■詳細
総括
米大リーグ、マリナーズのイチローは13日(日本時間14日)、エンゼル・スタジアムで行われた第81回のオールスターゲームに「1番・ライト」で先発出場したが、2打数無安打に終わった。12連敗中だったナ・リーグが3−1で逆転勝ちし、1996年以来の勝利を収めた。
10年連続出場のイチローは初回、ア・リーグの先頭打者として打席に入ると2球目を打ち上げてショートフライ。第2打席は2ストライク1ボールから外角高めのストレートに空振り三振。4回の守備からベンチに下がり、2打数無安打に終わった。オールスターでの無安打は2006年以来。これでオールスターでの通算成績は26打数8安打で打率3割8厘、1本塁打、4打点、1盗塁、3三振、2四球となった。 守備では初回にプホルスの右中間への当たりをジャンピングキャッチで好捕し、軽快なプレーを披露した。
試合序盤は無得点が続いたが、5回にナ・リーグが四球とエラーで無死二、三塁のピンチを背負う。ここでカノ(ヤンキース)に犠牲フライを許し、先制点を献上。 しかし打線が7回に反撃。2死満塁のチャンスでマッキャン(ブレーブス)がライトへ走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。投手陣は6回以降ピンチを背負う場面もあったが、得点を許さず、97年から引き分けを挟み続いていた連敗を「12」で止めた。
MVPには値千金の逆転タイムリー二塁打を放ったマッキャンが選ばれた。
試合前
間もなく、試合開始。 先発選手以外の選手が一塁線、三塁線上に並び、名前を呼ばれる。ドジャースの選手には大きな歓声。 ア・リーグのコーチとして参加するエンゼルスのソーシア監督には地元ファンからひときわ大きな歓声が起こった。エンゼルスのウィーバー、ハンターにも大歓声。
続いて先発選手の紹介。まずはナ・リーグのマニエル監督が登場。ドジャースのイーシアの登場でスタンドが沸く。先発のロッキーズ・ヒメネスが最後に登場。 ア・リーグの監督はジラルディー。イチローがゆっくりと登場し、ジラルディー監督と笑顔で握手。昨年までエンゼルスに所属したゲレーロ(レンジャーズ)にはスタンディングオベーション。ゲレーロは手を振って応える。先発するレイズのプライスの名前が呼ばれ、全メンバーが紹介された。
外野には巨大な星条旗が広げられる。カナダ国歌の斉唱。ここでヤンキースの名物オーナー・スタインブレーナー氏の死を悼み、黙祷が捧げられた。続いて米国国歌の斉唱。国歌斉唱が終わり、選手は互いに握手しながらベンチへ戻る。
始球式はかつてのエンゼルスのスター選手、ロッド・カルー。ハンターに向けて、ゆっくりとボールを投げ込んだ。グランド整備が行われ、試合はまもなくプレーボール。
1回表
ア・リーグの選手が守備位置に就く。イチローは定位置のライトへ向かう。 先発投手はレイズのプライス。今季は12勝(4敗)でハーラートップタイ。2.42の防御率はリーグトップ。
1:ラミレス 2ストライク1ボールからの4球目、外角球を打ち、ファーストゴロ。 2:プラード 2ストライクからの3球目を打ち、セカンドゴロ。セカンドのカノがボールを弾いたが、落ち着いて処理した。 3:プホルス 1ストライク2ボールからの4球目をとらえ、右中間へ。イチローがジャンピングキャッチしライトフライ。
ナ・リーグは3者凡退で終了。
1回裏
ナ・リーグの先発は15勝をマークしているロッキーズのヒメネス。
1:イチロー 1ボールからの2球目、真ん中のストレートを打ち上げ、ショートフライ。 2:ジーター 1ストライク3ボールとなり、四球で出塁。1死一塁。 3:カブレラ 1ストライクからの2球目、ライト前ヒットを放ち、1死一、三塁と先制のチャンス。 4:ハミルトン 2ストライクからの3球目、ピッチャーゴロ併殺打で攻撃終了。
ア・リーグはチャンスをつくるも先制ならず。
2回表
先発のプライスが2回のマウンドへ向かう。
4:ハワード 2ストライク2ボールからの4球目、外角ストレートに空振り三振。 5:ライト 1ストライクからの2球目を右方向へ。カノが追いつくも送球できず、セカンドへの内野安打。1死一塁。 6:ブラウン 1ストライク2ボールからの3球目、バットが折れてサードゴロ併殺打に打ち取られた。
ナ・リーグは走者を出すも、3人で攻撃終了。
2回裏
2回もヒメネスがマウンドへ。
5:ゲレーロ 打席に入るときに大歓声が起こる。2ストライクからの2球目、外角低めの落ちる球に空振り三振。 6:ロンゴリア 2ストライク2ボールからの5球目、内角ストレートを痛烈に打ち返し、レフトへの二塁打。1死二塁。 7:マウアー 1ボールからの2球目を打つも、センターフライ。2死二塁。 8:カノ 1ストライク1ボールからの3球目をたたきつけ、セカンドゴロに倒れた。
ア・リーグはこの回も得点圏に走者を進めたが、無得点に終わった。
3回表
ア・リーグの2番手はヤンキースのペティット。
7:イーシア 2ストライクからの3球目、外角球に空振り三振。 8:ハート 2ストライク1ボールからの4球目、低めに手を出し空振り三振。 9:モリーナ 初球のストレートを弾き返し、センター前ヒット。2死一塁。 1:ラミレス 初球のストレートを打つも、ショートゴロ。一塁走者が残塁。
ペティットはヒットを許したが、テンポのいいピッチング。
3回裏
ナ・リーグはマーリンズのジョンソンがマウンドに向かう。防御率1.70はリーグトップ。 ア・リーグ先頭のクロフォードは昨季オールスターのMVP。
9:クロフォード 2ストライク1ボールからの4球目を打ち、サード正面のライナー。 1:イチロー 2ストライク1ボールからの4球目、外角高めのストレートに空振り三振に倒れた。 2:ジーター フルカウントからの8球目、高めスライダーに見逃し三振。
ジョンソンは150キロを超えるストレートを中心に、ア・リーグの好打者を3者凡退に抑えた。
4回表
この回からイチローがベンチに下がり、ハンターがセンターへ。センターのハミルトンがライトへ回った。 ピッチャーは3番手のクリフ・リー(レンジャーズ)。
2:プラード 初球を打ち、ショートゴロ。 3:プホルス 2ストライクから空振り三振。 4:ハワード 1ボールからの2球目を打ち、セカンドゴロ。
ナ・リーグは1回以来の3者凡退。
4回裏
ナ・リーグはファーストにパドレスのゴンザレスが入る。
3:カブレラ 2ボールから、外角スライダーを打ち、サードゴロ。 4:ハミルトン 2ストライク2ボールからの6球目、外角低めをレフト方向へ。レフトのブラウンがダイビングキャッチでレフトフライ。 5:ゲレーロ 1ストライク2ボールからの4球目、内角ストレートにつまり、ファーストライナー。
ア・リーグはクリーンアップが3者凡退。
5回表
ア・リーグのマウンドには4番手、タイガースのバーランダー。
5:ライト 初球打ちでセンター前ヒット。ライトは2打数2安打。無死一塁。 6番ブラウンの打席、1ストライク1ボールからライトが盗塁に成功し無死二塁のチャンス。 6:ブラウン フルカウントからの6球目、内角チェンジアップに空振り三振。1死二塁。 7:イーシア 1ストライク1ボールからライト前ヒット。痛烈な当たりだったため、二塁走者は三塁でストップ。1死一、三塁。 8:ハート 2ストライク1ボールからの4球目、外角スライダーにハーフスイングで空振り三振。2死一、三塁。
モリーナの打順で代打マッキャン。 9:マッキャン フルカウントからの6球目、高く上がったがライトがフェンス手前でキャッチし、ライトフライ。
ナ・リーグは先制のチャンスを生かせず。
5回裏
ナ・リーグのセンターにはカブスのバード。レフトにはカージナルスのホリデーが入る。センターのイーシアがライトへ回った。サードにはレッズのローレン。
ナ・リーグ3番手はドジャースの郭。台湾人初のオールスター出場を果たした。
6:ロンゴリア フルカウントからの6球目、四球で歩き、無死一塁。 7:マウアー 2ストライク1ボールからの4球目、ピッチャー横へのゴロとなるも、送球エラーで出塁。無死二、三塁となる。 8:カノ 1ストライク2ボールからの4球目、外角低めのストレートをレフトへ運び、レフト犠牲フライ。ア・リーグが先制点を奪った。1死二塁。 9:クロフォード 2ストライク1ボールからの4球目、ショートへのゴロ。二塁走者が三塁でタッチアウトになり、2死一塁。
ナ・リーグはここで郭からパドレスのベルへ継投。ベルはブルペンから全力疾走でマウンドへ。
1番ハンターの打席、一塁走者のクロフォードが盗塁を決め、2死二塁。 1:ハンター 2ボールからの3球目を打ち上げ、ライトフライに倒れた。
ア・リーグが相手のエラーをきっかけに、ノーヒットで1点を先制した。
6回表
ア・リーグはキャッチャーにバック、セカンドにキンスラー、レフトにウェルズが入る。 5番手ピッチャーはレッドソックスのレスター。
1:ラミレス 2ストライク1ボールからの3球目、ピッチャーゴロに倒れた。 2:プラード フルカウントからの8球目を打ち上げ、ショートフライ。 3:ゴンザレス フルカウントから6球目、セカンドゴロに打ち取られた。
1点を追うナ・リーグは3人で攻撃終了。
6回裏
ナ・リーグはファーカルがショートに、フィリップスがセカンドに入った。 マウンドには完全試合を達成したフィリーズのハラデー。
2:ジーター 初球の内角球を打ち、センター前に落ちるヒット。代走はアンドラス。無死一塁。
カブレラの打順で代打コネルコ。 3:コネルコ 2ストライク2ボールからの6球目、空振り三振に倒れた。一塁走者アンドラスが盗塁。タイミングはセーフだったが、ベースから足が離れてタッチアウト。2死走者なし。 4:ハミルトン フルカウントからの10球目、内角ストレートを引っ張りライト前ヒット。2死一塁。代走はバティスタ。
ゲレーロの打順で代打オルティスが登場。 ナ・リーグはここでナショナルズのキャップスへ継投。
5:オルティス 2ストライク2ボールからの5球目、内角ストレートに見逃し三振。
7回表
ア・リーグはウィギントンがサードに入る。 ピッチャーはヤンキースのヒューズへ継投。
ナ・リーグはハワードの打順で代打ボット。
4:ボット 初球を打ち、セカンドゴロ。 5:ローレン 2ストライク2ボールからの7球目、低めの球を打ち、センター前ヒット。1死一塁。 6:ホリデー 2ストライク2ボールからの5球目を打ち、センター前ヒットで続く。一塁走者のローレンは一気に三塁に進み、1死一、三塁。
ア・リーグはここでヒューズからホワイトソックスの左腕ソーントンへ継投する。 ナ・リーグはイーシアの打順で代打にダイヤモンドバックスのヤングを送る。
7:ヤング 1ストライク1ボールからの3球目、ファーストへのファウルフライ。2死一、三塁。 8:バード フルカウントからの8球目、内角球を見て、四球で歩く。2死満塁。 9:マッキャン 1ストライクからの2球目、真ん中のストレートを振りぬくと、ライトへ走者一掃の二塁打を放った。ナ・リーグが逆転。なおも2死二塁。
ア・リーグはここでアスレチックスのベイリーをマウンドに送る。
1:ファーカル フルカウントからの6球目、内角低めを見極め、四球で出塁。2死一、二塁。 2:フィリップス 2ストライク2ボールからの6球目、低めカーブに空振り三振。
ナ・リーグがマッキャンの一打で逆転に成功した。
7回裏
ナ・リーグのマウンドにはカージナルスのウェインライト。
ア・リーグはウィギントンの打順で代打スウィッシャー。
6:スウィッシャー 2ストライク1ボールからの5球目、内角のカーブに空振り三振。 7:バック 1ボールからの2球目をレフトへ。ホリデーがグラブに当てながらも、捕球できず、レフトへの二塁打。1死二塁。 8:キンスラー 1ストライク3ボールからの5球目、低めに外れて四球。1死一、二塁。 9:ウェルズ 初球打ちでショートゴロ。一塁走者が二塁で封殺となり、2死一、三塁。 1:ハンター 2ストライク1ボールからの4球目、外角カーブに空振り三振。
ア・リーグは反撃ならず。
8回表
ア・リーグはレイズのソリアーノをマウンドに送る。サードにはベルトレが入った。
3:ゴンザレス 1ストライクからの2球目、高めストレートを打ち上げ、レフトフライ。 4:ボット 初球打ちでセンターフライ。 5:ローレン 1ストライク3ボールからの5球目、内角球をすくいあげたが、レフトフライに終わった。
ソリアーノは8球で3者凡退に切って取った。
8回裏
ナ・リーグは8番手でウィルソン(ジャイアンツ)がマウンドへ。レフトにはボーンが入る。
2:アンドラス 2ストライク1ボールから5球目のスライダーを打ち、セカンドゴロ。 3:コネルコ 1ストライクからの2球目を打ち、サードゴロ。 4:バティスタ 1ストライク1ボールからの3球目を打ち上げ、ファーストへのファウルフライ。
ア・リーグは3者凡退に終わった。
9回表
ア・リーグのマウンドには10番手、タイガースのバルベルデ。
6:ボーン 2ストライクからの3球目、空振り三振に倒れた。 7:ヤング 2ストライク1ボールからの4球目、外角低めへ落ちるたまに空振り三振。 8:バード フルカウントからの8球目に空振り三振。
バルベルデは3者三振に切って取った。
9回裏
ナ・リーグはドジャースのブロクストンをマウンドに送る。
5:オルティス 初球を打ち、ライト前ヒット。 6:ベルトレ 2ストライクからの3球目、内角高めのストレートに空振り三振。 7:バック フルカウントからの6球目、外角のストレートをライト前に落ちる打球。一塁走者のオルティスは打球を見ながらスタートを切ったが、二塁で封殺となり、ライトゴロ。2死一塁。 8:キンスラー 初球のストレートを打ち、センターフライ。
ナ・リーグが1996年以来の白星を手にした。
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