■詳細
総括
アジアのナンバーワンクラブチームを決める「KONAMI CUPアジアシリーズ2007」2日目第2試合、中日ドラゴンズ(NPB/日本)vs.統一ライオンズ(CPBL/台湾)の一戦が9日、東京ドームで行われ、中日が4−2で統一を下した。中日は同大会初勝利を挙げ、通算成績を1勝1敗とした。
8日にSKワイバーンズ(KBO/韓国)に敗戦を喫し、後がない状態で迎えた中日。この試合も苦戦を強いられたが、チームを救ったのは荒木、井端の1・2番コンビだった。1−1の同点で迎えた5回、荒木のレフト前ヒットで1死満塁とチャンスを広げると、井端の犠牲フライで勝ち越しに成功した。圧巻は7回。荒木が2死からセンター前ヒットで出塁すると、井端の打席ですかさず盗塁に成功。井端のセカンド内野安打の間に、好走塁で本塁を陥れ、貴重な追加点をもたらした。9回にも荒木のライト前ヒットでチャンスを広げると、井端がこの試合2度目の犠牲フライで突き放した。投手陣は、先発の朝倉が安定感に欠く内容ながらも、6回1失点の粘りのピッチング。7回から久本、平井、岡本、岩瀬とつなぎ、相手の反撃を7回の1点に抑えた。
一方の統一ライオンズは、先発のパン・ウエイルンが独特の間合いから繰り出すストレート、変化球で中日打線を翻弄(ほんろう)。6回を2失点に抑えたが、中継ぎ陣が踏ん張りきれずに2失点。自慢の打線も、チャンスにあと1本が出なかった。
1回表
・統一のマウンドにはエース、右腕のパン・ウエイルンが上がる。
1:荒木 1ストライクからの2球目、外角のストレートをとらえるも、ファーストゴロ。 2:井端 2ストライクと追い込まれた後、外角いっぱいのストレートに手が出ず見逃し三振。 3:森野 2ストライク1ボールからの4球目、内角高めのストレートに詰まりショートフライ。
・パン・ウエイルンは上々の立ち上がりを見せた。
1回裏
・負けられない中日の先発は右腕・朝倉。チームに勢いを与えるピッチングはできるのか。
1:ヤン・セン 2ストライク2ボールからの5球目、内角高めのストレートをはじき返し、ライト前ヒット。 2:パン・ウション 無死一塁。2ストライク2ボールからの6球目、内角の沈む変化球に空振り三振。走者を進めることができず。 3:ティルソ・ブリトー 1死一塁。2ストライク2ボールからの5球目、内角をえぐる球が右腕に直撃し死球で出塁。 4:ガオ・グオチン 1死一、二塁と絶好のチャンス。1ストライクからの2球目、内角ストレートに詰まりサードゴロ併殺打。
・朝倉は1死一、二塁とピンチを招いたが、何とか無失点で切り抜けた。
2回表
4:中村紀 フルカウントからの6球目、外角スライダーにタイミングが合わず空振り三振。 5:李炳圭 2ボールからの3球目、内角の変化球をとらえ、セカンド強襲のヒット。 6:井上 1死一塁。2ストライク2ボールと追い込まれた後の6球目、外角高めのストレートをたたき、レフト前ヒット。スタートを切っていた一塁走者は三塁へ。 7:中村公 1死一、三塁。1ボールからの2球目、変化球をうまくとらえるも、サードの好捕に阻まれてサードゴロ併殺打。
・パン・ウエイルンは味方の好守備に助けられて無失点。
2回裏
5:リィウ・フゥハオ 1ストライクからの2球目、外角の変化球にタイミングが合わなかったが、詰まったのが幸いしサード内野安打。 6:チェン・リエンホォン 無死一塁。2ストライク2ボールからの5球目、真ん中高めのストレートをとらえられずサードゴロ。この間に一塁走者は二塁へ進んだ。 7:グオ・ダイチィ 1死二塁。1ボールからの2球目、高めに浮いた変化球をうまく打ち、ライト線へのタイムリー二塁打。 8:ガオ・ジガン 1死二塁。サードへのゴロに終わるが、サード・森野のエラーで出塁。 9:シュイ・ションジエ 1死一、二塁。1ストライクからの2球目を打つも、セカンドゴロ。二塁封殺となった。 1:ヤン・セン 2死一、三塁。フルカウントからファウルを1球挟んだ後の8球目、外角高めのストレートを打つもファーストゴロ。
・朝倉は1死二塁からタイムリー二塁打を浴び、与えたくなかった先制点を許した。
3回表
8:谷繁 初球、内角ストレートを詰まりながらもライト前へ運んだ。 9:藤井 無死一塁。1ストライクからの2球目、外角の変化球にタイミングが合わずショートゴロ。二塁封殺となり、 藤井が一塁に残った。 1:荒木 1死一塁。初球、一塁走者の藤井が盗塁に成功。1死二塁と得点チャンス。荒木は1ストライク1ボールからの3球目、外角の変化球を打ち、ショートのエラーで出塁。 2:井端 1死一、三塁。2ストライク1ボールからの4球目、一塁走者の荒木が盗塁に成功。1死ニ、三塁。井端はフルカウントからの7球目、外角のスライダーに何とかついていきセカンドゴロ。この間に藤井が生還し、同点に追いついた。 3:森野 2死三塁。1ストライク1ボールからの3球目、内角ストレートをとらえた球はライト後方へ。しかし、高く上がりすぎ、ライトフライに倒れた。
・パン・ウエイルンは味方のまずい守備もあり、同点に追いつかれた。
3回裏
2:パン・ウション 2ストライク1ボールからの4球目、内角のスライダーを狙うもセカンドゴロに倒れた。 3:ティルソ・ブリトー 1ボールからの2球目、外角高めのカーブを強振したが、サードゴロ。 4:ガオ・グオチン フルカウントからの6球目、内角にすっぽ抜けた球を見送り四球で出塁。 5:リィウ・フゥハオ 2死一塁。1ボールからの2球目、内角低めのストレートに詰まりサードゴロ。
・朝倉は四球で走者を許したものの、後続を仕留めて無失点に抑えた。
4回表
4:中村紀 2ストライク1ボールからの5球目、外角ストレートに手が出ず見逃し三振。 5:李炳圭 初球を積極的に狙うも、ファーストゴロ。 6:井上 2ボールからの3球目、外角高めのストレートをうまく流し打つもレフトフライ。
・パン・ウエイルンはテンポのいいピッチングで簡単に3人で攻撃を終わらせた。
4回裏
6:チェン・リエンホォン 2ストライク1ボールからの4球目、真ん中から落ちるフォークをとらえられず、空振り三振。 7:グオ・ダイチィ 初球、外角のストレートを打ちにいくもショートゴロ。 8:ガオ・ジガン 2ストライクからの3球目、外角のフォークにタイミングが合わず空振り三振。
・朝倉もパン・ウエイルンに負けじと3者凡退に切って取った。
5回表
7:中村公 2ストライク1ボールからの4球目、外角いっぱいのストレートに手が出ず見逃し三振。 8:谷繁 2ストライクからの4球目、内角に切れ込む球が右腕に当たり死球で出塁。 9:藤井 1死一塁。初球、外角のスライダーに詰まるもサードの送球エラーで塁に出た。 1:荒木 1死一、二塁。2ストライク1ボールから5球ファウルで粘った後、内角の変化球をとえらてレフト前ヒット。谷繁は三塁でストップ。 2:井端 1死満塁。初球、真ん中のフォークをとらえるもレフトライナー。しかし、三塁走者の谷繁がタッチアップして生還。勝ち越しに成功した。 3:森野 2死一、二塁。2ストライク1ボールからの4球目、内角のボール球に手を出し、空振り三振。
・パン・ウエイルンは井端に犠牲フライを打たれて1失点。勝ち越しを許した。
5回裏
9:ヤン・ボチャオ シュイ・ションジエの代打で登場したが、レフトファウルフライ。 1:ヤン・セン 1ボールから内角ストレートをうまくはじき返し、右中間を破る二塁打。 2:パン・ウション 1死二塁。2ストライク2ボールからの5球目、外角のフォークを打てず空振り三振。 3:ティルソ・ブリトー 2死二塁。フルカウントまで粘った後の7球目、外角のフォークをはじき返したが、センターライナー。
・朝倉は1死二塁とピンチを招いたが、何とかフォークをうまく使い、無失点に抑えた。
6回表
4:中村紀 1ストライク3ボールからの5球目、外角のストレートを見極めて四球。 5:李炳圭 無死一塁。2ストライク2ボールからの5球目、真ん中のストレートをとらえられず空振り三振。 6:井上 1死一塁。1ボールからの2球目、内角高めのストレートを打つもセカンドフライ。 7:中村公 2死一塁。2ストライク1ボールから外角の変化球を打ち損じ、サードゴロ。
・ パン・ウエイルンは無死の走者を許したが、後続をきっちりと仕留めて無失点。
6回裏
4:ガオ・グオチン 1ボールからの2球目、内角ストレートを強振して三遊間を破るレフト前ヒット。 5:リィウ・フゥハオ 無死一塁。2ストライク1ボールからの4球目、真ん中のストレートを強振するも空振り三振。 6:チェン・リエンホォン 1死一塁。2ストライク1ボールからの4球目、真ん中低めのストレートをとらえ、三遊間を破るレフト前ヒット。 7:グオ・ダイチィ 1死一、二塁。2ストライク1ボールと追い込まれた後の4球目、真ん中のフォークを引っ張るもファーストゴロ。二塁封殺され、2死一、三塁となった。 8:ガオ・ジガン 2死一、三塁。内角高めのストレートに詰まり、ショートゴロ。
・朝倉は2本のヒットを浴びたが、粘りの投球で無失点。
7回表
・統一は6回2失点と好投のパン・ウエイルンから右腕ピーター・マンローに継投。
8:谷繁 3ボールからの4球目、内角ストレートを見送って四球。 9:藤井 無死一塁。1ストライクからの2球目、変化球に送りバントを試みるも失敗。藤井は2ストライク1ボールからの4球目、外角のスライダーを引っ掛け、サードゴロ。二塁封殺されて1死一塁。 1:荒木 1死一塁。荒木の打席で、藤井が盗塁を試みたが失敗。荒木はフルカウントからの6球目、外角高めのストレートをたたきつけ、センター前ヒット。 2:井端 2死一塁。初球、荒木が盗塁に成功して2死二塁。井端は2ストライク2ボールからの5球目、外角高めの球をたたきつけてセカンド内野安打。この間に荒木が二塁から本塁へ突入し、間一髪セーフとなり、1点を追加した。 3:森野 2死一塁。フルカウントからの7球目、外角の変化球を引っ掛けてピッチャーゴロ。
・ピーター・マンローは、荒木・井端の一二番にかき回されて1点を失った。
7回裏
・中日は朝倉を続投させる。
9:ヤン・ソォンシエン 2ストライク1ボールからの7球目、真ん中に沈む変化球をうまく合わせ、ライト前ヒット。
・中日はここで朝倉から左腕・久本にスイッチ。
1:ヤン・セン 無死一塁。1ストライク2ボールからの4球目、内角のスライダーを打ち上げてライトフライ。 2:パン・ウション 1死一塁。2ストライク2ボールと追い込まれた後の5球目、内角のスライダーをはじき返し、一二塁間を破るライト前ヒット。
・この場面で中日は右腕・平井をマウンドへ。小刻みな継投を見せた。
3:ティルソ・ブリトー 1死一、二塁。フルカウントからの7球目、真ん中高めのフォークを打ち損じ、ショートフライ。 4:ガオ・グオチン 2死一、二塁。1ボールからの2球目、外角ストレートを流し打ち、ライト前方へポトリと落ちるタイムリーヒット。1点差に詰め寄った。 5:リィウ・フゥハオ 2死一、三塁。2ストライク2ボールからの6球目、外角高めのストレートに空振り三振。
・平井はタイムリーを許したが、何とか1失点で踏ん張った。
8回表
・統一は右腕リン・ユエピンに継投する。
4:中村紀 外角ストレートを流し打つも伸びはなく、ライトフライ。 5:李炳圭 2ストライク2ボールから外角のストレートを打ち損じてピッチャーゴロ。 6:井上 初球、外角の球をとらえるも、レフトフライ。
・リン・ユエピンは完ぺきなピッチングを披露。
8回裏
・中日は4番手に岡本を送る。
6:チェン・リエンホォン 1ストライクからの2球目、外角のスライダーをすくい上げるもレフトフライ。 7:グオ・ダイチィ 2ストライク2ボールからの5球目、外角高めのストレートを引っ掛け、ショートゴロ。 8:ガオ・ジガン 2ストライクからの4球目、外角の球を引っ掛け、セカンドゴロ。
・岡本は好リリーフを見せた。試合は1点差のまま9回へ。
9回表
7:中村公 2ストライク1ボールからの4球目、外角高めのストレートを打ち、センター前ヒット。 8:谷繁 無死一塁。1ボールからの2球目、きっちりと送りバントを成功させた。 9:立浪 1死二塁。ここで代打・立浪の登場。フルカウントからの6球目、外角の変化球をよく見て四球。 1:荒木 1死一、二塁。立浪の代走に平田を送る。初球、外角のストレートをうまく合わせ、ライト前ヒット。 2:井端 1死満塁。1ストライク3ボールからの5球目、外角のストレートを打ち上げてセンターへの犠牲フライ。中村公が三塁から生還して、貴重な追加点を奪った。
・統一は4番手に左腕パン・ジュンルウォンを送る。
3:森野 2死一、二塁。フルカウントからの6球目、外角低めのボール球に手を出し、サードゴロ。
・パン・ジュンルウォンは何とか役目を果たした。
9回裏
・中日は絶対的守護神・岩瀬をマウンドに送る。
9:ワン・ズソォン 代打ワン・ズソォンが打席に入る。フルカウントからの8球目、外角のストレートをはじき返すも、ライトフライ。 1:ガオ・ヅォンホア 代打ガオ・ヅォンホア打席に入る。外角のスライダーを打つもライトフライ。 2:ホアン・ガンリン 代打ホアン・ガンリン打席に入る。2ストライク1ボールからの4球目、外角ストレートに空振り三振。
・岩瀬がしっかりと締めて、中日は辛勝ながらアジアシリーズ初勝利を収めた。
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