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日本代表 試合後会見(2/3)
WBC1次リーグ台湾戦

2006年03月05日
田尻賢誉

■松坂投手「内容が悪くても勝てればいい」

 チャイニーズタイペイ戦に先発した松坂大輔選手。走者を背負いながらも、要所を締めるピッチングで、4回を投げて1失点に抑えた。以下は松坂選手のコメント。

――このところ不調でしたが、不安はありませんでしたか

 今日の試合の前に(エキシビションゲーム)2試合投げましたけど、どっちもピリッとしない内容だったんですが、いざ本番になれば国際大会独特の雰囲気が僕をいい状態に持ってきてくれると思っていたので、何の不安もなく今日の試合には臨めました。

――2回のボーク(投球時にボールを落とす)はどうしたのですか

 僕自身ああいうボークの仕方は野球をやってきてあり得なかったことです。今回、ボールが変わったことによって、キャッチボールでも何回かすっぽ抜けることがありました。あそこも投げる前にイヤな予感はあったんですけど、それならそれで何とか対処できると思ってそのままいったんですが、それがああいう形になってしまいました。0対0とか、1点差で勝っているとか、そういう場面でなくて良かったです。

――ボールやロージンバッグの違いは気になりましたか

 この間ジャイアンツ戦で登板して、ロージンの量とかつかめたので、今日は全然不安はなかったんですけど、でもああいうこと(ボーク)があったので……。ロージンのついていない親指が滑ってああいう状態で抜けてしまったので、次の登板ではそこを気をつけてやっていこうと思っています。

――ボークの後、バントのフライを捕った後に「しまった」という表情をしましたが

 ハーフライナーで飛んできたものをそのままキャッチしたんですけど、自分の予想よりも強く来ました。本当はワンバウンドで捕ってダブルプレーとか、うまくいけば3つ(アウトを)取れるようなプレーができたんじゃないかと思ってああいう表情をしたんですけど。ああいう打球だったんで、それは無理だった、(アウトを)1つ取ってよかったというふうに気持ちを切り替えました。

――150キロ近くスピードが出ていましたが、自分でもスピードが出ているという感じはあったのですか

 投球の調子というのは、先程も言ったように、試合の雰囲気がそれだけのものを引き出してくれます。それは普段の試合で十分感じますし、(試合前は不調でも、試合でそれだけの球が投げられるのは)ある程度自分の中で予想できたことです。球速自体は僕自身はあまり(表示を)見ていないので(わかりません)。自分の中では149キロ出ているという感じはなかったですけど、そこそこいい球はいっていたんじゃないかと思います。

――投球制限は気になりましたか? それによって組み立てを変えたりしましたか

 今日は球数を意識したのは最後のバッターのときだけですね。最後のバッターにフォアボールを出して、ランナーをためて代わりたくなかったので、そのバッターを打ち取ることだけに集中しました。あとは周りからも1人1人ということをしつこく言われてましたし、僕自身もその気持ちで投げてました。勝負を早めようというのは頭の中にはありましたけど、それは(全日本)チームに合流してからの慣れというか、自然と意識が出てきているというか。当たり前のように今日も勝負を早めにしていこうと思って投げていました。それが投げ急ぎにならなかったので良かったと思います。二次リーグでも、球数は増えますけど、今回と同じく球数を意識しないでゲームをつくっていきたいと思います。

――ストライクゾーンの違いは感じましたか

 外が広いとかいう感じはあまりしなかったですね。要所で自分がラッキーだと思うようなストライクの取り方をしてくれたのはありましたけど。自分のイメージよりはそんなに外が広いという感じはなかったので、途中からベースの上で勝負しようと考えて投げました。

――今日は内容がよくありませんでしたが、次回以降の修正点は

 普段なら内容というものを僕自身すごく重視しますし、勝っても満足いかないという気持ちはすごく強いです。でも、やっぱりこういう大会は今まで何回も経験してきて、いい投球をしても勝てない試合もありましたし、そういうことを考えると、内容が悪くても勝てればいいと思っていたので、結果には満足してます。ただ、この先2次リーグに進んで強い相手と当たるにあたっては、やっぱり今日のボークのような小さなミスが、大きなミスになって命取りになると思うので、そういう簡単なミスをしないように気をつけていこうと思います。

――明日の韓国戦について

 明日はもう僕は登板がないので、声がかれるぐらい応援したいと思ってます。そしてイチローさんの言葉にもあったように、これから先しばらく日本には勝てないと思われるような試合をして、アジアナンバーワンで次に進みたいと思います。

<多村仁選手、西岡剛選手のコメントに続く>

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