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常葉菊川高はセンバツ連覇狙える実力
中京大中京高は県3位から躍進
(東海地区=一般枠2or3枠・明治神宮枠1枠)

PL学園高以来26年ぶりにセンバツ連覇を狙う常葉菊川高のエース戸狩【Photo by 島尻譲】

PL学園高以来26年ぶりにセンバツ連覇を狙う常葉菊川高のエース戸狩【Photo by 島尻譲】

 投打にわたって、強さを見せつけた常葉菊川高(静岡)が東海大会を連覇。その後の明治神宮大会も制し、東海地区に神宮枠をもたらした。
 東海大会3試合で39安打20得点、すべて違う選手による本塁打5本と対戦校の監督からも「強すぎる」と言わしめた常葉菊川高。1番を打つ中川から、町田、前田、酒井、伊藤と甲子園経験者が並ぶ打線はまさに脅威だ。さらに栩木ら新戦力も台頭してきた。投手陣もエース左腕の戸狩に加え、1年生の萩原が神宮大会で好投。待望の本格派右腕が成長してきたことでさらに厚みが増した。攻撃面、守備面ともやや粗さが目立ったのが課題だが、新チーム結成が8月下旬だったことを考えると、今後解消できるだろう。チームが完成した時の力は旧チームを上回るとも言われており、1981、82年のPL学園高(大阪)以来の選抜大会連覇への期待も高まる。
 準優勝の中京大中京高(愛知)は県大会3位ながら、1回戦、準々決勝と逆転勝ちし、勢いに乗った。技巧派左腕の竹内から右の細川への継投がチームのスタイル。打線もプロ注目の井藤や俊足巧打の矢澤らタレントがそろっている。決勝で常葉菊川高相手に一時は逆転し、接戦に持ち込んだのも大きな自信になっている。
 難航しそうなのが3枠目。本来なら準決勝進出校が選出されるのだが、2試合ともコールドゲームになったことでまったく分からなくなった。三重高(三重)は左腕・長谷川が準々決勝の豊田大谷高(愛知)戦で好投したが、中京大中京戦では打ち込まれた。さらに打線が無得点に抑えられたのもマイナス材料か。常葉橘高(静岡)はエース庄司が評判だが、常葉菊川高には歯が立たなかった。地域性でも不利になってくるだろう。準々決勝敗退組からは市岐阜商高(岐阜)と宇治山田商高(三重)が候補になってくる。市岐阜商高は1回戦で愛工大名電高(愛知)との延長14回の激闘を制した。連戦となった常葉菊川高戦は完敗したが、エース原が14回を投げ切った翌日とは思えないほどのスタミナを見せ、強力打線相手に好投した。終盤に戸狩を攻めて追い上げた点を評価する声もある。
 宇治山田商高は東海大会未勝利というのが気になるが、148キロ右腕・平生の存在が大きい。しかも、中京大中京高戦では好投しながら、後半に手に打球を受けるアクシデントでリズムを崩しての逆転負け。県大会準決勝で三重高に完封し、決勝ではコールド勝ちと力があるのは示している。3枠になるか4枠目があるのか微妙な状況だが、選考が難航するのは間違いない情勢だ。

<text by 松倉雄太>


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秋季地区大会結果
決勝 常葉菊川 5対3 中京大中京
準決勝 中京大中京 8対0
(7回コールド)
三重
  常葉菊川 10対3
(7回コールド)
常葉橘
準々決勝 中京大中京 3対2 宇治山田商
(三重1位)
  常葉橘 2対1 中京
(岐阜1位)
  三重 4対3 豊田大谷
(愛知1位)
  常葉菊川
(静岡1位)
5対2 市岐阜商
1回戦 三重
(三重3位)
8対7
(延長12回)
土岐商
(岐阜2位)
  中京大中京
(愛知3位)
3対2 東海大翔洋
(静岡2位)
  市岐阜商
(岐阜3位)
6対5
(延長14回)
愛工大名電
(愛知2位)
  常葉橘
(静岡3位)
8対1
(8回コールド)
日生第二
(三重2位)

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