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中島朋彦 スポーツナビ

城島、「ハロー、エブリバディ」(1/2)
マリナーズ入団会見全文

2006年01月25日

背番号「2」のユニホームを着て、晴れ晴れしい姿を披露する城島。(中島朋彦撮影)
背番号「2」のユニホームを着て、晴れ晴れしい姿を披露する城島。(中島朋彦撮影)【 (C)JEN,INC. 】
 米大リーグのシアトル・マリナーズに今シーズンから移籍することになった城島健司捕手が24日(現地時間)、本拠地セーフコ・フィールドで入団記者会見を行った。捕手としては日本人初のメジャーリーガーとなった城島は、報道陣の質問に対して終始笑顔で応えた。会見には多くの報道陣が詰めかけ、注目度の大きさがうかがわれた。マリナーズで今季6年目を迎えるイチロー外野手やニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜外野手と違い、投手や首脳陣とのコミュニケーションがより重要視されるポジションであるため、言葉の壁の克服が成功の鍵を握っているとされる。一方で、昨年11月末にマリナーズ入団が決定してから、英語の猛特訓を行っていたという城島。会見ではその成果を十分に発揮し、流ちょうな英語で地元ファンやメディアの関心を引いた。
※以下会見での質疑応答。


「イチローさんがいることはすごく心強い」


Hello, everybody. How are you doing? Thank you for coming today. My name is Kenji Johjima from Sasebo, Japan. I am very happy to sign with Mariners. I like Seattle city and Safeco field. I love baseball fans. I want to succeed in the big league. Thank you. Do you have a question in Japanese?
(訳:みなさん、こんにちは。お元気ですか。きょうはお越し下さってありがとうございます。私の名前は城島健司です。日本の佐世保出身です。マリナーズに入団できてとてもうれしく思います。シアトルの街も、セーフコ・フィールドも気に入っています。野球ファンも大好きです。メジャーリーグで成功したいと思っています。ありがとうございました。質問は日本語でお願いします。)

――メジャーリーグに挑戦するにあたって

 日本人のイチローさんがいるということは僕にとってはすごく心強いです。

――イチロー選手から何かアドバイスは

 詳しい話はあまりやっていません。内容的には言えないというか、言いたくないというか。僕だけの問題ではないので。僕が言うと後からイチローさんに怒られてしまうのであまり言えないです。たわいのない話です。

――言葉の違いを乗り越えて、ピッチャーと良い関係を築くことは困難だと思うか

 日本人のキャッチャーが初めて挑戦する場所なので、誰もよく分からないと思う。いつも言葉の壁ということを言われるんですが、勉強はもちろん今からしていかなくてはならないと思います。マウンドでピッチャーに伝えられるものは言葉だけじゃないので、体の至る所を使って説明したいと思います。

――日本でどんな準備をしてきたか? チームが2年連続最下位の中、期待をどう感じるか

 最初から勉強していかなくてはならないでしょうから、その点早めにボールを使ったトレーニングをしてきました。やはりキャッチャーという大事なポジションということで、チームも僕を雇ってくれています。2年連続で最下位だということも十分知っていますし、キャッチャーは守りだけではないですけど、ピッチャーも含めた守りからいろんな意味でチームに貢献したいです。


「すべてでアピールしていきたい」


――日本人のキャッチャーとして初めて大リーグに挑戦するという責任感と、喜びとどちらが大きいか

 こうして皆さんの前で喋っているときは、晴れ舞台ですから非常に僕もうれしいと思います。しかし、やはり自分が今置かれている立場といいますか、チームからの期待というものを考えると、しっかりしないといけないという気持ちにはなります。

――盗塁を刺したい俊足のメジャーリーガーはいるか

 俊足のランナーはたくさんいますので、一人でも多くのランナーを刺したいと思います。

――マリナーズの投手陣をビデオなどで見てみて、日本の野球との違いを感じたか

 そういうのは実際に自分が中に入ってやってませんので、今感じているものを同じようにできるかは分かりません。しかし、やはりピッチャーによっては早くボールを欲しいピッチャーもいれば、常にボールを触っておかなければならないピッチャーもいます。ボールを返すタイミングというのも違いますので、そういうのは今から練習の中でやっていかなくてはならないと思っています。

――自分のどういう部分を見せていきたいか

 キャッチャーというポジションは打って、投げて、捕ってという単純な作業だけではないので、とりあえず、すべてのものを見てもらいたいと思います。すべてでアピールしていきたいと思います。

――今の時点で予想できる日本と米国の違いとは

 現段階では、(メジャーは)ピッチャーの一番いいボールを投げさせるスタイルだと思っています。相手の弱点というのはもちろんあるとは思いますが、ピッチャーが投げたいボールをキャッチャーがいかに要求できるか。これは日本にいたときもそうだったと思うんですが、ピッチャーがより気持ちよく投げやすいような球をチョイスしていくと思います。

――キャッチャーというのは目に見えない部分が評価されるポジションだと言われるが、2年連続で苦しんだチームに自分から飛び込んでいくことをどう感じるか

 今までは自分自身のことだけではなく、チームのことを考えなければいけない立場にあったと思うんですが、今はもう僕自身のことをやらなければいけないわけです。個人のパフォーマンスなくしてチームの勝利はないと思うので、僕自身が活躍することでチームに跳ね返っていくと思う。僕もこっちではルーキーですから、自分のことを第一に考えて、それがチームに少しでもつながればいいと思う。

<続く>

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