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故障者続出の日本人メジャーリーガーに大魔神が緊急提言! (1/3)
佐々木主浩インタビュー

2009年6月8日(月)

 第2回ワールドベースボールクラシック(WBC)で日本が大会連覇を達成し、幸先いいスタートを切った2009年シーズン。しかし、イチローや松坂、岩村、城島など侍メジャーリーガーに故障者が続出する思わぬ事態となった。そこで、ハマの大魔神こと佐々木主浩氏が緊急登板。WBCから日米のコンディショニング事情まで、自身の経験をふまえて語ってもらった。(取材・構成:谷口洋一)

■イチロー、松坂のDL入りとWBCの関係

日本ラウンドからWBCを取材した佐々木氏。テレビ解説でも的確なコメントを披露した
日本ラウンドからWBCを取材した佐々木氏。テレビ解説でも的確なコメントを披露した【Photo:渡邊裕未】

――今季のMLBをここまでご覧になられて、いかがですか?

 うーん、日本人選手に故障者が続出していますね。あとは、古巣のマリナーズが頑張ってるなと思っていたら、落ちてきましたね(苦笑)。やっぱりマリナーズはシーズンを通して戦うチーム戦力がまだ整っていないように思えます。

――故障といえば、イチロー選手、松坂投手と、WBCで侍JAPANをけん引した投打の主役が故障者リスト(DL)入りする結果となりましたが、これはやはりWBCの影響なのでしょうか?

 イチローの胃潰瘍(かいよう)はやっぱりWBCの影響だと思います。ただ、大輔(松坂)は日本ラウンドの時からフォームが悪いなと感じていました。上体だけで投げているフォームだったので、あれだと肩やひじに負担がくる。それでも2大会連続のMVPに輝いたのはさすがですけど、アメリカラウンドでもフォームのバランス自体は悪かったですね。

――松坂投手がフォームを崩した原因は何なのでしょうか?

 まずはメジャーのマウンドの硬さがありますよね。日本のマウンドと違って、メジャーのマウンドで投げると足腰が張るんですよ。やっぱり土が硬いから、踏み込むと全部下半身に返ってくる。さらにスパイクが土に引っかかるので、どうしてもスタンスが狭くなる。大輔はもともとスタンスが広い投手だったので、なおさらフォームに影響が出たんじゃないかな。昨シーズンは18勝をあげましたが、まだフォームの模索は続いているように思います。ちょっと心配ですね。

■100球の球数制限に対する懸念

――日本時代と違って投げ込みができない影響はあるんでしょうか?

 大輔はキャンプの時からレッドソックスに球数制限が敷かれていて、自由に調整ができないんですよ。彼にも日本で築き上げた調整法があるんだから、もっと自分から球団に主張するべきだと思いますね。僕なんかはメジャーに行った時、ちゃんと球団に言って、ある程度の投げ込みはやらせてもらいましたからね。結果が出なくても球団は責任を取ってくれないので。

――メジャーリーグ特有の100球を目安とするような球数制限については、どのように思われますか?

 合理主義のアメリカらしいよね。でも、100球の目安って何が根拠なのかイマイチよくわからないですね。

――最近は日本でも球数制限が浸透しつつありますが

 日本球界にも投手の分業制が定着したってこともあるんでしょうけど、ちょっと情けないですね。同じ100球でも、その日のコンディションや投球内容によって疲れ方は全然違う。大輔だって西武時代は200球以上投げた試合もあったんだし。僕は球数制限なんていらないと思っているので、本音を言えば、もっと骨っぽい投手が出てきてほしいですね。

――楽天の田中将大投手は、今季、完投勝利を重ねていますが?

 マー君には期待しています。でも彼はまだ若いですし、身体も完全にはできていないので、今はまだあまり無理をしてほしくないですね。

 <続く>


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