21世紀枠出場校

出場校 利府/彦根東/大分上野丘

【選考理由】21世紀枠として活力を注入する高校を選出

 選考委員長として初めて、選抜の選考を経験した日本高校野球連盟の奥島孝康会長は、「21世紀枠の選考は一応基準があるが、どこに主眼を置くか。委員の方それぞれに思っておられる学校があり、どこが選ばれても不思議はないと思っています。そんな中で選抜に21世紀枠として活力を注入するのはどこだろうか。そこを考えて私は選ばせてもらいました」と感想を述べた。以下は3校の選考理由。

利府高(東北地区・宮城県)
 特別選考委員15人中8人が1位から3位までに挙げ、東日本では最も高い評価を得た。東北大会でベスト4に進出した実力面は一般枠のチームともそん色ない。加えて同校のある宮城県利府町には、平成13年のみやぎ国体、翌年のサッカーワールドカップの会場となった宮城スタジアムがあり、町がスポーツとともに成長してきた。また地域との連携は学校全体での取り組みでもあり、スポーツ科のある同校から町内6小学校へ実技指導を交えた出前授業なども行っている。

彦根東(近畿地区・滋賀県)
 選考委員11人が1位か2位に挙げ、候補校8校の中で圧倒的な支持を集めた。過去に21世紀枠と縁がなかった近畿地区から、念願の選出である。同校の野球部は創部114年、県内52校中10校の監督が彦根東野球部出身と、同校は県高校野球のリーダー的存在。日本高野連の小森年展事務局長も、赴任前の滋賀県高野連理事長時代は彦根東の教諭を務めていた。昨秋の近畿大会では初戦で敗れたが、6試合で失策5の堅い守りでエースの金子を盛り立てたい。

大分上野丘(九州地区・大分県)
 残る6校の比較は難しく、議論は伯仲。その中で、現在の暗い世相、不況下にあえぐ地元を勇気づけられるという機運が高まり、身延、土庄、大分上野丘が比較検討され、実力、地域バランスも加味して大分上野丘に決まった。昨夏は県大会3回戦で敗退。しかし、秋の大分国体で補助員を務めた際、甲子園上位校の練習を目の当たりにし、刺激を受けた新チームは秋の県大会で準優勝。九州大会でも神村学園相手に善戦し、実力面の評価も高い。<text by 松倉雄太>

21世紀枠候補9校紹介(2009.1.15)


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