菊池を筆頭にズラリと並ぶ好左腕
今宮、秋山らは投打の柱として期待

注目を集める150キロ左腕・菊池は果たしてどうのような投球を見せるのか【写真は共同】
選抜準優勝投手の菊池雄星(花巻東・3年・184cm・83kg・左投左打)が夏の甲子園に帰ってきた。岩手大会では球場の出入りを警察がガードするなど、物々しい空気だったが、ピッチングには何ら支障なし。選抜で敗れた今村猛(清峰・3年)から投球術を学び、投手として大きく成長。4試合25イニングを投げて奪った三振が32、さらに与えた四死球がわずかに2つと抜群の安定感を発揮した。
菊池に刺激され、全国の好左腕が好投を披露した。中でも安井亮輔(酒田南・3年175cm・74kg・左投左打)は山形大会5試合をすべて1人で投げ抜き、1点も失わなかった。自身4回目の甲子園となる岡田俊哉(智弁和歌山・3年・181cm・68kg・左投左打)。ことしのチームは得点力が低く、岡田にかかる負担は大きかったが、4試合無失点で和歌山の頂点に立った。
さらに北北海道大会7試合で88奪三振の柿田竜吾(旭川大・3年・180cm・68kg・左投左打)、沖縄大会で3完封の島袋洋奨(興南・2年・171cm・62kg・左投左打)など、とにかく左腕が多いのが特徴だ。
【打者】
投手も努める選手が多いのが特徴。選抜にも出場した秋山拓巳(西条・3年・投手・186cm・92kg・右投左打)と堂林翔太(中京大中京・3年・投手・182cm・79kg・右投右打)、さらに今宮健太(明豊・3年・遊撃手、投手・171cm・71kg・右投右打)がその代表格。秋山と堂林は4日の甲子園練習でも一発を放った。
ほかにも静岡大会決勝で2打席連続本塁打を放った庄司隼人(常葉橘・3年・投手・175cm・70kg・右投左打)、8番打者ながら岐阜大会決勝での本塁打が印象的な山田智弘(県岐阜商・3年・投手・183cm・80kg・右投右打)ら、投打に柱となる選手に注目したい。<text by 松倉雄太>
■そのほかの注目選手一覧
| 氏名・位置 | 身長・体重 | 投打 | 寸評 |
|---|---|---|---|
| 二木健・投手 (明桜・3年) |
173cm・66kg | 左左 | 秋田大会決勝で3安打完封。11年間続く県勢の初戦敗退を止められるか! |
| 横山貴明・投手 (聖光学院・3年) |
180cm・78kg | 右右 | 東北地区屈指の右腕。143キロの直球は低めへの抜群の制球力を誇る |
| 佐藤勇吾・投手 (聖望学園・3年) |
176cm・70kg | 左左 | 07年、選抜決勝で登板。夏は2年連続初戦敗退から6年ぶりの出場 |
| 山田修義・投手 (敦賀気比・3年) |
184cm・78kg | 左左 | 福井大会記録の49奪三振。昨春の選抜を経験も初戦敗退。成長を見せる |
| 岡大海・投手 (倉敷商・3年) |
184cm・78kg | 右右 | 岡山大会では4試合で4失点。昨年からの4番で、準々決勝では本塁打も |
| 中尾健・投手 (鳥取城北・3年) |
175cm・66kg | 右右 | 鳥取大会では4試合38回で四死球がわずかに3。抜群のコントロール |
| 大瀬良大地・投手 (長崎日大・3年) |
186cm・76kg | 右右 | 長崎大会準々決勝で選抜優勝投手・今村に投げ勝つ。145キロの直球が武器 |
| 吉田裕太・捕手 (日大三・3年) |
182cm・84kg | 右右 | 西東京大会ではチームトップの14打点。強力打線を引っ張る4番打者 |
| 伊藤剛・遊撃手 (長野日大・3年) |
171cm・70kg | 右左 | 昨春の選抜を経験。長野大会では17安打、打率6割5分4厘でチームを牽引 |
| 河合完治・三塁手 (中京大中京・3年) |
175cm・75kg | 右左 | 愛知大会で6割5分の打率を残す。5試合コールド勝ちした打線の中心 |
| 吉川大幾・外野手 (PL学園・2年) |
175cm・69kg | 右右 | 清原を超える大阪大会5本塁打。先頭打者本塁打も2本の切り込み隊長 |
| 西浦直亨・遊撃手 (天理・3年) |
178cm・73kg | 右右 | 奈良大会での打率は脅威の8割1分。もちろん今大会出場選手で最高の成績 |
| 大西康太・捕手 (天理・3年) |
178cm・71kg | 右右 | 奈良大会新記録となる3本の満塁弾! 甲子園でも勝負強さを発揮したい |
| 山崎裕貴・捕手、投手 (関西学院・3年) |
165cm・55kg | 右右 | 県内屈指の強肩捕手で、兵庫大会ではリリーフエースとしても活躍した |
| 河野元貴・捕手 (九州国際大付・3年) |
178cm・75kg | 右左 | 福岡大会では準決勝、決勝と2試合連続で場外弾を放ったパワーヒッター |




