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梅田香子
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スポーツナビ
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ホワイトソックス失速の本当の理由(1/2)
梅田香子の『メジャー交友録 2005』 VOL.30
2005年09月23日
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| 8月1日(現地時間)に2位と最大15ゲーム差をつけていたホワイトソックスだが、9月22日現在、1.5ゲーム差と失速している。その根本的な原因とは?【 共同 】 |
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松井秀も苦しめたクリーブランド
10月2日でレギュラーシーズンは最終日を迎える。ヤンキースが最後に対戦するのはレッドソックス、ホワイトソックスはインディアンズという日程になっているから、いやが上にも盛り上がるはずだ。
クリーブランド(インディアンズの本拠地)といえば、松井秀喜が夏バテに苦しんだのも、ここへの遠征がきっかけだった。「マイ・マクラ」を持参するほど睡眠には気を遣っているし、寝るときは必ず冷房を消す。ところが、クリーブランドのホテルは温度調整が効かないため、夜中に寝苦しくて何度も目が覚めてしまったのである。 「アメリカって先進国なのに、どうしてタイマーつきの冷房がないんでしょう」 と首をかしげていた。 21日にようやくア・リーグ東地区の首位に返り咲いたヤンキースはともかく、ホワイトソックスが8月1日の時点で2位のインディアンズに15ゲーム差をつけていたから、こういう非常事態は想像していなかった。 とはいえ、「またか……」という声が飛び交っているのも、これもまた現実である。ホワイトソックスは昨年も夏を過ぎるころから失速し、一昨年もそうだった。2003年の9月は13勝12敗。負け越してはいないが、これでは優勝どころではない。
昨年も前半戦を終えた時点では0.5差で首位にいたのに、後半は37勝41敗と失速。8月に入ってから連敗につぐ連敗で、ツインズに引き離されてしまったのだ。
失速の根本的理由とは?
何が原因なのか? オジー・ギーエン監督は2年目だから、首脳陣のせいと決めつけるわけにはいかない。一番話題にのぼるのは、シーズン途中の補強で資金を惜しんだこと。これはもう切りがないので、ひとまず置いておく。 気が付けば筆者がホワイトソックスの記者席に足を踏み入れるようになってから、かれこれ15年! が過ぎた。当時から変わっていない顔ぶれといえば、オーナーとオルガン奏者とヘッドトレーナーぐらいだ。個人攻撃をするつもりはない。けれども、オルガン奏者はともかく、トレーナーがホワイトソックス一筋で27年目というのは、必ずしも望ましいとはいえないような気がする。
日本もそうだが、北米ではスポーツ・メディカルやトリートメントはここ20年ほどでめざましい進歩を遂げた。一言でいうと従来の西洋医学に加えて、東洋医学との融合である。ドジャースのチームドクターで、スポーツ医学の権威といえるフランク・ジョーブ博士にしても、以前は東洋式のマッサージなど断固として認めず、すぐに外科手術を勧めていたのに、今は違う。手術だけが絶対的にベストというのではなく、いろいろな治療法を症状や体質に応じて取り入れるようになった。 ジョーブ博士だけではない。アスレチックスのバリー・ジトはヨガをトレーニングに取り入れているし、ジャイアンツのバリー・ボンズにしてもお抱えのカイロプラクターがいて、 「彼がいなかったら、この年まで現役を続けることができなかった」 と明言していた。NBAのシャキール・オニールにしても、台湾人の鍼灸師をひいきにしている。 ところが、ホワイトソックスにはそういう兆候がまったく見られない。トレーナーだけではなく、メディカル・スタッフ自体がいまひとつなのだ。NBAやNFLのようにチームドクターを球団で雇っているのではなく、さる大病院と契約しているのだが、どうも評判は芳しいものではない。イニングの合間にその病院のCMがはさまれるから、大切なスポンサーではあるのだろう。 西海岸よりも中西部のほうが、そういう面では遅れているのだろうか。インディアンズの多田野数人にしてもメジャー初先発とか、ここ一番のときは日本から昔なじみの整体師を呼び寄せ、腰痛をしのいで好投につなげている。
<続く>
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