■詳細
総括
西武が4年ぶり13回目の日本一! 日本一を懸けた2008年プロ野球日本シリーズ第7戦は、西武が3対2と巨人を下し、4年ぶり13回目の日本一に輝いた。西武は1点を追い掛ける8回に2点を挙げて逆転した。就任1年目の渡辺監督は愛称の“ナベQ”にちなみ、選手の手によって9度宙に舞った。日本シリーズMVPには、第4戦に初登板初完封し、第6戦には無失点ロングリリーフをした岸が獲得した。西武は13日から始まるアジアシリーズに日本プロ野球連盟の代表として出場する。
派手な一発が目立つ西武だが、この試合はいやらしい野球が光った。1点を追い掛ける8回に片岡が死球で出塁。すかさず二塁へ盗塁すると、栗山の送りバントで三塁へ。続く中島のサードゴロで、片岡は判断良くホームに突っ込み、ノーヒットで同点とした。さらに、2四球で走者をためると、平尾がセンターに勝ち越しタイムリーを放った。 投げては先発の西口が2回2失点で降板したものの、3回以降は石井一、涌井、星野、グラマンが巨人打線を完ぺきに抑えた。特に試合序盤に2点をリードされた直後のマウンドとなった石井一が2イニング連続3者凡退に抑えて、リズムを取り戻したのが大きかった。また、3番手の涌井も2回、4奪三振と力投した。
巨人は2回までに2点を先制したものの、3回以降は西武の小刻みな継投の前に1人の走者も出せなかった。また、内海、西村健が何とか西武の反撃をしのいだが、8回に2イニング目となった越智の制球が乱れたのが痛かった。
1回表
・6年ぶり21度目の優勝を目指す巨人の先発は左腕・内海。
1:片岡 初球、真ん中低めのスライダーを引っ張り、レフト前ヒット! 2:栗山 無死一塁。1ストライク1ボールからの3球目に片岡が二盗し、チャンスを広げる。フルカウントからの7球目、内角のチェンジアップで空振り三振。 3:中島 1死二塁。1ストライク1ボールからの3球目、チェンジアップが暴投となり、片岡は三塁へ進む。中島は1ストライク3ボールからの4球目、スライダーを引っ張りショートゴロ。この打球に片岡が飛び出し、三本間に挟まれ、最後はサードベースに滑り込むもタッチアウトとなった。中島は一塁に残った。 4:中村 2死一塁。2ストライク2ボールからの5球目、外角低めのストレートを打ってライトフライ。
・西武、先頭の片岡がヒットで出塁するも、後続が凡退して得点ならず。
1回裏
・勝てば4年ぶり13度目の日本一となる西武の先発は、今シリーズ初登板となる西口。
1:鈴木尚 1ストライク3ボールからの5球目、内角のストレートを打つも、バットが折れるセカンドフライ。 2:木村拓 フルカウントからの7球目、内角のスライダーを見送り、四球。 3:小笠原 1死一塁。1ストライク3ボールからの5球目、外角高めのストレートを打って、レフト頭上を超える二塁打! 木村は三塁にストップ。 4:ラミレス 1死二、三塁。1ストライク3ボールからの5球目、外角のストレートを見送り、四球。
5:亀井 1死満塁。2ストライク2ボールからの6球目、西口のスライダーが暴投となり、三走の木村拓が先制のホームを踏む。なおも1死二、三塁とチャンスは続く。亀井は結局、フルカウントからの8球目、フォークを打ってセカンドゴロ。走者はそれぞれ動けず。 6:李承ヨプ 2死二、三塁。2ストライク1ボールからの4球目、内角高めのストレートに空振り三振。
・巨人、西口の暴投という思わぬ形で1点を先制した。
2回表
5:後藤 2ストライク1ボールからの4球目、真ん中のストレートを打ってライトフライ。 6:平尾 2ストライク1ボールからの4球目、外角低めのチェンジアップを引っ掛けてショートゴロ。 7:佐藤 2ボールからの3球目、真ん中のストレートを打ち上げてしまいセカンドフライ。
・1点を先制された西武だが、2回の攻撃はあっさりと3者凡退に倒れた。
2回裏
7:坂本 2ボールからの3球目、真ん中のストレートを引っ張ると、打球はレフトスタンドへ飛び込むソロ本塁打! 8:鶴岡 2ストライク2ボールからの5球目、外角低めのスライダーに空振り三振。 9:内海 1ストライクからの2球目、外角野ストレートを打ってピッチャーゴロ。 1:鈴木尚 2ストライク2ボールからの6球目、内角のフォークに空振り三振。
・巨人、坂本のソロ本塁打でリードを2点に広げる。
3回表
8:銀仁朗 1ストライク1ボールからの3球目、真ん中高めのストレートを打つもセカンドゴロ。 9:江藤 先発・西口をあきらめ、江藤を代打に送る。2ストライク2ボールから1球ファウルを挟んでの6球目、外角低めのチェンジアップに空振り三振。 1:片岡 1ボールからの2球目、ストレートを打つも、センターライナー。
・西武、内海の前に2イニング連続3者凡退に抑えられた。
3回裏
・西武は2イニングで先発・西口をあきらめて、2番手に今シリーズ第3戦で先発した石井一を起用する。
2:木村拓 2ストライク1ボールからの4球目、低めのスライダーに空振り三振。 3:小笠原 2ストライク1ボールからの4球目、真ん中のスライダーを打って、ボテボテのピッチャーゴロ。 4:ラミレス 2ストライク2ボールからの6球目、外角低めのストレートを打って、ライトフライ。
・西武、2番手・石井一が巨人打線を3者凡退に抑える。巨人はこの試合初めての3者凡退。
4回表
2:栗山 初球を打って、ライトへのライナー。 3:中島 フルカウントからの8球目、外角低めのスライダーを打ってレフト前ヒット! 4:中村 1死一塁。フルカウントからの6球目、低めに外れたスライダーを見送り四球。 5:後藤 1死一、二塁。1ストライク1ボールからの3球目、ストレートを打ってファーストファウルフライ。 6:平尾 2死一、二塁。1ボールからの2球目、内角低めのスライダーを打ってショートゴロ。
・西武、得点圏に走者を進めるも、後藤、平尾が凡退して得点なし。
4回裏
5:亀井 1ストライクからの2球目、外角低めのスライダーを打ち上げてショートフライ。 6:李承ヨプ 2ストライク1ボールから1球ファウルを挟んでの5球目、外角低めのスライダーに空振り三振。 7:坂本 1ストライクからの2球目、外角のチェンジアップを引っ張って、打球は左中間に飛ぶもセンターフライ。
・巨人、2イニング連続3者凡退に倒れた。
5回表
7:佐藤 2ボールからの3球目、真ん中のストレートを打ってショートゴロ。 8:銀仁朗 フルカウントから1球ファウルを挟んでの7球目、真ん中低めのストレートを打ってショートゴロ。 9:ボカチカ 石井一に代えてボカチカが打席に入る。1ストライク1ボールからの3球目、外角のチェンジアップを打つと、打球は左中間スタンドに飛び込むソロ本塁打! 1:片岡 2ストライクからの3球目、内角低めのストレートを打ち上げてレフトフライ。
5回裏
・1点差に迫った西武は第1戦、第5戦に先発した涌井を投入する。涌井の打順は8番。代打のボカチカはそのままライトに入り、ライトの佐藤がセンター、センターの栗山がレフトに回る。銀仁朗が下がり、キャッチャーは野田に交代。
8:鶴岡 2ストライク1ボールからの4球目、外角のスライダーに見逃し三振。 9:内海 2ストライクからの3球目、外角のチェンジアップに空振り三振。 1:鈴木尚 2ストライク2ボールから1球ファウルを挟んでの6球目、内角高めのストレートを打つも、レフトライナー。
・巨人、3イニング連続3者凡退で、走者を出せず。
6回表
2:栗山 1ストライク2ボールからの4球目、外角のスライダーを打ってショートゴロ。
・ここで巨人ベンチが動き、内海から西村健に投手交代。
3:中島 1ストライクからの2球目、真ん中高めの147キロストレートを打ってライトフライ。 4:中村 フルカウントからの7球目、外角野フォークに空振り三振。
・西武、2番・栗山から始まる好打順だったが、内海、西村健の継投の前に3者凡退。
6回裏
2:木村拓 1ストライク1ボールからの3球目、真ん中低めのスライダーを打つもセンターフライ。 3:小笠原 2ストライク1ボールからの4球目、内角のストレートをに手が出ず、見逃し三振。 4:ラミレス フルカウントから1球ファウルを挟んでの7球目、外角低めのスライダーに空振り三振。
・涌井、2イニング目も3者凡退に抑える。ここまで4三振を奪う完ぺきなピッチング。
7回表
・1点リードの巨人は3番手に越智をマウンドに送る。
5:野田 2ストライクからの3球目、フォークを引っ掛けてサードゴロ。 6:平尾 フルカウントから1球ファウルを挟んでの7球目、ストレートをセンターにはじき返すヒット! 7:佐藤 1死一塁。フルカウントからの6球目、外角に外れるフォークを見送り、四球。 8:石井義 1死一、二塁。2イニング好投した涌井に代えて石井義を打席に送る。2ストライク1ボールからの4球目、外角のストレートに手が出ず、見逃し三振。 9:ボカチカ 2死一、二塁。2ストライクからの3球目、高めのストレートに空振り三振。
・1点を追い掛ける西武、得点圏に走者をためて、涌井に代打・石井義と勝負をかけたが、得点には結びつかず。
7回裏
・西武は4番手に左腕・星野をマウンドに送る。
5:亀井 1ストライク1ボールからの3球目、外角のスライダーにバットを合わせるようなバッティングでサードゴロ。 6:李承ヨプ 2ストライク1ボールからの5球目、外角のストレートを打ってショートゴロ。 7:坂本 1ストライク1ボールからの3球目、外角のスライダーにバットが止まらず、中途半端なバッティングでセカンドフライ。
・巨人、3回以降、5イニング連続3者凡退。
8回表
1:片岡 1ボールからの2球目、内角のストレートが肩にぶつかる死球。片岡はポンと手をたたいて一塁に回る。 2:栗山 無死一塁。片岡、初球からスタートし、二塁へ盗塁。栗山は2球目にきっちりと送りバントを決める。 3:中島 1死三塁。初球、ストレートを打ってサードゴロ。片岡は判断良くスタートし、同点のホームを踏んだ。 4:中村 勝負を避けられる四球。 5:野田 2死一塁。フルカウントからの6球目、外角のフォークを見送り、四球。 6:平尾 2死一、二塁。フルカウントからの6球目、真ん中のフォークをセンターにはじき返す勝ち越しタイムリーヒット! 二走・中村が3点目のホームを踏んだ。
・巨人、ここで越智から豊田に投手交代。豊田は李承ヨプの打順に入り、小笠原がサードからファーストに回り、サードに脇谷が入る。
7:佐藤 2死一、二塁。1ボールからの2球目、内角低めのストレートを打ってサードゴロ。
・西武、片岡の好走塁と、好調・平尾のタイムリーで逆転に成功!
8回裏
・西武は8回から守護神グラマンをマウンドに送る。佐藤の打順に入り、センターには赤田が入る。
8:谷 1ストライク1ボールからの3球目、真ん中のストレートを引っ張るも、サードゴロ。 9:脇谷 2ストライク1ボールからの4球目、真ん中低めのチェンジアップにバットが止まらず空振り三振。 1:鈴木尚 フルカウントからの6球目、真ん中低めのストレートを打ち上げてセカンドフライ。
・巨人、このイニングも3者凡退。坂本のソロ本塁打以降、1人の走者も出せず。
9回表
・巨人は豊田が続投。キャッチャーは加藤、ライトに代打の谷が入り、ライトの亀井がセンターに、鈴木尚がベンチに下がった。
8:赤田 1ストライク2ボールからの4球目、内角低めのフォークを引っ張ると、ライトフェンス直撃の三塁打! 9:ボカチカ 無死三塁。2ストライクからの3球目、内角高めのストレートに空振り三振。 1:片岡 1死三塁。1ボールからの2球目、真ん中高めのストレートを打つもファーストファウルフライ。 2:栗山 2死三塁。フルカウントから1球ファウルを挟んでの7球目、低めのフォークを見送り、四球。 3:中島 2死一、三塁。初球、内角高めのストレートを打ってサードゴロ。
・西武、無死三塁と追加点に絶好のチャンスだったが、後続が凡退して得点ならず。
9回裏
・西武、グラマンが2イニング目のマウンドに上がる。
2:木村拓 2ストライク2ボールからの6球目、真ん中低めのストレートに空振り三振。 3:小笠原 1ストライクからの2球目、真ん中低めのチェンジアップを引っ張り、ファーストゴロ。 4:ラミレス 1ストライク1ボールからの3球目を打ってショートゴロ。
西武、4年ぶり13回目の日本一!
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