。
――ホイラーの印象は
人事を尽くした結果がこれだと思う。相手がどうと言うより、自分が強くなっている実感がある。
――ホイスとは体格差があるが
今日のように戦略をくめば無理ではないと思う。吉田さんと練習して、吉田さんの強さは知っている、その吉田さんとの年末の試合で押さえ込む場面もあった。面白い試合にする自身はあります。
――ラドウィックとは
総合でもう一回。UFCの判定は納得していない。ラドウィックにやられて膝、パンチを覚えた。自信はある。
■ホイラー 「……」
(病院直行のためノーコメント)
■試合前日コメント
■須藤 「1本を取る」
グレイシーの強さを知って米国へ留学した。ホイラーと戦えることは光栄。1本を取って勝ちたい。
■ホイラー 「満足してもらえる」
この素晴らしいイベントに来れて光栄。きっと見て満足してもらえるような試合になるだろう。
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前日会見に臨んだ両者
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