埼玉西武ライオンズ |
西武が暴力行為で大久保前コーチを解雇
球団社長が会見 「許されない行為」
埼玉西武は29日、小林信次球団社長が所沢市内の球団事務所で記者会見を開き、大久保博元・前2軍打撃コーチを解雇すると発表した。小林社長の説明によれば、選手と関係者へのヒアリングによって大久保前コーチによる選手への暴力が認められたということで、この日の午前に本人に解雇を通達したという。なお、後任には田辺徳雄コーチが就任する。
大久保前コーチは、自主練習で2軍の若手選手から高額の罰金を徴収していることを選手会に報告した選手を決めつけ、暴力行為を行っていたという。球団はこの行き過ぎた行為を「許されることではない重い行為」と判断し解雇を決断。「指導という名を借りた暴力行為は容認できない」と、厳しく非難した。
球団は罰金の金額・暴力の内容については公表を避けたが、1人の選手が被害を受けたことを明かし「今後は野球に専念する環境をつくることと、引き続き調査して決定したい」と信頼回復に努めることを約束した。
取材協力:野球専門タブロイド紙 Baseball Times Weekly
■小林球団社長への一問一答
小林信次球団社長 ファンの皆様、関係者の皆様、世間の皆様をお騒がせしました。大久保博元・前2軍打撃コーチとは本日7月29日、本人との契約を解除いたしました。理由は本人、2軍監督、コーチ、選手、関係者にヒアリングをして、選手への暴行行為があったことが認められたからです。自主練習(アーリーワーク)において、2軍の若手選手が高額の罰金を徴収されていることが、選手会の報告により球団が認識するようになったからです。止めるように言ったら、(大久保・前コーチは)誰が選手会に報告に行ったかを決めつけて暴力行為を行いました。チーム統制に関する言動もあったことが発覚しました。後任は田辺徳雄が就任します。管理責任につきましては、私を含めた球団幹部にあります。今後は野球に専念する環境をつくることと、引き続き調査して決定したいと思います。再発の防止につきましても、野球に専念できる環境をつくっていきます。
――選手会の報告はいつ?
先月の下旬です。
――大久保・前コーチに止めるように言ったのは?
(前田康介球団部長) 7月14日に選手会から(報告が)来て、その日にすぐ指示しました。
――大久保・前コーチが、選手会に報告したと決めつけたのは誰?
個人名は発表をご容赦いただきたい。
――チームが契約解除することにした理由は?
コーチは監督を頂点に一枚岩になっていかないといけない。(大久保・前コーチは)チームの方針と違うことを言っていました。
――問題が生じた理由は?
監督、コーチのコミュニケーション不足。日ごろからチーム内部への目配りが足りてなかった。
――渡辺久信監督は何と?
監督から特にコメントはありません。
――ヒアリング期間はどれくらい?
内容はご容赦していただきたい。しっかりした調査をしました。しかるべき関係者にはかなりの人数をしっかり調査しました。
――通常は調査を行ってから、発表があると思う。今回、順序が逆になった理由は?
慎重に、正確な調査が必要でした。事実を把握した上で発表しようと思ってこういう事情になりました。
――暴行行為の具体的な内容は?
暴力行為の具体的内容はご容赦いただきたい。球団としては完全に暴力行為として認識しました。
――暴行行為を受けた選手は1人?
1人です。今回の調査では1名。
――契約解除という重い処分を下した理由は?
暴力行為は許される事ではない重い行為です。(暴力行為を)止めることを指示したことに対して、特定の者と決めつけた上での暴力行為は罪が重い。指導というものに名を借りた暴力行為は容認できない。
――今回の件について以前から聞いていなかったのか?
噂は聞いていませんでした。報告してくれた選手会には感謝しています。チームをよくする気持ちが伝わってきました。
――大久保・前コーチにはいつ伝えた?
午前中に私が伝えました、
――大久保・前コーチの反応は?
本人も理解していると思っています。
――具体的な罰金の額は?
罰金などの内容もご容赦いただきたい。
――今回の件で、球団として重く捉えていることは?
誰が選手会に言ったか、ということでの暴力行為を重く捉えています。
・取材協力:野球専門タブロイド紙 Baseball Times Weekly (2010/7/29)
・プロ野球公式戦結果一覧 (2010/7/29)

