■詳細
総括
日本、世界一の道は遠く……。ワールドベースボールクラシック(WBC)の2次リーグプール1、日本vs.韓国が16日(日本時間)、米国エンゼル・スタジアムで行われ、日本は1−2と敗れた。0−0で迎えた8回、四球、中前打をきっかけに1死二、三塁とされると、藤川がイ・ジョンボムに2点タイムリー二塁打を浴びた。
日本打線が韓国投手陣に沈黙した……。初回、イチローのセンター前ヒットで1死二塁の先制点のチャンスをつくるも、後続が凡退。2回には岩村のピッチャー内野安打をきっかけに1死二塁。小笠原がショートフライ後、里崎のライト前ヒットで二走の岩村がホームに突っ込むもタッチアウト。試合序盤に先制点のチャンスを潰す。その後、5回以降は8回まで無安打と打線が打てず。2点リードされた9回には西岡のソロ本塁打で1点差に詰め寄り、1死一塁とチャンスをつくったが、最後はあと1本がでなかった。
先発の渡辺はほぼ完ぺきな投球だった。変化球を低めに集めて、6回を1安打、無失点。その後も杉内、藤川、大塚とまずまずの投球で韓国打線をわずか3安打に抑えたが8回のワンチャンスをものにされた。
日本は2次リーグプール1の通算成績を1勝2敗。明日のアメリカvs.メキシコ戦で、メキシコが2点以上取って勝たない限り、日本の準決勝進出は厳しい状況となった。なお韓国は2次リーグ3連勝で準決勝進出が決まった。
1回表
・大事な一戦のマウンドに上がるのは、渡辺−里崎の日本一バッテリー。
1: イ・ビョンギュ 2ボールからの3球目、内角高めのストレートでセカンドフライ。 2:イ・ジョンボム 1ストライクからの2球目、チェンジアップでショートゴロ。 3:イ・スンヨプ 2球ファウルをはさんでのフルカウントからの8球目、変化球が抜けて四球。 4:チェ・ヒソプ 1ストライクからの2球目、内角のストレートで詰まらせてサードファウルフライ。
・渡辺が当たっているイ・スンヨプに四球を出すも、15球で韓国打線を無得点に抑えた。
1回裏
・日本の初回の打席に入るのはイチロー。いきなりメジャー対決が実現。
1:イチロー 1ストライクからの2球目、真ん中低めのストレートをピッチャー返し。痛烈なゴロがピッチャー横を抜けるセンター前ヒット! 2:西岡 無死一塁。2ストライク1ボールからの4球目、高めのチェンジアップを打って、セカンドゴロ。その間にイチローは二塁へ進む。 3:福留 1死二塁。2ストライク2ボールから1球ファウルをはさんでの6球目、内角のチェンジアップに空振り三振。 4:松中 2死二塁。2ストライク1ボールからの4球目、外角のストレートを打って、サードゴロ。
・日本打線、イチローのヒットで得点圏に走者を進めるも、後続が凡退して得点ならず。
2回表
5:イ・ジンヨン 初球、チェンジアップでピッチャーゴロ。 6:イ・ボムホ 2ストライク1ボールからの4球目、スライダーで空振り三振。 7:パク・ジンマン 1ストライク3ボールからの5球目、ストレートが高めに外れて四球。 8:チョ・インソン 2死一塁。2ストライク2ボールから2球ファウルをはさんでの7球目、スライダーで詰まらせるもライト前に落ちるヒット。 9:キム・ミンジェ 2死一、二塁。2ストライク1ボールからの4球目、外角のスライダーで空振り三振。
・2死走者なしから得点圏まで走者を進められた渡辺だったが、得意の変化球で後続を打ち取った。ただこの回の球数は21球とやや多かった。ここまでは36球。
2回裏
5:岩村 初球、ストレートをたたきつけてピッチャーゴロも、ピッチャーのパクがボールをはじくピッチャー内野安打。 6:多村 無死一塁。1ストライク2ボールからの4球目、内角のストレートにボテボテのサードゴロ。その間に岩村は二塁へ進む進塁打となった。 7:小笠原 1死二塁。初球、変化球にタイミングを崩されて、ショートフライ。 8:里崎 2死二塁。初球、外角のストレートに逆らわず右方向に打ち返すライト前ヒット。二走の岩村がホームに突っ込むも、ライトのイ・ジンヨンの強肩の前にホームでタッチアウト。
・日本、いい攻撃を見せたが、1次リーグの日本戦でファインプレーしたイ・ジンヨンの前に再び、得点を阻まれた。
3回表
・ホームのタッチプレーの際に足を痛めた岩村に代わって、サードに今江が入る。
1: イ・ビョンギュ 1ストライク1ボールからの3球目、内角の変化球を打ってファーストゴロ。 2:イ・ジョンボム 初球を打って、ショートゴロ。 3:イ・スンヨプ 1ストライク3ボールからの5球目、真ん中のチェンジアップでショートゴロ。
・渡辺、1番からの好打順もテンポのいい投球でわずか9球で3者凡退に抑える。
3回裏
9:川崎 1ストライク1ボールからの3球目、高めのストレートに押されてレフトフライ。 1:イチロー 2ストライク1ボールからの4球目、シンカーに空振り三振。 2:西岡 4球ファウルを打つなど粘ったが、2ストライク2ボールからの8球目、カットボールを打ってセカンドゴロ。
・日本打線、9番川崎からの好打順だったが、この試合初めての3者凡退に終わった。
4回表
4:チェ・ヒソプ 1ストライクからの2球目、内角高めの変化球でサードファウルフライ。 5:イ・ジンヨン 2ボールからの3球目を打って、サードゴロ。 6:イ・ボムホ 初球を打って、レフトフライ。
・渡辺、韓国のクリーンアップをわずか6球で3者凡退に仕留めた。
4回裏
3:福留 1ストライクから2球ファウルを挟んでの4球目、内角のチェンジアップにハーフスイング。判定はスイングを取られて、空振り三振。 4:松中 2ストライク2ボールからの5球目、変化球に詰まるも、センター前のポテンヒット。 5:今江 1死一塁。岩村に代わってサードで出場している今江の初打席。2ストライク1ボールからの4球目を打って、セカンドゴロ併殺打。
・4番・松中のヒットでチャンスをつくるも、今江の併殺打でチャンスを潰した。
5回表
7:パク・ジンマン 2ストライク2ボールから1球ファウルを挟んでの6球目、低めのスライダーで空振り三振。 8:チョ・インソン 1ストライクからの2球目を打って、ピッチャーゴロ。 9:キム・ミンジェ フルカウントからの6球目、スライダーでショートゴロ。
・渡辺、この回は14球で3イニング連続となる3者凡退に抑えた。
5回裏
6:多村 2ストライクからの3球目、外角のスライダーを打たされてショートゴロ。 7:小笠原 1ストライクからの2球目、低めのスライダーを引っ掛けてファーストゴロ。 8:里崎 フルカウントから3球ファウルを挟んでの9球目、スライダーを右方向に打ち返すも、右寄りに守っていたイ・ジョンボムにとられるセンターフライ。
・日本、5回を終わって、4安打を放つも無得点。
6回表
1: イ・ビョンギュ 初球、ストレートを打って、ライトフライ。 2:イ・ジョンボム 2ストライク2ボールから1球ファウルを挟んでの6球目、ストレートでセカンドゴロに打ち取る。 3:イ・スンヨプ 1ボールからの2球目、内角のストレートで詰まらせてライトフライ。
・渡辺、1番から始まる韓国打線を3者凡退に抑えて、3回から打者12人をパーフェクト。
6回裏
・韓国は先発のパク・チャンホからジョン・ビョンドゥにスイッチ。
9:川崎 1ストライク3ボールからの5球目、外角低めのストレートを見送り、四球。 1:イチロー 無死一塁。初球、セーフティー気味の送りバント。しっかりと川崎を二塁へ送った。 2:西岡 1死二塁。1ボールからの2球目を打って、ショートゴロ。川崎は二塁から動けず。
・日本ベンチが福留に代わって金城を代打に送る。一方、韓国はメジャーで活躍する速球派下手投げのキム・ビョンヒョンをマウンドに送る。
3:金城 2死二塁。4球連続ボールが続き、四球で出塁。チャンスを広げた。 4:松中 2死一、二塁。初球のストレートを狙ったが、痛烈なゴロもセカンド正面。セカンドゴロに倒れて、2者残塁。この回も得点ならなかった。
・日本、この試合、3度目となる得点圏に走者を進めるも、無得点。
7回表
・日本、好投した渡辺から2番手の杉内にスイッチ。代打で出場した金城がそのままセンターを守る。
4:キム・テギュン チェ・ヒソプに代打キム・テギュンを送る。フルカウントから1球ファウルを挟んでの7球目、ストレートが高めに外れて、四球。代走にキム・ジェゴル。 5:イ・ジンヨン 無死一塁。初球、送りバント。キム・ジェゴルは二塁へ進む。 6:イ・ボムホ 1死二塁。2ストライク1ボールからの4球目、外角のストレートを打って、レフトフライ。 7:パク・ジンマン 2死二塁。1ストライクからの2球目、外角のストレートでファーストファウルフライに打ち取る。
・杉内、走者を二塁に進めるも、キレのあるストレートで韓国打線を抑えた。
7回裏
・日本の“ラッキー7”は5番・今江から。
5:今江 2ストライク2ボールからの5球目、外角のスライダーで空振り三振。 6:多村 2ストライクからの3球目、スライダーに泳がされてレフトフライ。 7:小笠原 2ストライク2ボールからの5球目、内角のスライダーで空振り三振。
・日本、3者凡退で得点なし。
8回表
8:チョ・インソン 2ストライク2ボールからの5球目、カーブでサードゴロに打ち取る。 9:キム・ミンジェ フルカウントからの6球目、ストレートが低めに外れて四球。 1: イ・ビョンギュ 1死一塁。初球を打たれて、センター前ヒット。一走のキム・ミンジェが一気に三塁を狙う。センターの金城がサードへ好返球。ただサードの今江が走者にタッチに行くときにグラブからボールを落としてセーフ。その間に打ったイ・ビョンギュも二塁へ。
・日本、このピンチに杉内から三振の取れる藤川に投手交代。
2:イ・ジョンボム 1死二、三塁。1ストライク2ボールからの4球目、真ん中のストレートを打たれて、打球は左中間を抜けるタイムリー二塁打。2人がかえって韓国が2点を先制。打ったイ・ジョンボムは三塁を狙うが、これは金城の好返球でサードで刺した。 3:イ・スンヨプ 1ボールからの2球目、フォークでショートフライに打ち取る。
・ついに均衡破れる。日本は、エラーでピンチを広げて走者をためると、日本の中日に在籍したこともあるイ・ジョンボムに2点タイムリーを打たれた。
8回裏
8:里崎 2ストライク1ボールからの4球目、外角のスライダーにバットをあわせるバッティングで、力のないセカンドライナー。
・韓国は川崎、イチローと左が続くところで左腕ク・デソンを投入。
9:川崎 1ストライクからの2球目、高めのストレートを打って、ショートファウルフライ。 1:イチロー 2ストライクからの3球目、外角低めのストレートを左方向に打ち返すもセンターフライ。
・日本、5回から8回までヒットなく、無得点。
9回表
・日本は4番手に大塚をマウンドに送る。
4:パク・ヨンテク 代打パク・ヨンテク。1ストライクからの2球目、スライダーでレフトフライ。 5:イ・ジンヨン 1ストライク2ボールからの4球目を打って、センターフライ。 6:ソ・ジェセフ 2ボールからの3球目、ストレートでバットを折るサードゴロ。
・日本、大塚が気合の投球で3者凡退。9回の攻撃につなげた。
9回裏
・日本は2番・西岡からの好打順。
2:西岡 1ストライク2ボールからの4球目、真ん中のストレートを打って、レフトスタンドへ飛び込むソロ本塁打! 日本、1点差に迫る。 3:金城 2ストライク2ボールからの5球目を打って、にぶい当たりのショートゴロ。 4:松中 追い込まれてから2球ファウルで粘るなどフルカウントになってからの8球目、ストレートを打って、ライト前ヒット。代走に青木。
・韓国、新井が代打に送られたところで、ク・デソンからオ・スンファンに投手交代。
5:新井 1死一塁。今江の代打に新井。2ストライク2ボールから1球ファウルを挟んでの6球目、フォークに空振り三振。 6:多村 2死一塁。2ストライク1ボールからの4球目、ストレートに空振り三振。
・日本、韓国にあと1本が出ず、痛い敗戦……
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