バレーボール:男子W杯・アルゼンチンvs.日本

11月21日(月) 18時20分 スタート
※60秒更新
日本、フルセットの末に敗れる

第1ラウンド第2戦

アルゼンチン
3 25-22
21-25
11-25
25-15
15-12
2

メンバー表

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選手のコメント(福澤・宇佐美)

逆転負けも、この日のベストスコアラーに輝いた福澤【坂本清】

福澤達哉パナソニック)「逆転負けはとても悔しい」

「2セットを先取してからの逆転負けはとても悔しい。日本の型にはまったプレーもできたし、対アルゼンチンに向けたミーティング通りのプレーができたセットもあった。勢いに乗って、セットや試合を取り切れるところでミスが出てそこを取り切れなかったのが反省点。勢いに乗ったら、そのまま取り切れるようでなければならない」

 

宇佐美大輔パナソニック)「経験が劣っていた」

「昨日(20日イラン戦)の試合と比べると、全体を通してサーブレシーブが落ち着いていたので(昨日よりも)いいバレーができた。2セットを取られてから失った4、5セット目、特に5セット目に関しては自分たちのほうが相手よりもサーブミスが多く、相手は狙うところをしっかり狙ったバレーができていた。経験で劣っていたのを感じた。サーブでつなぐ人はつなぐ、入れるところは入れる、というように基本となる大切なことに気づける試合になった。昨日よりも今日は一歩進めたと思うので、明日ももう一歩進めるように頑張りたい」

選手のコメント(清水・米山)

攻守に活躍するも、惜敗を悔やむ清水【坂本清】

清水邦広パナソニック)「自分のせいで負けた」

「本当に自分の不甲斐ないプレーのせいで負けてしまった。チームのみんなに申し訳ないことをした。5セット目は『自分で得点を取ろう』と思いすぎて力みが出た。もう一回落ち着いていつも通りのプレーをすればよかったのだが、どうしても力んでしまいミスやブロックにつながった。トスでスピードを重視していて打ちきれない分もあるが、そういうところでも決めないとならない。力量不足だった。最後のブロックも見えていたが、あそこで抜けられず負けてしまった。あの場面(アルゼンチンのマッチポイント)は勝負したかった。いいムードの時はサーブレシーブも返って、攻め切れるいい状態でサイドアウトが切れているけれど、悪い時にはサーブレシーブが乱れてサーブも攻められなくなっているので、そこをまず修正したい。明日は今日以上に高さのあるチームなので、スパイクを下に落として打つのではなく、上に打つよう心掛けたい」

 

米山裕太東レ)「いいプレーはできていたが…」

「4、5セット目はサーブ、スパイクで攻めきれず勝ちきれなかった。いいプレーはできていたが、そこで攻めきれたアルゼンチンとの差が勝敗につながった。最後は日本のトスが清水(邦広=パナソニック)に偏って、単調になってしまった。コースも抑えられていたので他の選手が清水だけに負担がかからないようにカバーしないと。最初から最後まで大事なところで清水、清水になってしまうと高さもないので苦しい場面が来る。福澤(達哉=パナソニック)や自分が二段トスをもうちょっとしっかりと打ってあげれば相手ブロックも迷いが生じるはず。最後は清水にブロックが2枚マークされていたので、そうならないようにパスをセッターに正確に返すことから徹底したい。

(4セット目の交代で)感覚が崩れたわけではない。5セット目も受けに回る気持ちもなかったし、結果的に負けてしまったが気持ちを切り替えて入ることができた。キューバのほうが今日以上にサーブやスパイク、高さなど個々の力は上だと思う。ただキューバのほうが荒いのですきを突けば勝機もある。日本が勝つには2点差で勝つか負けるかという勝負が続くと思うので、最後の2点を取れるように頑張りたい」

試合スタッツ

チーム最多の21得点を奪った福澤。攻撃陣をけん引した【坂本清】

チーム最多得点 福澤達哉パナソニック) 21点

 

<部門別得点ランキング>

 

・スパイク得点

 1位 福澤達哉 19点

 2位 清水邦広パナソニック) 17点

 3位 米山裕太東レ) 14点

 

・ブロック得点

 1位 山村宏太サントリー) 3点

 2位 福澤達哉 2点

 2位 松本慶彦) 2点

 

・サーブ得点(サービスエース)

 1位 山村宏太 1点

 1位 清水邦広 1点

第5セット戦評

大接戦の末に敗れた日本。試合後、敗戦にうつむく日本の選手たち【坂本清】

サイドアウトの応酬から最初に抜け出したのはアルゼンチン。サーブで日本のスパイクミスを誘い、9-7とリードする。

 

その後も互いに得点し合うが、大事な場面で日本はサーブミスが続き、アルゼンチンとの2点差が縮まらないまま終盤へ。最後も清水が1枚で止められ、逆転で2敗目を喫した。

第4セット戦評

第4セットはアルゼンチンが先行。清水福澤米山がブロックで止められ2-8とリードを与える。再び本来のリズムを取り戻したアルゼンチンの前に、日本の劣勢は続く。

 

宇佐美大輔(パナソニック)に代えて阿部裕太(東レ)を投入したが中盤もアルゼンチンのブロックで連続失点を喫し、6-14と差が広がる。終盤も一方的に押し切られる展開となり、第4セットはアルゼンチンが奪取した。

第4セット途中経過

日本に2セット連取され、後がなくなったアルゼンチンは猛攻を見せる。フェデリコ・ペレイラの連続得点などで序盤から日本を突き放す。

 

対する日本は、このセットの攻撃をことごとくアルゼンチンにブロックされる。何とか流れを変えたいところだが、攻め方を変えてきたアルゼンチンのアタックに対応ができず、大量にリードされて終盤を迎える。

第3セット戦評

第3セットも日本が先行。第1セットと同様に清水のサーブで崩し、山村米山がブロックで連続得点を挙げる。アルゼンチンのミスも手伝い、前半は8-4と日本がリードを広げる。

 

苛立つアルゼンチンは中盤もミスを連発し、日本のリードが広がる。相手のミスで終始主導権を握った日本が第3セットも連取した。

第3セット途中経過

日本はアルゼンチンの多彩なアタックをうまくブロックで対応し、リズムに乗る。好調の米山が連続で得点を奪うなど、第3セットでも日本の攻撃を引っ張る。

 

中盤に入っても主導権は日本。レフトの米山、ライトの清水と左右に揺さぶる展開で得点を重ね、アルゼンチンから大きくリードを奪う。

第2セット戦評

八子に代わって入った米山が第2セットはそのまま入り、立て続けにスパイクを決め得点する。山村宏太サントリー)のサービスエースや福澤のスパイクなどで前半は一進一退の攻防を繰り広げる。

 

先に抜け出したのは日本。米山清水福澤の攻撃で連続得点し16-12とリードする。その後も日本は山村のブロックなどで得点を重ね、最後は福澤のレフトからのスパイクが決まり、第2セットは日本が奪取した。

第2セット途中経過

第2セットは、アルゼンチンがリードしては日本が追いつくという一進一退の攻防が続く。相手のサーブミスにも助けられ、徐々にペースをつかんだ日本は福澤達哉パナソニック)、米山のアタックで逆転に成功し、主導権を握る。

 

追いすがるアルゼンチンはエースのコンテにボールを集め、反撃。日本リードで第2セットは終盤に差しかかる。

第1セット戦評

強豪アルゼンチンを相手に、まずは日本が先行。清水邦広パナソニック)のサービスエースから八子の攻撃などで連続得点し6-2と前半はリードする。

 

しかしアルゼンチンのエース、ファクンド・コンテのサービスエースから流れはアルゼンチンへ。日本のコンビミスも生じ、14-15と逆転されてしまう。世界屈指の実力を誇るアルゼンチンのセンター陣の前に日本の攻撃が止められ、後半はブロックで失点。

 

それでも終盤は八子大輔に代わって入った米山裕太東レ)のサーブで崩し、22-24まで追い上げたが、前半のリードを守れず逆転で第1セットを失った。

第1セット途中経過

初戦とポジションを入れ替えた日本。序盤はスタメンに抜てきされた八子大輔 JT)らの活躍で、アルゼンチンからリードを奪う。

 

しかし、地力に勝るアルゼンチンが追い上げる。相手の強烈なスパイクに対応ができず、日本は徐々に劣勢となり、セット中盤で逆転を許す。

日本メンバー

八子大輔清水邦広松本慶彦

山村宏太宇佐美大輔福澤達哉

 

リベロ:永野健

 

横田一義)、田辺修東レ)がメンバーから外れた。

試合の見どころ

来年のロンドン五輪出場権をかけた男子バレーボールのワールドカップ(=W杯、11月20日~12月4日、東京など)が21日、名古屋・ガイシホールなどで行われ、全日本男子(以下、日本)は第2戦でアルゼンチンと対戦する。

世界ランキング9位のアルゼンチンは、日本が2008年の北京五輪最終予選(東京など)で戦い、16年ぶりの五輪出場を決めた時の相手だ。
日本に敗れ、北京五輪出場を逃したアルゼンチンはその後、チーム改革に着手。09年に1988年ソウル五輪で同国代表のセッターとしてチームを銅メダルに導いた、ウェーバー・ザビエル氏を監督として招聘(しょうへい)した。ザビエル監督就任後、アルゼンチンは確実に力をつけ、10年世界選手権(イタリア)で9位、11年ワールドリーグ(ポーランド)で4位となり、結果を残している。

躍進の要因として、ザビエル監督の人選が挙げられる。主将を務める24歳のロドリゴ・キガ、18歳の時から代表入りしているセッターのルチアノ・デセッコら、有望な若手を見出し、起用することでチーム力を上げてきた。

日本は、初戦(20日)では最も力の差が少ないと考えられるイラン(世界ランキング14位)に逆転負けを喫した。初戦敗戦のショックを断ち切るためにも、一戦必勝の心構えで、まずはアルゼンチンを打ち破りたい。

アルゼンチンとの通算対戦成績(1993年4月~2011年10月)

日本 8勝16敗

アルゼンチンとの最近5試合の対戦成績

日本 2勝3敗

 

・親善試合(11年8月18日)

 

●日本 1-3 アルゼンチン

 

・親善試合(11年8月14日)

 

●日本 0-3 アルゼンチン

 

・世界選手権(10年10月2日)

 

●日本 1-3 アルゼンチン

 

・北京五輪世界最終予選(08年6月7日)

 

○日本 3-2 アルゼンチン

 

・ワールドカップ2007(07年11月22日)

 

○日本 3-0 アルゼンチン

W杯全日本男子日程・結果
【第4ラウンド】 東京・代々木第一体育館
第1戦 12/2(金) ●0-3 ロシア
第2戦 12/3(土) ●0-3 イタリア
第3戦 12/4(日) ●0-3 ブラジル

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