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| 【決勝】4月4日の試合結果 |
| 第1試合 |
愛工大名電(愛知) |
9−2 |
神村学園(鹿児島) |
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| 閉会式で優勝旗を受け取る愛工大名電の柴田亮輔主将=4日午後、甲子園球場(代表撮影) |
■愛工大名電が初優勝 選抜高校野球大会
第77回選抜高校野球大会最終日は4日、甲子園球場で決勝を行い、愛工大名電(愛知)が9−2で神村学園(鹿児島)を下し、昨年準優勝の雪辱を果たして初優勝した。
愛工大名電は堂上の2号ソロなど3本の長打を生かして3回までに4点をリード。終盤には得意の機動力も絡めて5点を追加した。エース斉賀は8回に2点を許したが、神村学園を4安打に抑えて完投した。
神村学園は1回戦から1人で投げ抜き、3日連投の野上が打ち込まれ、昨年の済美(愛媛)と同じ創部3年目での初出場優勝はならなかった。
【共同通信社】
<第1試合 愛工大名電 9−2 神村学園>
神村学園 000 000 020 =2
愛工大名電 202 000 32X =9
(神)野上、馬沢−椎葉
(愛)斉賀−井坂
【本】堂上(愛工大名電)
名電が投打に圧倒=愛工大名電−神村学園
愛工大名電が投打のバランスに勝った。上位打線の長打力に、犠打、盗塁を絡めたそつない攻撃。主戦の斉賀は速球と落ちる球を効果的に配し、7回まで無失点と危なげのない試合運びだった。
名電は1回、先頭山田の中越え三塁打と犠飛で先制し、4番堂上の本塁打で加点。3回は佐々木孝の三塁打などで2点を加え、主導権を握った。7、8回には連打と機動力で駄目を押した。
神村学園は淡泊な攻撃でリズムに乗れず、後手に回った。8回に金堀の適時打と敵失などで2点を返したが、3連投のエース野上を援護できなかった。
【時事通信社】
昨年の屈辱糧に悲願達成 名電、攻撃力アップで頂点
もう二度とあんな悔しさは味わいたくない。熱い思いと願いを込めた打球が、次々に抜けていく。12安打9点の猛攻。1点差で敗れ準優勝に終わった、あの日から1年。愛工大名電はたくましかった。悲願の初制覇。「あの屈辱があったからこそ勝てた。夢が実現できて、本当にうれしい」。2年連続で決勝の舞台に臨んだ柴田主将は、顔を紅潮させて喜んだ。
創部3年目の済美に優勝をさらわれた昨春。健闘をたたえられながらも、2死走者なしでも繰り出すバント攻撃に賛否両論を呼んだ。「もう少し攻撃の幅を広げないと」。倉野監督は少しだけ戦術に色を加えている。目指す野球は「バントや足で揺さぶりながらも、打つときは決める」。
打者のパワーアップを重点課題に掲げて、鍛えた。素振りをしながらグラウンドを周回したり、うつぶせになって5キロのボールを投げ合い、手首や背筋を強化。これにより攻撃力は格段にアップしている。
極端なバント守備をとってくる相手に対した強攻策。鋭い打球が適時打を生み出した。1回に先制の犠飛となった柴田は「ずいぶんなめられてるなって。昨年と違い、攻撃にはバリエーションがある。どんな投手や守備にも対応できる」と胸を張った。
済美と同じ創部3年目の相手を撃破。悪夢は繰り返さなかった。倉野監督は「夢みたい」と感無量の表情だ。求めていた野球が完成し、愛工大名電は頂点を極めた。
【共同通信社】
初出場優勝成らず 夏に期待込める指揮官
昨春の済美(愛媛)に続く創部3年目での初出場優勝は夢とついえた。神村学園の長沢監督に涙はなく「5回まで1時間も掛かっていなかったね」。早打ちで4安打2点に終わった攻撃面をしきりに悔いた。
愛工大名電・斉賀の低めへの変化球の見極めに苦しみ、凡打が続いた。1回に相手の4番・堂上に本塁打を打たれたが「うちも打ち崩そうと、選手は振り回していた」(長沢監督)と、この一発がマイナスに作用してしまったようだ。
「走者をかえすだけ」と大舞台へ臨んだ強打の4番・天王寺谷はいずれも走者なしの場面で4打数無安打。ボロボロと大粒の涙をこぼし「僕の力不足。今度は打ち崩したい」と声を振り絞った。
長沢監督は3日連投で7回7失点のエース野上をかばいながら「投手は1人では無理。打線の力はまだまだ」。甲子園を制するレベルを肌で感じ取った。
だが、同監督が「ベスト4の力はある」と評した選手たちは、それを上回る決勝へ進出した。「鹿児島は他校が強いが、夏に捲土(けんど)重来したい」と指揮官は期待を込める。甲子園に吹いた新風は、悔しさが混じったグラウンドの土のにおいを心に刻んだ。
【共同通信社】
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