コービー、史上初5度目のMVP獲得なるか=NBAオールスター・ウィークエンド
NBA夢の祭典、第61回オールスターゲームが26日(日本時間27日)にフロリダ州オーランドのアムウェイセンターで開催される。また、それに先立ちスラムダンクコンテストや3ポイントコンテスト、ルーキーとソフォモア(2年目の選手)でチームを編成するライジングスターズ・チャレンジなどを含むオールスター・ウィークエンドが24日(同25日)から開催され、オールスターゲームに華を添える。
■コービーが史上初の快挙なるか
オーランドでのオールスター開催は実に20年ぶり。1992年は、シーズン前にHIVウィルス感染のため電撃引退となったマジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)がオールスターで一夜限りの復帰を果たし(後に現役復帰)MVPを受賞する、史上最も感動的と言える大会となった。今年はどのようなドラマが生まれるだろうか。
最大の注目はコービー・ブライアント(レイカーズ)。昨年、自身4度目のオールスターMVPを獲得し、これはボブ・ペティット(元セントルイス・ホークス※現アトランタ・ホークスほか)に並び史上最多となっている。既にマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)、オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズ※現サクラメント・キングスほか)の3度MVPを超えているコービーが、史上初5度目のMVPを狙う。しかし、レイカーズのホームで行われた昨年と違い、2009年ファイナルで苦汁をなめさせられたオーランドのファンの前での活躍は、コービーにとって挑戦となるだろう。
今年のオールスターは例年以上にフレッシュな顔ぶれがそろっている印象だ。ウェスト先発センターのアンドリュー・バイナム(レイカーズ)は初出場。バイナムを含め初出場は6名で、フィラデルフィア・76ersのアンドレ・イグダーラ、インディアナ・ペイサーズのロイ・ヒバートなど、前半戦のサプライズとなったチームの選手も選出された。また、クリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ)、カーメロ・アンソニー(ニューヨーク・ニックス)、デロン・ウィリアムス(ニュージャージー・ネッツ)の今シーズンに移籍した選手がオールスターに名を連ねたことも新鮮味を増している。一方、ケビン・ガーネット(ボストン・セルティックス)、ティム・ダンカン(サンアントニオ・スパーズ)ら常連が今年のオールスターから姿を消した。
■「アジアの星」リンの躍動に期待
24日(日本時間25日)に行われるライジングスターズ・チャレンジ。今年は従来のルーキーvs.ソフォモアではなく、往年のスーパースターであるチャールズ・バークレー氏とシャキール・オニール氏がGMとなり、集められた優秀なルーキーとソフォモアをドラフトしてチームを編成。バークレー氏の「チーム・チャック」とオニール氏の「チーム・シャック」が対戦する。これにより、ルーキーとソフォモアが1チームに混在することとなった。
その中で最大の注目は、ニューヨーク・ニックスで社会現象となる大活躍を見せているジェレミー・リン(チーム・シャック)だ。ハーバード大卒、台湾系米国人と、これまでのNBAではいない異色の経歴を持つ。今季の契約も保証されてはいなかったが、主力の故障によりプレータイムを得ると、水を得た魚のような大活躍を披露し始める。2月4日(同5日)の試合で25得点を挙げてスターターの座を獲得すると、その後チームを7連勝に導く。4日(同5日)からの10試合で平均24.6得点、9.2アシストを記録。初先発から3試合で89得点、4試合で109得点、5試合で136得点を挙げたが、これは1979年にNBAがABAと統合されて以来歴代最多得点記録だ。戦力外通告も経験したどん底からはい上がるアメリカンドリームを体現し、今最も注目されている選手となっている。
リンと同じチーム・シャックには、豪快なダンクが売りのブレイク・グリフィン(クリッパーズ)、スペインの若き至宝リッキー・ルビオ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)がいる。ウルブズで好パスを連発しているルーキーのルビオから、昨年のダンクチャンピオンであるソフォモアのグリフィンへのアリウープなど、ライジング・スターズならではのコンビネーションにも注目だ。対するチーム・チャックも、今年と昨年のドラフト1位、カイリー・アービング(クリーブランド・キャバリアーズ)とジョン・ウォール(ワシントン・ウィザーズ)の両ポイントガードがおり、両者がどのようなハーモニーを奏でるか注目したい。
■初のドラフト1位の共演に期待
ライジングスターズ・チャレンジの翌日にはオールスター・サタデーが開催され、ダンクコンテストや3ポイントコンテストなどのイベントが行われる。残念ながら昨年チャンピオンのグリフィンは出場しないが、今年のドラフト2位指名のデリック・ウィリアムス(ティンバーウルブズ)をはじめとする期待の若手4名がダンクコンテストに出場。ダンクコンテスト覇者の称号を得てスターダムにのし上がるのは誰か注目したい。
3ポイントコンテストには、ケビン・デュラント(オクラホマシティ・サンダー)、ビッグマンのケビン・ラブ(ティンバーウルブズ)の今年のオールスター2名が出場。昨年覇者のジェイムス・ジョーンズ(マイアミ・ヒート)や、今季のMIP候補となっているライアン・アンダーソン(オーランド・マジック)らがNo.1シューターの座を争う。
<了>
・NBA.comモバイル (2012/2/23)
・NBA公式日本語ウェブサイト (2012/2/23)
・NBAファンタジーゲーム(モバイル) (2012/2/23)
・地元のハワードが最多得票、ブライアントは記録更新を視野に (2012/2/22)



