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広沢、自分から「引退しない」!
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来季の去就が注目されている、阪神・広沢克実内野手(41)が23日、鳴尾浜球場での練習後、「今はやめるつもりはない」と現役続行の意思を明かした。球団は近日中にも来季戦力となる選手を選定する編成会議を開くが、球団もしくは星野監督から打診があれば、現役続行を訴える構え。球界最年長男のハートは今なお熱い。
プロ入り19年目の41歳には、揺るぎない自信がある。プロ野球界の酸いも甘いも知り尽くしている。経験に裏打ちされたバッティングは、誰にも負けていないという自負がある。だからこそ、まだ、この世界から足を洗う気はない。
「プロの世界で通用しない、技術がないと思ったらやめるよ。でも、今の阪神に僕よりバッティング技術のある選手はいるの?年齢じゃなくて技術だろ」
日本シリーズに向けた調整のため、鳴尾浜にやってきた広沢は、きっぱりと言い切った。
今季は開幕こそ1軍だったが、4月途中に2軍落ち。再び1軍に昇格したのが、8月中旬だった。すると、昇格してすぐの19、20日の中日戦(大阪ドーム)で2試合連続アーチを放ち、28日の巨人(23)戦(甲子園)では3安打6打点という大活躍。ここまで33試合で打率・264、11打点、4本塁打という成績ではあるが、そのパワーと勝負強さに衰えは感じさせない。
年間通しての活躍は無理でも、ここ一番というときは働く自信がある。「年齢じゃなく技術」と言い切れるのも、大きな体に自信がたんまり詰まっているからだ。
もちろん、覚悟を決めている部分はある。「チームには、70人の枠があるし、編成の問題もあるから、チームに(クビと)言われれば仕方ない」。球団から戦力外を通達されれば、潔く受け入れるつもり。
だが、今は野球にかける熱い気持ちが燃えたぎっている。周囲の雑音もシャットアウトする。「でも、それは僕だけじゃなくて、みんな一緒。今はやめるつもりはない」。現役続行―。それしか頭にない。
球団は近日中にも来季に向けた戦力検討会議を開くが、星野監督から意思確認の打診があったときには、今の偽りない気持ちを伝える考えだ。
ランニングやフリー打撃で汗を流し、球場を後にする際は「(引退)しません、しません」と連発。「僕みたいな安い選手(年俸4200万)は置いといてもいいでしょ」と、冗談も飛ばした。
今は、約1カ月後に迫った、日本シリーズのことしか頭にはない。そこにすべてをかけるが、まだまだバットを置く気はない。(道辻 歩)
【デイリースポーツ】
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