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KONAMI CUPアジアシリーズ2007 Yahoo!スポーツ
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日本中国棒球協会 チャイナスターズ
所属 中国棒球協会
協会創立 2002年
協会公式サイト http://www.cbl.org.cn/
アジアシリーズ出場チーム チャイナスターズ(選抜チーム)
今季優勝チーム 天津ライオンズ
看板選手 投手 ルー・ジエンガン
看板選手 野手 ジア・ユビン
球団カラー
■中国、北京五輪に向けて弾みの初勝利を

中国打線の核となるのは米大リーグ・マリナーズに入団したジア・ユビン【Photo:ロイター/アフロ】

中国打線の核となるのは米大リーグ・マリナーズに入団したジア・ユビン【Photo:ロイター/アフロ】

 来年、北京五輪を迎える中国代表が「チャイナスターズ」として、今回もアジアシリーズに登場。3年目にして、大会初勝利を目指す。

 ことしは中国プロ野球にとって歴史に残る1年となるだろう。米大リーグのヤンキース傘下にリウ・ガイ投手とジャン・ジェンワン捕手が入団。続いて、ベテランのワン・ウェイ捕手とジア・ユビン外野手もマリナーズ傘下との契約を果たし、「渡米組」が一気に4人となった。西武ライオンズのジュ・ダーウェイ投手らとともに、レベルの高い海外で武者修行する選手たちが増えてきた。そんな中国代表の最大の課題は「試合経験の不足」(ジム・ラフィーバー代表監督)。その克服のために夏から秋にかけて課された強化日程は、ここ数年と同じく、とてつもなくハードなものとなった。

 6月末まで行われたCBL(中国野球リーグ)の終了後、ほどなく米国遠征が始まり、8月2日まで米国、ロシアとの練習試合。さらに8月18日からは北京でプレ五輪に臨み、日本に次ぐ2位につけた。その決勝戦の3日後からは、日本遠征を開始。日本のプロ野球二軍、社会人チームとの親善試合を行った。そのあと休む間もなく、9月21日から再び渡米。1カ月半に渡って、米アリゾナ秋季リーグに参加し、『未来のメジャーリーガー』たちと22試合を戦った。11月3日に帰国した選手たちは、徹底的な実戦で磨かれ、その“熱”を保ったまま、アジアシリーズに突入する。

 投手陣の軸になるのは、今シーズン、MVPと最優秀投手賞の2タイトルを獲得したルー・ジエンガンだろう。球は速くないが、安定感がある。1999年から4年間、日本プロ野球の中日に在籍したこともあり、ピンチの時の精神的強さなど、プロにとって必要な資質を備えている。また、186センチの上背から投げる速球とスライダーが武器の左腕チェン・ジュンイ、実績のあるチェン・クンにも注目だ。

 打者は、マリナーズ傘下に入団したジア・ユビンに注目だ。191センチで、線は細いがパンチ力がある。2007年CBLのホームラン王で、アリゾナ秋季リーグでも長打力を見せ付けている。コンパクトに安打を量産するフォン・フェイ(外野手)、勝負強い打撃のジャン・ユフォン(内野手)の活躍も楽しみである。

 これまでの実戦を通じて、守りさえ“破綻”しなければ、強豪が相手でも十分ゲームになることが分かった。一方で、海外の投手が切れのいい変化球と直球で組み立ててくれば、それに対応するだけの力はまだない。国際試合で経験を重ねた投手陣が最少失点に抑えて、守りでリズムをつくり、打撃陣がワンチャンスをものにできれば、中国代表にも十分、勝機があるだろう。

 一昨年、そして去年と比べて、中国代表は確実に進化している。最大の目標である来年の北京五輪での上位進出に向けて、その弾みとなる勝利に期待したいところだ。

<text by 朝倉浩之>

朝倉浩之/Hiroyuki Asakura
奈良県出身。1999年、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。2003年、中国留学をきっかけに退社。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする各種ラジオ番組などにも出演している。
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