■詳細
総括
アジアのプロ野球チームナンバーワンを決める「アジアシリーズ2008」の予選リーグ最終戦が15日、東京ドームで行われ、第2試合で統一7-ELEVEnライオンズ(CPBL/台湾)がSKワイバーンズ(KBO/韓国)を10対4で下した。この結果、統一とSK、埼玉西武ライオンズ(NPB/日本)が2勝1敗で並び、失点率の差で埼玉西武(失点率0.29)が1位、統一(同0.38)が2位となり決勝進出を決めた。SKはこの試合の大量失点が響き、失点率0.54で3位となった。埼玉西武対統一で争われる決勝は16日、午後2時から東京ドームで開催される。
統一は1点リードを許した4回、ブリトー、高國慶の連打でチャンスをつくる。ここで打席に立った6番・陽森がタイムリーヒットを放ち同点に追いつくと、7番・劉芙豪の勝ち越し3ラン、8番・高志綱の2者連続となるソロ本塁打でたたみ掛け、この回一挙5点を奪った。さらに、5回には陳連宏のソロ本塁打、8回にも劉芙豪にこの日2本目となる3ランが飛び出し、一発攻勢でSKを突き放した。 投げては3番手の曾翊誠の好投が光った。2点差に迫られた8回、走者一塁の場面でマウンドに上がると、趙東和を見逃し三振、金宰ヒョンをセカンドゴロダブルプレーに切って取り、SKの反撃を断った。先発した林岳平も7回3失点と役割を果たした。
一方、SKは先発の蔡秉龍と7番手の鄭大ヒョンの乱調が誤算だった。蔡秉龍がは1点リードした4回、劉芙豪の3ランなどで5失点を喫しKOされた。鄭大ヒョンは2点差の8回、劉芙豪に一発を浴びるなど4失点。2番手の鄭ウラム以降、細かい継投で統一打線をかわしていただけに、流れを手放す痛い失点となった。
1回表
統一の先発は右投げの林岳平。 SKは先頭の朴哉相が積極的に初球を打つもレフトフライ、続く趙東和はスライダーにバットが空を切り空振り三振。金宰ヒョンもライトフライに倒れ、3者凡退に終わった。
1回裏
SKの先発は右腕の蔡秉龍。 統一は先頭の潘武雄がショートへの内野安打で出塁する。郭岱チィは空振り三振に倒れるも、3番のブリトーがレフト前にはじき返し、1死一、二塁のチャンスをつくる。ここで打席には4番・高國慶。高國慶の4球目、蔡秉龍がフォークがすっぽ抜けるワイルドピッチを犯し、走者がそれぞれ進塁。1死二、三塁となるが、高國慶が空振り三振、陳連宏もキャッチャーファウルフライに倒れ、3アウト。先制はならなかった。
2回表
SKは4番・朴栽弘からの攻撃。朴栽弘はショートゴロに倒れるも、李晋暎がアウトコースのボールをジャストミートすると、打球は右中間スタンドに突き刺さり、先制のソロ本塁打となる。崔廷は空振り三振、羅州煥はピッチャーゴロで攻撃終了。しかし、SKが1点を先制した。
2回裏
先制された統一は陽森がセカンドゴロ、劉芙豪はフルカウントからインコースのスライダーにタイミングが合わず空振り三振に倒れる。高志綱もショートゴロに打ち取られ、3人で攻撃を終えた。
3回表
SKの攻撃は、鄭相昊から。鄭相昊はサード前に大きくバウンドするサードゴロに倒れる。ここはダッシュ良くさばいたブリトーの好守が光った。鄭根宇は三遊間を破るヒットで出塁し、続く朴哉相の打席で盗塁を成功させると、キャッチャーの悪送球も重なり一気に三塁へ進む。しかし、朴哉相はワンバウンドするフォークに手が出て空振り三振、趙東和がファーストゴロに打ち取られ走者残塁。追加点を奪えなかった。
3回裏
統一は莊景賀がセンターフライ、潘武雄がセカンドゴロに打ち取られる。2番の郭岱チィもインコースのストレートにバットが空を切り、空振り三振。2イニング続けての3者凡退に終わった。
4回表
追加点がほしいSKはクリーンアップに打順が回る。3番・金宰ヒョンは鋭く一二塁間を破り、無死からの出塁に成功する。しかし、続く朴栽弘はショートゴロダブルプレーで一気に2死となる。李晋暎もレフトフライに倒れ、3アウト。SKはノーアウトのランナーを生かせず、結果的に3人で攻撃を終えた。
4回裏
統一も3番からの好打順。ブリトーはアウトコースのスライダーをうまく打ち、ライト前ヒットで出塁する。高國慶も低めのスライダーをライト前に運び、無死一、二塁とチャンスをつくる。陳連宏の打席で蔡秉龍の二塁けん制が悪送球となり、二塁走者が進塁し、無死一、三塁とする。陳連宏はインコースのストレートに空振り三振を喫するも、陽森がライト前にきれいにはじき返すタイムリーヒット! 統一が同点に追いつく。 さらに1死一、三塁で打席には劉芙豪。劉芙豪が低めのストレート振り抜くと、打球はライトスタンドに飛び込み、勝ち越しの3ランとなる。さらに、続く高志綱もレフトスタンド上段へ届く特大のソロ本塁打。統一がさらに1点を追加した。 SKはここで投手交代。左腕の鄭ウラムがマウンドに上がる。莊景賀は三振に倒れ、潘武雄は四球、郭岱チィは低めの変化球に空振り三振を喫し、攻撃終了。しかし、統一が一挙5点の猛攻で逆転に成功した。
5回表
4点を追うSKは6番・崔廷からの攻撃。崔廷は四球を選び出塁するも、羅州煥はアウトコースいっぱいのストレートに手が出ず見逃し三振。鄭相昊もサードゴロダブルプレーに倒れ、3アウト。SKはこの回も無得点に終わった。
5回裏
SKは3番手のマウンドに右腕・尹吉鉉を送る。 統一の攻撃は3番・ブリトーから。ブリトーはセカンドフライ、高國慶はライトフライに倒れる。しかし、陳連宏がアウトコースのボールを捕らえると、打球はレフトスタンドへ吸い込まれ、ソロ本塁打となる。統一がさらにリードを広げた。 SKはここで左腕・賈得焔を4番手として起用。 陽森はピッチャーゴロで攻撃を終了となった。だが、この回統一が追加点を奪った。
6回表
反撃のきっかけがほしいSKは鄭根宇からの攻撃。鄭根宇はサードへの内野安打で出塁に成功する。打順はトップに戻って朴哉相。朴哉相の右中間への当たりは、ダイビングキャッチを試みたライトのグラブをかすめる二塁打となり、無死二、三塁となる。趙東和の鋭いライナーは、センターが前進してダイレクトキャッチを狙うも届かずに後逸。2点タイムリー三塁打となる。 さらに1死三塁で金宰ヒョンが打席に立つも、ファーストゴロ。続く4番・朴栽弘もショートフライに倒れ、攻撃終了。しかし、SKが2点を返し、3点差に追い上げた。
6回裏
SKの5番手は右のサイドハンド・チョ雄天。 統一は4回に本塁打を放っている劉芙豪からの攻撃。劉芙豪はサードファウルフライ、高志綱はライトフライに打ち取られる。莊景賀は大きな飛球を放つも、フェンス手前でライトが追いつきライトフライとなった。
7回表
SKは6番・崔廷が空振り三振、羅州煥がサードゴロ。ここで鄭相昊に代わり、代打・朴廷煥が起用される。しかし、147キロのストレートに空振りの三振を喫し、3者凡退となった。
7回裏
SKは左腕・李承浩が6番手のマウンドに。 統一はトップバッターの潘武雄からの攻撃。潘武雄は四球、代打の郭俊佑が死球で出塁し、無死一、二塁と追加点のチャンスを迎える。打順はこの試合2安打のブリトー。 ここでSKは7番手に右腕・鄭大ヒョンを送る。統一は一塁走者を郭俊佑から許峰賓に交代する。 ブリトーはセンターフライに倒れる。高國慶の打席で統一はダブルスチールを試みるも、一塁走者の許峰賓がタッチアウトで2死三塁となる。高國慶はセンターフライに終わり、結局この回は無得点となった。
8回表
統一は好投の林岳平から右腕・蔡士勤に継投。 SKの攻撃はこの試合2安打のラストバッター・鄭根宇から。鄭根宇は、センターの頭上を越える三塁打を放つ。続く朴哉相はセンター前へクリーンヒットを放ち、鄭根宇が生還。SKが2点差に迫る。 統一はここでピッチャーを右の横手投げ・曾翊誠に交代。 さらに無死一塁で打席には2番の趙東和。しかし、趙東和はスライダーを見逃して三振も倒れ、ランナーを進めることができない。金宰ヒョンはセカンドゴロダブルプレーに倒れ、3アウト。SKのこの回の反撃は1点となった。
8回裏
SKは鄭大ヒョンが続投。このまま試合が終了すると、失点率でSKが決勝進出となる。統一は先頭の陳連宏がしぶとく二遊間を破り、出塁に成功する。ここでSKはセンターの趙東和をライトに回し、センターに金江ミンを起用。守備を固め、1点を守りに行く。一方、統一も代走に黄甘霖する。 打席には陽森は死球で出塁。ハーフスイングのようにも見えたため、SK側が猛抗議をするも、判定は覆らず、無死一、二塁となる。ここで打席には劉芙豪。ここで劉芙豪は、レフトスタンドへ突き刺さる3ラン。統一が3点を追加した。これで失点率は再び統一がリード。
統一は続く高志綱もレフトへ二塁打を放ち、さらなる追加点のチャンスをつくる。 SKは鄭大ヒョンをあきらめ、右腕の金圓衡を8番手のマウンドへ。 莊景賀はファースト前に送りバントを決めると、潘武雄が四球で歩き1死一、三塁とする。ここで途中出場の許峰賓が一二塁間を破るタイムリーヒット! 統一がさらに1点を追加する。ブリトーはショートゴロダブルプレーに倒れ、攻撃終了。しかし、統一は大きな大きな4点を加点した。
9回表
統一のマウンドにはアルバラードが上がる。 SKは先頭の金江ミンが四球で出塁するも、李晋暎がピッチャーゴロダブルプレー。2死走者なしとなる。崔廷は空振り三振に倒れ試合終了。統一が決勝進出を決めた!
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